森のかけら | 大五木材


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20150212 1今、戦う男の史劇を撮らせてリドリー・スコットの右に出るものはいないと断言して異論を唱える人などいなだろう。いたとしたらそれは将軍に首を刎ねてもらえばいい。それほどまでに御年77歳のリドリーの史劇に対する意気込みは凄まじく、情熱は燃えたぎり、人馬は戦場を駆け巡る。その壮大なハッタリ感も清々しい。広げに広げた大風呂敷の包み方もしっかり心得ていて決して後悔させたりすることはない。彼こそが神にして王なのだ

 

20150212 2アカデミー作品賞を受賞しようとも殊勝に芸術家ぶった佳作など作ろうとは夢にも思わない野心家にして冒険野郎。黒澤明が晩年になって騎馬を駆けさせなくなったのに対して、未だに決戦シーンでは人馬入り乱れ、血沸き肉躍るスペクタルが繰り広げられるやんちゃなお爺さん。単純明快なストーリーでモッタイぶたせたりはしない。殴りたい奴は必ず殴り、倒す!男は戦って道を切り拓く、そのシンプルさこそがリドリーの真骨頂なのだ

 

20150212 4随分と前置きが長くなったのは、久しぶりに映画館で映画を観たから。封切られて間もないリドリー・スコットの『エクソダス』。実に上映時間150分という神をも恐れぬ大長編!さすがの私もジュースのサイズをSにして体調の万全を図った。私が現役の監督の中でもっとも次回作を心待ちにしているのがリドリー・スコット。この次には、『ブレードランナー』と『プロメテウス』の続篇が待ち受けているのだからその情熱や凄まじき!

 

20150212 3リドリー・スコットの映画ではいつもとんでもなく過酷な困難が主人公に訪れる。彼らはその理不尽な試練に立ち向かい耐えに耐えて最後に怒りを爆発させてくれる。『エクソダス』も簡単に言ってしまうとそういう映画だ。いや、リドリーの映画はいつだって単純明快で大筋はそんなもんだ。分かりやすくて、そこがいい。しかし今回だけは溜飲を下げるカタストロフィが消化不良になる。それは最後のエンドクレジットで分かる。

 

20150212 5この映画は、実弟で映画監督であり、一昨年に自ら命を絶ってしまったトニー・スコットへ捧げられたものでもあります。リドリーの映画の主人公同様トニーも困難に共に立ち向かったよき友でありよきライバルであったのでしょう。タイトルとなっている『EXODUS(エクソダス)』とは、旧約聖書におけるヘブライ人のエジプト脱出の事で、かつてチャールトン・ヘストンがモーゼを演じた『十戒』を外連味タップリに描いた歴史超大作。

 

20150212 5中東の歴史劇しかも宗教やら民族が絡んでくるとややこしそうと敬遠する輩もいるかもしれないが、そこはリドリー!宗教や背景が一切分からずとも敵味方の構図は明瞭で分かりやすくて問題なし。ただし150分はちょっと長すぎ、130分には出来た。先の『プロメテウス』もそうでしたが、最近のリドリーの映画はほぼ2時間越え・・・。もう少し書きたいのだが、封切 直後でネタバレになると申し訳ないので、核心部分についてはまた後日。




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