森のかけら | 大五木材


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冬晴れの青空の元、愛媛マラソン開催。当然私は走る方ではありませんが、マラソンコースが我が家のすぐ傍を通るので、沿道に応援に行くのが恒例となっています。今年で54回目を迎える伝統あるマラソンですが、もともとは日本陸連に登録している選手しか参加できませんでした。それが2010年に日本陸連に登録していない一般ランナーも参加できる市民マラソンに生まれ変わり、コースも国道196号線を経由して北条を折り返すという現状のコースに変更されました。

 

  コースが変更された2010年は、参加人数も一気に4,000人に増加して、コースも変更になったことから何もかもが手探り状態で始まり、まだまだボランティアスタッフも整備されていなくて、地域の公民館関係者などが総出で対応しました。当時、地区の体育部長を拝命していた私もスタッフとして参加させていただきました。いただいたオレンジのスタッフジャンパーを着て沿線で交通整理をしたのですが、当日は生憎の雨模様で、前日に深酒していた私にはかなりのダメージが・・・

 

市民マラソンとなったことで、一般ランナーも完走できるようにと制限時間も6時間に延長されたことで、その後年々参加者も増加して今年は遂に10,000人に!さすがに1万人ものランナーが一斉にスタートして、どこまでもいつまでもランナーが途切れずに国道を埋め尽くす光景は圧巻。そのランナー達のランニングウェアも年々個性的になってきていて、最近ではいかに目立つかに重点を置いた方々も仮装大賞に傾倒したランナーも急増して、どうみても走りにくそうな・・・。

 

沿道からはその姿を見て笑いが起きたり、拍手喝さいが送られたりと、イベント色が強くなってきていて、観客もそれを期待するようになってきたりと次第に愛媛マラソンのスタイルが確立されつつあるようです。思えば、愛媛マラソンが市民マラソンとなって早7年目。このブログも8年目。昨年秋からパソコンの不具合やら社員の退職による人手不足等で、ブログの更新が大幅に遅れてしまっていますが、終わらないマラソンのようなものだと思っていますので、日々地道に更新するのみ。




20160201 1今年で6年目になる生涯学習センターでのコミニュティ・カレッジ「ふるさとの森林講座」の講師を務めさせていただきました。引き出しの中身が少ない私にしてみれば、5年も話をさせていただければ、中身がすっかりスカスカになってしまっているのですが、折角お声をかけていただいているので、お言葉に甘えて、自分自身の「生涯学習」という意味も込めて、凝りもせずに今年も登壇させていただきました。この講座以外ではここの玄関をくぐるたびに、ああもう1年が経ったのかと実感。

 

20160201 2今までは、講座の最後のオオトリとなる3月後半が多かったのですが、今回は少し早めに2月の出番となりましたが、当コースのスケジュールを眺めれば、こちらもレギュラーメンバーの「愛媛千年の森をつくる会」の鶴見武道会長(愛媛大学客員教授)、「木材と木造住宅の研究会」の織田博顧問(元㈳愛媛県木材協会業務部長)はじめ、アカデミックな大学の先生方に囲まれ、市井の材木屋の親父としては肩身が狭いのですが、リアルな現場感のある話ができるのが私の唯一の取柄。

 

20160201 4私の講座テーマは、『木を楽しむ力、木を物語る視点』という、いつものようにザックリした内容ですが、木の用途(出口)や誕生木の事などをお話しさせていただいていたら、結構ご質問を受けましてその質問に答える形で、ごくごく自然にレジュメから脱線。その後は、得意中の得意である、木にまつわるあることないことのよもやま話へ。この一点だけに限って言えば大学の先生方とだって負けない自負があります。というか、そこが私が講師に選ばれている唯一の理由だと自覚。

 

20160201 3それで調子に乗って、木にまつわる逸話やら伝承などを話していたら、あっという間に2時間終了~。受講された方にとっては、話があっちこっちに飛びまくって取り止めのない話になってしまいましたが、今までの講座の中では一番笑いも取れて(あくまでも自分なりの判断で)、自分的には満足(?)。やっぱり材木屋としては、笑わせてなんぼというのが大前提(!)なので、『聞いて楽しい木の話』という極みを目指さねばなりません。大爆笑を取れるいつかその日まで~!!!




20160126 1寒さ厳しい日曜日の早朝から恒例の消防出初式に参加。団員でありながらほとんど現場では活躍できてはおりませんが、まあこういう「活躍」は無いにこしたことはないのかもしれませんが。昨年に会社から数キロ先のところで、昼間火事があって、ちょうど昼休みで自宅に戻って食事をするところだったので、現場に駆けつけました。2階からの出火で、誰も住人がいなかったのが不幸中の幸いでしたが、白昼の住宅街の火事に野次馬が沢山集まってきて周辺は一時大騒動になりました。

 

その光景に悲しい記憶が蘇ります。実は弊社でも昔、倉庫で失火して材の一部を燃やしてしまうという苦い経験があって(それが消防団に入るきっかけにもなったのですが)、本来決して燃えてはいけない家が、木が燃えていく光景を目にすると胸が痛くなってしまいます。さて、そういう火災はあったものの、私が所属する分団の地域では総じて火災は少なく、法被や制服は主に訓練で着ることが多いというのですが、昨年末にその消防団員が着る法被が全面的に改善されることになりました。

 

20160124 3帝人松山事業所さんと松山市が共同して、燃えにくいアラミド繊維という素材を使った難燃法被を開発して、松山市の消防団員全員にそんれが配布されました。聞くところによると、難燃繊維を用いた法被が作られたのは全国初ということで、我々松山市の消防団員が初めてその難燃法被に袖を通すということ。200度で炭化して燃えだす従来の法被に比べると、その倍(400度)まで持ちこたえ、燃伝導率も低いうえに、火傷もしにくいという、実にありがたい法被なのです。

 

防火服などには取り入れられている素材ということらしいですが、法被として作るのはなかなか難しかったそうです。実際に着てみると、ちょっとゴワゴワ感があります(今までのが先輩からのお古だったこともあるせいか、新品のノリが効きすぎていている感じ)が、それが命を守ってくれるアラミドの証なのだと思うと、ありがたみを感じます。燃える素材を扱っているのに、普段はついついその事を忘れてしまいがち。こういう行事に参加することで、気を引き締めて何よりも安全第一!




20160126 1昨日の続きで、井部健太郎君の会社・久万造林の事務所の2階の物置から見つかった古い台帳について。大きめの段ボール箱一杯に、詰め込まれた古い台帳などが広げてありましたが、それが今から200年以上も昔の寛政年間の頃のものもあったのです。寛政時代といえば、11代将軍徳川家斉の時代で、学校で覚えた『寛政の改革』が思い浮かぶぐらい歴史の中の言葉ですが、その時代のものが目の前にあるというのは不思議な感覚。

 

さて、それだけ歴史ある古書だけに、シミの被害も結構なことになっていて、その時代時代の紙質によるところもあるのでしょうが、中にはすっかりシミの餌食となって、幾何学的な模様を刻まれているもののありました。久万の町史的にも貴重な資料なのかもしれないので、保管先も検討せねばということでしたが、個人的にはここにイチョウの栞を挟んでこれ以上シミの被害が広がらないかどうかを実験してみたいところ。

 

それらの資料の中に、古い山林地図もあったのですが、山主ごとに綺麗に色分けされてありました。それがどこのあたりを指示しているのか、久万の地理に疎い私にはさっぱりですが、見る人が見れば分かるようで、かなり小さな部分にも番地が割り当てられしっかり管理されていたことが伺えます。時代がいつ頃のものなのかよく分かりませんでしたが、当時はこの山がいずれ子孫たちにとって宝の山となると願っていたことでしょう。

 

残念ながら今のところ、先人達のその願いは結実したとは言えないような状況ですが、山の価値観が当時よりも低くなったというよりは、偏重しすぎた『森の出口』のつけがきていると言うべきかも。特に久万の場合は、スギ・ヒノキに偏った林業政策に舵を切ったことで、昔ながらの出口しか持たない者にとっては苦難の時代ですが、人の人生山あり谷あり。それよりもっと長生きの山の樹生にも苦あれば楽あり、先は長い。




Waiwaiwaiカフェ』のカウンターには、久万高原町産の『イチョウ(銀杏)』の木が使われています。通常、カフェやショットバーなどの長いカウンターの場合、長い1枚板でいくか、長さ方向に材を足すか、幅を足してレンガ積みするかのですが、こちらでは横に並べて使うという意趣溢れる使い方をされています。立ち木の時の姿も見ているとのことで、それがオスのイチョウだと分かっています。そのためイチョウ独特の鼻をつく匂いもかなり薄目。

その久万高原町産のオスのイチョウの一部は弊社にもおすそ分けをいただきました。最近、テーブルやカウンターとしてもイチョウが人気のようですが、昔ならありえない話でした。たまたま幅広のイチョウを手に入れて、テーブルなどに提案しても、「そんな柔らかくて臭い木が使えるか~!」とベテランの大工さんには相手にもしてもらえませんでした。ヒノキの柔らかさには異常なほどに寛容なのに、なぜだか不思議でした。

ところで、そんな香りに特徴のあるイチョウですが11月の誕生木です(ちなみに木言葉は長寿)。その出口商品を考える際に頭に浮かんだのは、栞(しおり)でした。なぜ栞なのかというと、原始的な特徴を持ち、古い本などが大好物の『紙魚(シミ)』という昆虫がいますが、そのシミが苦手なのがイチョウの匂いで、それを知っていた昔の人々は、イチョウの葉っぱを栞として本に挟み、シミが寄り付かないようにしていたのです。

井部君のお店に立ち寄った時に、ちょうど事務所の2階の物置を整理していて、かなり古い会社の資料が出てきましたよというので拝見させてもらったのですが、それは久万町がまだ菅生村と呼ばれていた頃の昔の昔の町政などの記録。健太郎君のご先祖がそういう仕事をされていたということで、保存されていたことのようですが本人も初見のもの多数で、表紙には寛政年間のものも!寛政年間といえば、今から200年以上昔!明日に続く・・・

 

 




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