森のかけら | 大五木材


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昨日に続いて『蜜蝋(みつろう』の話。弊社の場合は普段からワックスとして蜜蝋を使っているため、蜜蝋というとどうしてもワックスのイメージが強いのですが、他にも化粧品や蝋燭や絵の具などさまざまな用途に利用されています。昨日も書いたように、蜜蝋には未精製の黄色いもの『未晒し蜜蝋/黄蜜蝋』と、精製した『晒し蜜蝋/白蜜蝋』の2種類がありますが、今までは後者の精製した晒し蜜蝋しか実物を使ったことがありませんでした。今回、林さんが持参されたのが黄蜜蝋。

 

 

 

正直その性質については詳しくないのですが、『未晒し蜜蝋/黄蜜蝋』は漂白処理をしていないため、蜜蝋本来の有効な成分や香り、色が多く残っているとのこと。若干蜂蜜のようなほのかに甘い香りがするということでしたが、仕事柄毎日木の匂いを嗅いでいるため、香りに対してかなり鈍感になっていて、私自身は匂いについてはあまり感じませんでした。見た目ではかなりチーズ臭がしそうですが。もともとミツバチが食べる材料によって、できてくる蜜蝋にも違いが出てくるそうです。

 

 

 

林さんの蜜蝋は、化学物質等を一切含まない100%のピュアな蜜蝋でしたが、これでワックスとかの製品を作られているというわけではありません。ワックスという大量に供給する必要があるものでなく、その生産工程を全面に押し出した手作りキャンドルコスメなどに使ってみては等の意見もありました。最近、アレルギー体質の方の中には徹底して化学物質を含まない商品を使いたい(使う必要がある)という要望もあり、実際弊社にもそういう方がお越しになることもあります。

 

 

 

しかし私はその道の専門家でもありませんし、その手の勉強をしているわけでもないので、自分自身のバランス感覚の中で、出来るだけ人体に負担の少ないものを使いたいと考えています。症状に深刻な方には申し訳ないのですが、そういう場合はきちんと専門家の指導を仰がないと、材木屋の経験則のにわか診断で下手な事を言って、症状が悪化することになっては大変です。自然粗大だから絶対安全といわけではなく、物事には相性がありますのでそこをきちんと押さえておく必要があります。続く・・・




新たに動き始めた『新・おとなの部活動』、古株のメンバー(無茶々園Sa-Rahスギウラ工房大五木材)に加えて、新入生としてかなり強烈な個性を放つ6社が参画(ジャムの朗 -Rou-・和田美砂さん、三津の田中戸・田中夫妻、 道後のBRIDGE大塚加奈子さん、四国中央市のまなべ商店真鍋久美さん、西条市丹原のひなのや玉井大蔵さん、今治市大三島町の海sora&花結び林 豊さん)。いずれもそれぞれの業界では名の知れたアウトロー達!

 

 

 

もともとのメンバーも明浜町、大洲市、砥部町、松山市と広域だったのですが、今回更にその幅は広がりました。メンバーの複数と面識のある方であれば、この面子がいかに濃い顔ぶれであるかが分かっていただけると思います。地域だけでなく職域も大幅に広がったことで、出来る可能性も飛躍的に広がったのですが、それは何だか怖いぐらい・・・。また作り手だけでなく、広め手(売り手)が加わった事で、更に面白い(突拍子も無い)化学反応が起きてしまいそうな予感すらします。

 

 

 

今後は、『えひめのあるくらし』を軸に活動していくこととなります。専属デザイナー・リアル白石さんこと井上真季さんにおんぶに抱っこで、新たなメンバーを加えたコラボ商品等のカタログ撮影の打ち合わせ等の会議がありました。その席で、それぞれのが自社の逸品を持ち寄り、具体的なコラボの形を探ったのですが、その中で林さんが持って来られたのは、漂白処理をしていない純度100%の蜜蝋!林さんのところでは、養蜂もされていてご自分で蜜蝋も制作されていらっしゃいます。

 

 

 

みかん栽培やワインなども手掛けられていて、以前にもお誘いいただいたのですが、都合がつかず残念ながらいまだその現場を実際には拝見できておりません。その事を強く悔いる気持ちにさせてのがこの蜜蝋。弊社ではフローリングや家具の仕上げに蜜蝋ワックスを使っていますが、それは漂白処理をして精製した白い蜜蝋。未精製の黄色いものを直接触ったのはこれが初めてです。精製した黄色の未晒し蜜蝋と、精製した晒し蜜蝋、それぞれに特徴があるので使い分けでいいと思います。




20160922-1昨日の続き。それまで大学で怠惰で運動不足な生活をしていたツケで、体力がまったくなくて、一緒に作業されていたおばさんたちにすら及ばない情けなさ。その当時から愛媛県は柱製材が主力だったので、日々スギ・ヒノキの柱が市場に集められます。当時はまだ4寸(約120㎜)柱もよく使われていましたので、3.5寸(約105㎜)と4寸が半々。更に現在のように品質に乾燥を求めない牧歌的な時代でもありましたので、鉄のように重たい生材もガンガン入荷しておりました。

 

 

20160922-2それらの材の梱包を解いて、役物(和室などに使われる化粧柱)の場合は等級付けをしながら1本1本立て掛けていくのですが、まあその重たいこと!それまで鞄をかけるぐらいにしか使っていなかった軟弱な私の肩は、わずか1日でボロボロに。皮が擦り剥け血が滲み、握力もなくなって帰宅しても箸が持てないほど。それよりもとにかく基礎体力がなかったので、昼休みになると大急ぎで食事をして先を争うように昼寝。家に帰っても慣れぬ作業で疲労困憊。貪るように眠りました。

 

 

20160922-3それでも慣れとはえらいもので、そんな日々も1ヶ月もすると次第に慣れてきて体力もついてきました。それまで異国の言葉のように聞こえていた「サンゴノゴスン(三寸五分の五寸)」とか「ニブサン(二分三厘)」、「ニムイチジョウ(柱の役付:2方無節1方上小節)」㊨、「タルキ・ネダ(同じものなのになぜ呼び名が違うのか分からず)」なんて言葉の意味の分かり、聞き取れるようになって少しはこの仕事も面白くなってきたところで、バイト期間も終わっていよいよ入社。

 

 

20160922-4そういう時期にお世話になった思いで深い市場なのですが、その数年後に移転して現在の松山市中野町に移りました。それまでは敷地も狭くて建物も老朽化していましたが、私にとっては木の仕事をスタートさせた場所なので、錆びた鉄骨も汚れた壁もひび割れたアスファルトも今でもよく覚えています。その光景が私にとっての木の仕事の原風景でもあります。それから月日は流れ、私の材木屋人生も四半世紀。もうそんなに多くの時間が過ぎてしまったのかとちょっと感傷的な気分に。

 

 

20160922-5その日は何か仕入れがあったわけではないのですが、珍しく広葉樹が出ていると聞いたので行ってみたものの、思惑とは違っていたので買いませんでした。この市場の主力はスギ・ヒノキで、広葉樹はほんのわずか。何でも揃う百貨店的な経営ではとても太刀打ちできない零細材木店としては、生き残る活路を地元ではなかなか揃わないレアでマニアックな品揃えの方向に見出しましたので、構造材は必要最低限しか仕入れません。なので同業者から奇異な目で見られる事もしばしば。

 

 

20160922-6今ではそれが快感にさえなりつつあるのですが、早いうちに方向転換をはかっていてよかったと今は心底思っています。弊社のようなマニアックな商品中心の材木屋でも、毎日そんな材ばかりが動くわけではなくて、日々の仕事で出番が多いのは下地板や野縁、胴縁といった羽柄材。全体のボリュームでいうと米櫃(構造材・羽柄材など)とデザート(銘木や耳付板、レアな木など)ぐらいの比率ですが、重きを置いているのはデザート。最終的にはデザート専門店にまでなりたいのです。




20160922-1相当久しぶりに地元の木材市場愛媛県森林組合連合会木材加工センター)の『市』に出かけました。特別市だったので結構な数の買い方がいましたが、市の日に来たのはたぶん10数年ぶりぐらいじゃないかと思います。市の日には来なくとも、普段はこちらから主にスギ・ヒノキの製品を仕入れさせていただいています。市の日に来ない特別な理由があるとかいうわけではないのですが、地元の材を中心に仕入していた頃(10年昔)から比べると弊社の方向性も随分変わりました。

 

それまでは、月の2回の市は欠かさず行っていましたし、そこでいろいろな事を学ばせてもらいました。今の市場は移転してこの地に来たのですが、移転する前は現在の高速道路のインターチェンジの傍にあって、大学4年の時にはそこで数か月アルバイトをさせてもらいました。それまでは全然違う業界(出版とか)に進むつもりでいたものの、何故だが自分でもよく分からないのですが、天の雷(いかづち)に打たれたかのように、大学4年の夏過ぎ頃に材木屋の扉を叩くことに

 

それまで大五木材を支えてもらっていた専務と営業の人が、退職して別の場所で新たに材木店を創業するということで、緊急の人手不足状態となり、本来であれば大阪の材木市場あたりで修行でもさせていただくはずだった予定は大きく軌道修正されることに。卒業後すぐに入社しないと手が足りないということで、数年の修行は取りやめられたのですが、なにせそれまで木に触ったこともないければスギもヒノキも見分けられないど素人。それでは入社しても使い物にならないという事で、

 

とにかく短期間でもいいから近くで最低限の木の知識と、せめて仕事に耐えられるぐらいの体力を養っておけといおうことで、この市場で働かせていただくことになりました。一応ほぼ大学の単位は修得していたので、詰めて働けましたが、初めて働く木の世界。見るもの聞くものどれもが新鮮で驚きの連続!仕事の内容は、市場に入荷した材をバラシてセリにかけるために立て込んだり、フォークリフトの移動に合わせて輪木を並べる雑用なのですが、それでも体はヘトヘトに・・・。続く




20160916 1本日も舞台は愛媛大学。最近不思議と大学づいているのですが・・・。愛媛大学で何をしているかというと、『日本木材学会中国・四国支部第2回研究発表会』が開催されていて、林産物関係の研究発表や特別講演等が行われているのですが、その中で主催地の愛媛県内で積極的に木材の活用に取り組んでいる企業の木製品等の展示をさせていただけるということで、以前に「新たな県産材利用促進事業」の補助金を受けて開発することができた商品等を展示・販売させていただきました。

 

20160916 2たまたま大学でのイベントが続いてはいますが、先日の「才の木のトークカフェ」とは関係が無い別の会です。今回は農学部ではなく、城北キャンパスが会場。スペースの関係で6団体が出展しました。弊社の他には、盟友・井部健太郎君の久万造林四国加工㈱鎌倉真澄さん、㈲マルヨシ井上剛さんなどが商品を展示されていました。一応販売も可ということでしたが、あくまでもPR。研究発表の合間に展示されている教室を回られる先生や関係者の皆さんに説明させていただきます。

 

20160916-32年前にも同じく愛媛大学で開催された日本木材学会の全国大会にも出展させていただきました。その時にも感じたのですが、弊社のブースに立ち寄っていろいろ話をさせてもらった学生諸君のなんとまあ真面目でピュアなこと!まあ、こういうアカデミックな大会にわざわざ他県からやって来るぐらい熱心な学生たちですからそういう素養の人になるのでしょうが、自分を顧みると本当に恥ずかしい・・・。今回も地元をはじめ中四国地区の木の事を学ぶ学生たちが多数立ち寄ってくれました。

 

20160916-3前の時のそうでしたが、学生に女子率が高いのには驚かされます。その中には農学関係の先生を目指されている方も多いのでしょうが、社会に出れば彼女たちの学びが生かされるような仕事は決して多くはないと思います。今更ですがきちんと学校で木の事を勉強したいと思っています。私の場合は必要に迫られてという事なのですが、折角身に付けた木の知識が生かされる場面が少ないというのは本当にモッタイナイ。木と同様に人だって気長に時間をかけねば大きな成長はありません。

 

20160916-4それでは弊社が受け皿に・・・なんて言えないところが情けないのですが、【森のかけら】をキラキラした目で見つめる学生たちを見ていると、思わず「そんなに興味あるんだったらタダでいいから持って行って!」と言ってしまいそうになるくらい、応援したくなってしまうのです。そしたらたまたま「誕生木ストラップ」を購入してくれた女子学生の持っていた名刺ケースが、まさかの『モザイクかぶり』で感動!嗚呼、ささやかでもこんな若者たちの小さな受け皿になりたい。いや、ならねば!




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