森のかけら | 大五木材


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以前に『適材適所』で端に丸味を帯びた変形の『栴檀(センダン』の耳付きの板の事をご紹介しましたが、先日竣工したばかりの新築のお宅に座卓を納品に来させていただきました。玄関を開けると土間は玉砂利の洗い出しになっていてまるで店舗のようなお洒落な雰囲気です。そこに栴檀の踏み板もいい感じに取り付けしていただいています。ちょっと個性が強すぎて部屋全体のバランスを逸してしまうのではと若干の危惧もありましたが、すっかり杞憂に終わったようです。

塗装によって一層赤身を帯びたセンダンは、木目が際立ちケヤキのような雰囲気にも見えます。この画像を見てもらえれば、センダンがケヤキの代用品と使われるというのも納得していただけるでしょう。実際はケヤキに比べるとかなり軟らかく、軽量ですが質感はまさにケヤキそのもの。九州南部地方では、『薩摩欅(サツマゲヤキ』とも呼ばれるのも押して知るべし。ケヤキでこれだけの大きさになると重量もかなりのものですし、材の素性も余程と良いものでなければ反りやねじれのリスクがあります。

センダンは樹勢の良好な木で、結構大きめな材が揃いやすいのですが、そのサイズの割りに軽いので材木屋としては取り扱い易い木のひとつでもあります。尺5寸角(約450㎜)の大黒柱ともなるとケヤキに関わらず相当な重さですが、それがセンダンになると数分の一の軽さ。いまひとつネームバリューに欠けるセンダンですがもっと知っていただきたい木のひとつであいます。そのセンダンの踏み板と反対側の座敷に置く座卓を収めさせていただきました。それがこちらの『樟(クスノキ』の耳付1枚板の座卓。

足材もすべてクスノキです。加工はもちろん善家雅智君(ZEN  FURNITURE。新しい畳の香りがする座敷にでんと鎮座ましまして貫禄の姿。先にご家族で弊社にご来店いただき、『木選び』をしていただきましたが、その際にお子さんたちに「あのトトロも棲んでいる木だよ」と説明もさせていただきました。その一点だけでなく、サイズもちょうどよかったのと肉厚の存在感、クスノキの質感なども気に入っていただき、このクスノキを選んでいただきました。

お伺いした当日は真夏のように暑い日でしたが、施主さん自ら玉のような汗をかきながら外溝作業のお手伝いをされていました。その手を止めて一緒に納品までお手伝いしていただきました。画像の施主さん側にクスノキ独特の縮み杢が見て取れると思います。この反対側にも同じような杢が現れ、見る角度によって表情が変わってきます。荒材の状態で決めてもらい、この日ひと皮削った「顔」を初めて見ていただきましたが、来るべきその日まで想像力を膨らませてどんなかお待っていただくというのも無垢の楽しみでもありますね!

 




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