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映画『のぼうの城』で気になって仕方がなかったのは、石田軍と忍城軍それぞれの家紋の事。もともとデザインの面白さから家紋には漠然とした興味はあったのですが、『森のしるし』で家紋シリーズを作るようになってからは、眠っていた興味に火がつきました。現在発売している家紋は、戦国時代の超有名な武士の10種ですが、この10種に絞り込むまでにも自分の中で相当激しい葛藤があったのです。1回作ってみて反応がよければ、第二弾、第三弾と増やしていく予定でした。
ですので、別に10個に決めなくてもよかったし、次に作ればいいだけの話なのですが、そういうと所には子供の頃から妙なこだわりがあいまして・・・。先日も息子が、なんとかキャラクターのカードを大量に持っているのですが、毎日それをばらして遊んでは、夜には全部拡げて得意技とか特徴などで細かく分類して輪ゴムで縛って保管していました。どうせ明日も遊ぶんだからと、娘達にはその行為が理解されていませんでしたが、息子よ、父にはその気持ちがよく分かるぞ~!それは父のDNAだから。
さて家紋に話を戻しますが、映画では石田軍、忍城軍それぞれの武将の家紋、旗印、馬印などがはっきり使い分けて描かれていました。実は『森のしるし』を作る際に、戦国コレクションとして、馬印や旗印も考えたのですが、しっかりした記録が残っているのに、超有名な特定な武士ばかり。コレクターとしては、同じスペックで種類を増やしたいのと、木材との組み合わせも難しかったので断念・・・。見終わってから、それぞれの家紋などを確認してみたのですが、映画では溜飲を下げる活躍をみせてくれた成田長親軍ではあったが、勝者の視点で記される歴史の記録においては、この戦もわずかな躓きでしかなく、残された資料も勝者の方が圧倒的。それゆえ、私などは余計に敗者に対して判官贔屓な気持ちになってしまうのですが。
こちらが映画の舞台となる「三成の忍城攻め」でスクリーンで踊った主な家紋。上段が、豊臣軍。『五三の桐』は言わずと知れた豊臣秀吉。隣が数ある家紋の中でもとりわけ変わった、石田三成の『大一大万大吉』、大谷吉継の『向かい蝶』、長束正家の『花角』。下段の忍城軍は誰が誰の紋かはっきりしないのですが、左より『丸に三つ引き』、『菊水』、『立ち沢瀉(おもだか)』、『丸に二つ引き』。秀吉軍の家紋については、近々『森のしるし』にも登場予定。これで心がときめいてしまう・・・そんなあなたはもう家紋マニア!
| また、弊社の小さな小さなものづくりにもご協力とご理解をいただき、弊社で製作している『森のしるし』のスタンプは、すべてハン六さんで製作していただいています。わずか数個の注文にも温かく対応していただける事に甘えているわけですが、それでもお願いさせていただくのは、弊社のものづくりの根幹をご理解いただいているから。ただ安いものをつりたいのではなく、誰にでも頼みたいのではなく、理解と信頼の出来る「仲間」(僭越ですが)と価値観を共有できる仕事がしたいのです。 |
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今回はカラー印刷という事で色彩豊かに印刷されたのですが、塗料との相性でかなりご苦労されたようです。ただうまく印刷するのが目的であえばカツラにこだわる事はありません。しかし今回は東北の事を考えるというサミットのテーマを体言できる樹種として、東北・岩手産のカツラの木は大きな使命を帯びておりました。品質・機能・性能・納期・価格が優先されがちな建築分野とは別の次元で、『木』が求められる!ここにこれらからの材木屋と木の生きる道、求められる道があります。 |
8月の話になりますが、『森のしるし』が思わぬ形で世界へ飛び出していきました。最初にお話を伺った時には我が耳を疑いましたが、納品先は京都と滋賀の県境にあり、ユネスコ世界文化遺産にも登録された、あの天台宗総本山・比叡山延暦寺!8月3日、4日の両日当地において、比叡山宗教サミット25周年記念『世界宗教者平和の祈りの集い』という平和を祈り、平和について考える世界規模の式典が開催され、世界の宗教指導者が集われたのですが、その記念品に採用いただきました。
この宗教サミットは、1987年に開催されて以来、四半世紀にわたり連綿と受け継がれてきたものだそうです。近年世界各地で大規模な自然災害が発生し、家や家族、財産などを無くし極限状態の中で、精神的な心の支え、拠り所として宗教の果たすべき役割が問われています。そんな中、25周年を迎える今年のサミットのテーマは『自然災害の猛威と宗教者の役割~3・11大震災と原発事故への反省と実践~』。東日本大地震の被害に加えて、福島の原子力発電所の事故は、物質的な豊かさの中に幸福を追求する現代社会のあり方を考えさせる大きな契機となりました。そして多くの日本人が、ボランティア活動や寄付などを通じて、何らかの形で日本を襲った未曾有の災害に向き合う事になりました。私は募金程度の協力しか出来ていませんでしたが、インターンシップを受け入れた大学生の陸前高田でのボランティア活動を通じて、その過酷な災害状況を知る事になりました。
その後、インターンシップ生と大学関係者の皆さん、現地の村上製材所さんたちのご協力で、陸前高田の倒壊した7万本の松原の松を使った木製マグネット『陸前高田のしるし』を製作し、愛媛大学のえみかショップで販売。その売上げの一部を寄付させていただいています。直径わずか50㎜足らずの小さな商品ですがこれが完成するまでには沢山の人の手を経ています。最終の磨き上げ工程は、『どうぞのいす』でもお世話になっている障害者支援施設福祉工房いだい清風園さん。1個ずつ丁寧に手磨きをしてもらっています。
磨き上げた後は、手作業で1個ずつ私が腱鞘炎と格闘しながら(!)スタンプを押していくわけですが、そのスタンプを製作していただいているのが、昨年の『東京ギフトショー』でご縁をいただいた滋賀県の㈱ハン六・本店の平井常務。創業はなんと安政5年(1858年)!正真正銘の老舗。滋賀県文化功労賞(平成23年度)などを受賞されるなど文化活動にも大変ご熱心な会社です。ハンコやスタンプのスペシャリストであるハン六さんが弊社に関心を寄せていただいたのは、スタンプや軸木の素材として。
ところがお話をするうちに、ただの素材としてではなく『木の物語』に対して強い関心を持っていらっしゃる事が分かり、熱心に私の拙い木の話にも耳を傾けていただきました。ハン六さんとのご縁で、アイデアだけで盛り上がっていた『森のしるし』が急速にカタチとしてまとまり、木の物語を素材に押し込む事についても、平井常務との話の中で加速度が増したように思います。TPO に合わせて、イベントや主旨に添った素材を選び出し、物語や逸話の味付けをする事にも共感していただきました。明日に続く・・・
久しぶりに『かけら軍団』が海を渡りました!先日、拙ブログで『森のしるし』の新バージョンをご紹介しましたが、今回はその一部です。【森のかけら】をはじめ、弊社の木工クラフトのすべての商品パッケージをデザインしていただいているパルスデザインさんとコラボしたのが、この『森のしるし・パルピク』です。〔日光浴〕や〔トイレ〕など4つのアクションをデザインしたピクトグラム(絵文字)です。そもそもこのピクたちは、パルスデザインさんのオフィスのスペースに描かれていたサインボードです。
休憩室やキッチンやウッドデッキ、トイレなどの各スペースごとのサインボードだったのですが、そのデザインが面白く、サイズやバリエーションも『森のしるし』にぴったりだったので、共同で商品化させていただきました。日頃よく目にしていたこのデザインが、私に潜在的に『森のしるし』のアイデアを与えてくれたのかもしれません。同じスペックのものが大量に揃うというのは、【森のかけら】をはじめとして弊社木工商品の背骨を貫くトータルコンセプトです。
今は『森のしるし』も累計で1万個を越え、その種類も10種類以上になりました。大きなイベントのノベルティグッズとしての採用実績も徐々に増えてきました。今回は、パルスデザインのスタッフ・玉井さんの手によって韓国はソウルへ届けていただきました。キムチとかけらの2ショットです!この『森のしるし』はオリジナルでの注文も承っています。その際は、1000個単位で1個150円(合計150,000円/消費税別)となります。ロゴやマークがある場合は、スタンプサイズに合うように微調整します。手直しや文字入れなどによって、1万円程度の費用が必要になります。新しくロゴやマークを作ることも可能です。その場合は、デザインの複雑さや難易度にもよりますが、5万~6万程度の費用が必要です。1000個の場合、商品代金15万(1000個)+スタンプ・台紙制作費(微調整1万~新規製作6万)+消費税という事になります。
納期については、使用する樹種の在庫状況にもよりますが、在庫が揃っていてロゴマークが微調の場合は、スタンプ・台紙の製作から始まってスタンプ、パッケージ封入、納品まではおよそ3週間が目安です。現在マグネットに使える樹種としては、『ヨーロッパビーチ』、『桧』がそれぞれ3~4000個用意できています。今後は更に樹種を増やしていく予定で、『モミ』や『ハードメープル』、『カツラ』なども準備中。今回届けていただいた韓国の木は残念ながら在庫がありませんでしたが今後はTPO に合わせた樹種との組み合わせも検討中!
【森のかけら】をはじめとする弊社のオリジナル商品の開発については、ひたすら端材を眺め、触りながら、アイデアの降臨を待つばかりなのですが、それを『ひらめき』と呼ぶか『無謀』と呼ぶかは紙一重の差。『無謀』と呼ばれる事にもすっかり慣れておりますのでもはや抵抗どころか、そう呼ばれるのも快感ですらあります。反逆性、頑固、意固地、天邪鬼、無鉄砲・・・【森のかけら】たちの多くはそういうもので出来ています。唯一、凄え凄えと羨望の眼差しを向けてくれるのは子供たちばかり。以前にもご紹介しましたが、私にとっては強い思い入れがあって開発した木製のマグネット『森のしるし』㊨。サンプルが出来上がった時、誰もに怪訝な目で見られました。当然でしょう、今更木製マグネットなんて新鮮でもないし、ありふれている・・・しかし、真実は目に見えるとこにばかりあるわけではありませんぞ!
開発からおよそ半年が経過しましたが、ありがたい事に累積販売総数は現在12,000個を越えております。イベントなどでのノベルティグッズとしてのご注文も沢山いただいております。詳細については後日改めてご紹介しますが、その製作工程は至ってシンプル。材料を送り、工場で丸く削ったものを磨いて、スタンプを1個1個押して、裏に磁石を仕込んで、台紙を入れたパッケージに入れて封をして完成です。ほとんどすべての工程が手作業です。という事で、夏休みを満喫する子供たちもお手伝い。
子供に手伝わせるコツは、必ず同時に複数に依頼して「競争」させる事。今回お願いしたのは『選別作業』。磨きまで終えた『森のしるし』の中で、傷のあるモノや青染み、カスリなどのあるモノを仕分ける検品をしているところです。子供と侮ってはいけません。思考がピュアな分だけ、一度理解した事を忠実に実行してくれます。まだまだ10円単位の労使交渉が可能な年齢ですので、「作業」の中にどれだけ楽しみを持たせるかが鍵となります。木はツルツルスベスベ、いろいろな顔があって木は面白い、よね!
『森のしるし』にも沢山の仲間が生まれているのですが、まだまだアップできていません。イベント・ノベルティ商品としての顔と、レギュラー商品としての顔があり、先にご紹介した『戦国家紋シリーズ』の他にも『大五木材オリジナル』(弊社のマスコットキャラ・だいごちゃん)や、スタンプや台紙のデザインをしていただいているパルスデザインさんの『パルピク』㊧などもあるのですが、商品紹介まで手が回らず・・・。ネット販売・イベント時の販売も考えておりますのでこれからボチボチとご紹介させていただきます。
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