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最近、県内外の行政のかなり上の方や偉い大学教授の先生などとお話しする機会が増えてきて、そういう場面でしばしばある事です。【森のかけら】はじめ弊社の商品をたまたま御覧いただく場面があって、無言でジッと眺められた後でひと言。「こんなのがあるの知らなかったなあ、面白そうだけどもっと沢山宣伝しないと売れないぞ!」えっと、一応お褒めのお言葉を頂戴したのだと理解すればいいのだと思うのです。分別のある大人ならば、ひきつりながらも相槌を打てばいいのでしょう。
しかし、そんな器用な真似ができるぐらいならこんなモノ作ったりしてません。カチ~ン!「(とりあえずとんでもない上から目線でも)評価していただきありがとうございます。ええ、それは仰る通り全然宣伝も足りていません。一地方の弱小零細企業なもので、宣伝広告費なんてかけられません。その代わりと言ってはなんですが、日々ホームページでブログを書かせていただいて、お金をかけない宣伝活動に邁進しております。そんな些末なブログの事なんて当然ご存じないでしょう。
テレビCMや雑誌や新聞などにドカーンと出ないと認知度なんて上がらない、その通りだと思います。たかだか5000万ページアクセスプレビュー程度の、マニアが集うスーパーニッチ商品でございます。これからだって莫大なお金をかける全国CMなんて出来っこありませんから、弊社の商品などもう二度とお目にかかることもないと思います。でも企業のものづくりをご支援されたり、そういう学問を教えられる立場であれば、ご自分で商品情報を拾うという事はなさらないのでしょうか?
テレビや雑誌に躍る大手メーカーの商品ばかりがすべてではないはず。ご自分の目や耳に飛び込んで来ないものは宣伝不足だという認識でしょうが、ひとの物差しはどれも同じではありません。ご自分でモノをお作りになったことはおありでしょうか。ひとが作ったものに後から、どうしたらいいこうしらいい、こうすれば売れるなんて無責任な事は私だって言えます。ぜひその高い見地からオリジナリティ溢れる、売れる商品をお作りになって迷える子羊に道をお示しいただきたい。
どうすれば売れる商品が、お金もかけずに国民の誰もが知ることのできる商品が作れるのか、言葉ではなくて実践していただきたい。さすれば私もただちに足元に跪き教えを乞います。」なんて丁寧な言葉で毒を吐きたいところではありますが、私も50歳になりましたので心には思うが口には出さず。かといってお愛想笑いができるほど人間もできておりませんので、「御心配には及びません。もう十分に売れておりますから!」と、奥歯を噛みしめながら捨て台詞を吐くのが精一杯、まだまだ若い。
しつこいですが本日も「才の木トークカフェ」の話。高部先生はその日のうちに京都に戻られたのですが、後は地元側の段取りあれこれ。愛媛大学農学部の多目的ホールという、一般の方には馴染みの薄い会場ということもあって、メディアを使ってイベントを告知してもらおうということになり、日頃から仕事の関係でFM愛媛さんと付き合いのある井部健太郎君を通じて依頼。快諾していただき、話題提供者の一人である愛媛大学の伊藤和貴先生が後日番組内でPRすることに決定。
その事とは別に健太郎君に依頼していたあるモノが出来たので引き取りに行こうとしたら、健太郎君も丁度用事があってFM愛媛に行くので、なんなら高橋さんもそこに合流しませんかということになって急遽ラジオ局に集合。健太郎君にお願いしていたのは、松山俳句甲子園で使うための『ことばの森』の木!2枚の木の図形に切り込みを入れておいて、レーザーで切り出して切り込みを交錯させて立たせるという、ペーパークラフトなどでよくあるもの。交錯させると自立する木が出来上がり。
今回は時間もないので、いろいろな木で試してみる時間もないのと、ある程度の大きさが必要だったこともあり合板で作ってみましたが、かなりいい出来栄えだったので、これをもう少し小さくして、バージョンも増やして商品化してみることに。できれば針葉樹とか広葉樹、あるいはサクラやマツとか個別の種類まで特定できるようになったら面白いかも、しかもサクラならサクラの木で、とか妄想が広がる~。まあレーザーという技術が身近になってから
この受け取りが本来の目的ではあったのですが、折角なのでトークカフェの告知の件もあるので打ち合わせにも加わらせていただきました。健太郎君の方でも木を使った商品開発をいろいろしていて、その中のあるモノについての話し合いだったのですが、勝手にテーブルに加わらせていただき、出来上がったばかりのホヤホヤの『ことばの森』をテーブル中央にデンと置かせていただき、とことどころで隙を見ては勝手に口を挟ましていただきました。歳をとると図々しさも倍増~!
ところで最近、ごく自然な流れの中で異業種、異業界、異世代と関わることが増えてきています。あら?気が付けば木材業界とは普段は無縁なこの人たちと今話しているって感覚。ひと昔前はこちらからかなり決意と覚悟を持って、そういう世界に飛び込んだいたものですが、馬齢を重ね感性が鈍感になってきたのか、やっぱりただ図々しいだけかなのか分かりません。10数年前無理してこじ開けようとした『出口』が、今は目の前に無数にしかも自動ドアで並んでいる感覚なのです~♪
本日も才の木の10周年記念事業・松山トークカフェの話ですが、高部先生と伊藤先生に健太郎君の山の現場をご覧いただいた後には、カフェに戻って、その山から出材される丸太の具体的でちょっと新しい『出口』についてご覧いただきました。本来、日本においては古来より生活のほとんどのモノを木で作ってきたといっても過言ではないほどに、木のモノが暮らしに密接に関わってきました。それが木以外の素材に取って代わられたため、若い方には木という素材が新鮮に見えることも。
日頃から木に囲まれた仕事をしていると、木があることが当たり前のように思えてしまいます。なので、弊社に家や家具の素材選びに来られたお客さんが、倉庫に入ると「うわ~、木がいっぱいあって、木の匂いが凄い~!」なんて言わて改めて、材木屋という仕事が特殊な環境の仕事なんだと実感します。私自身も(家や家具以外の)異業種の方と付き合おうようになってから、木という素材がいかにウェルカムで迎えていただいているのかを思い知らされました。そんな古くて新しい出口がこちら。
以前にもこのブログでご紹介させていただきましたが、世界のトップ10に入るドラムメーカー・㈱サカエリズム楽器の中田栄蔵社長が、こだわりにこだわって作りあげられた愛媛県の木を使ったスネアドラム。試行錯誤を経て商品化されました。わずかながらでもその制作の一端に関わらせていただけたことは感激でした。楽器も需要な木の出口のひとつなのですが、そのままでは楽器としての特性が得られないような木も、熱や圧締、圧縮などの加工を施すことで特性を引き出せることも。
高部先生にはその愛媛県産ヒノキのドラムを実際に叩いていただき、愛媛の音色を感じていただきました。音楽にも造詣の深い高部先生の耳には、森にいた頃のヒノキが聞いていた鳥のさえずりや森を渡る風の音が聞こえたのではないかと思います。楽器という出口は新しいものではありませんが、ただ単に素材として供給するという流れから、末端の出口との人とのつながり方まで含めて、物語性などを付加した新しい形での連携の事などをお話しさせていただければと考えています。
| 昨日も書きましたが、金沢城を訪れる前(正確には改修された菱櫓を見るまで)までの私の『能登ヒバ』に対する認識は、津軽から『青森ヒバ』の苗木を持ち込んで移植した(現在では、もともと能登に自生していたという説があるようですが)ものなので、「天然」の青森ヒバに比べると、まだまだ若い「養殖」というようなイメージがありました。それは、それまで弊社で取り扱わせてもらっていた能登ヒバがすべて大きな節のあるフローリングやパネリングだったことに依るものです。 | ![]() |
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城のような、ある意味木材にとって王道ともいうべき用途を見れば見るほどにますます、そっちの思いが強くなる天邪鬼的性格。ところで城といえば、愛媛でもおよそ3年をかけて平成16年に大洲城の天守が復元されましたが、使用された木材の総量は450㎥(ちなみに金沢城は1,000㎥)、木材費用は13億円、延べ床面積は140坪。重層を支える梁は110本に及び、丸太の直径は3尺近いモノを使ったそうですが、さすがにそれだけの巨木となると地元だけでは調達できず、木曽ヒノキが使われました。 |
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