森のかけら | 大五木材


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20120524 1本日は5年目となる小野中学校のキャリア教育「職業科」推進事業の「木の授業」をさせていただきました。市井の小さな偏屈材木屋の親父に毎年お声をかけていただきありがたい限りです。今までは大荷物を山ほどかかえて伺っていましたが、パソコンを使い始めてからは随分身軽になりました。それでも、実際に木に触っておらいたいので【森のかけら】の実物など最低限の無垢ツールは欠かせません。木の楽しさや魅力をパソコンだけで済ませてしまってはまさにブラックジョークです!

 

201200524 2触感や香り、重さなど五感を使わねば味わえないのが木という素材です。実際にその目で見て触って匂って「感じて」こそ、木の話も現実味を帯びて頭に入ってくるというものです。ですから本来は森の中でこそ授業をさせていただきたいところなのですが、そこはいろいろ制約をありますので不満を言えば際限がありません。いずれはすべての小学校が森の中で『リアル森林授業』を取り入れていただく事を夢見て、まずは与えられたマウンドで精一杯結果を出すことに専念。

 

20120524 3今年の生徒は19名とやや少なめですが、私の場合はこれぐらいの生徒数の方が目も届き集中力も切れませんので、ちょうどいい人数です。既に木工体験の授業は始まっていて、実務も木工の方は今年も池内一豊君(ウッドワークかずとよ)谷公彦さん(スタジオモック)のベテランおふたりが担当。私の担当は、素材となる木の話やその名前、特徴、名前の由来、用途など。生徒は中学2年生で毎年入れ替わりますが、同じ事を繰り返していては自分の成長がありませんので少しずつアレンジしています。

 

20120524 4「以前に授業を受けました!」なんて嬉しい出会いもあったりしますのでわずか2時間の授業とはいえ気は抜けません。イベントで再会した少年は、もともと木が好きだという素養はあったのでしょうが、弊社が出店しているのでわざわざ来店してくれました。私の授業が少しでも木への興味を高めるお手伝いが出来たのだとしたら、とても光栄です。2時間の出会いではありますが、人間の興味関心はどこでスターターがかかるか分かりません。今日の授業を受けた生徒の中からも、いつか『木』を通じた出会いがある事を夢見て

20120524 5地下の根に水を与えるような気の長い話ではありますが、立派なマウンドを与えていただき投げるからには、例え1球でもハートに届くような球を投げ込みたいと思います。パソコンを使った事で、段取りよく話が進み、いつもはあれもこれもと詰め込みすぎて後半ドタバタになるのですが、今回は20樹種ぐらいは説明することが出来ました。本当はもっと『体感型の授業』を目指したいのですが、それは次回への宿題とさせていただきます。さて、今回新しく取り入れた木育ツール『森のしるし』に意外な反応が・・・?!




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