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昨日の続きですが、当時私が所属していた愛媛木材青年協議会で話を持ち掛けて、会員の賛同を得、会として「どうぞのいす」を作ってこどもたちにプレゼントすることにしました。とはいえ、著作権等の問題がありますので、ひさかたチャイルドさんを通じて香山先生、柿本先生にご相談しました。すると、香山先生からはその取り組みに対して共感・ご理解をいただきました。柿本先生は既にお亡くなりになられていましたが、奥様からご了承をいただき、いよいよ制作へ!
最初は試行錯誤しましたが、日頃からお付き合いのあった授産所施設のお力を借りて無事完成することが出来ました。出来上がった「本物のどうぞのいす」を絵本と一緒に保育園や幼稚園にプレゼントするわけですが、初年度は何の実績もないため、贈り先からもいぶかしがられ、後から何か木のモノを売り込まれるのはゴメンなので受け取れませんとか、相当怪しまれたりもしました。現在もその活動は継続中で、県内外合わせて500を越える施設に贈らせていただきました。
この活動は子供たちに木の啓蒙と、譲り合いと思いやりの気持ちを育んで欲しいという願いから行っているもので、個人を対象とはせずに、保育園や幼稚園、小学校、子供たちの集まる施設などに贈っています。我々の思いを物語にしたDVDも制作して、実物の『どうぞのいす』と絵本と共にお渡ししています。DVDのタイトルは、『材木屋のおじさん、どうぞのいすを配る』。僭越ながら私が、学生時代にとった杵柄で、脚本と撮影を担当させていただきました。
その取り組みをご覧になった作者の香山美子先生からご連絡がありました。香山先生は初期の『おかあさんといっしょ』(NHK)などの幼児番組の台本も手掛けられていて、演劇集団「円」のプロデューサーである小森美已さんや劇団円の女優・岸田今日子さんたちと共に子供たちのお芝居「こどもステージ」にも取り組まれていらっしゃいました。その子供ステージで「どうぞのいす」を公演されていたのですが、そこで実際に木の椅子を使えないだろうかというお話。
それで、こちらとしても大変ありがたいお話で、早速「本物のどうぞのいす」を送らせていただき、劇団円の子どもステージの公演でお披露目していただきました。そのステージで独り芝居をされたのが、小森美已さんの息子さんである小森創介さん。ようやくここで繋がりました!そのご縁で、その後大五木材の倉庫を開放して舞台公演をしていただくことになり、創介さんには、材木屋倉庫で『どうぞのいす』を演じていただいたのです。それ以来家族ぐるみでのお付き合い。
今回はいつもの東京(ギフトショー)ではなく、京都で開催したということで、京都周辺に在住の方が足を運んでいただき懐かしい再会ができたのもありがたい事でした。いくらフェイスブックなどで遠く離れた方と日々通信してるとはいえ、直接会って話してこそ。そんなお久しぶりのお一人が、こちらの小森創介さん。舞台俳優にして声優、数々のテレビドラマや映画、アニメなどの吹き替えをされていて、声を聞けば「あ、この声の人なのか」と思われる方も多いはず。
小森さんは仕事の関係で全国を飛び回られていて、そのたびにあちこち引っ越しもされていたのですが、昨年からここ京都に移られていて下鴨神社近くにお住まい。恵文社でのイベントを知って、わざわざ訪ねて来てくださいました。小森さんとの出会いは、もう10年ほど昔の話になりますが、『どうぞのいす』(ひさかたチャイルド社)という1冊の絵本によって繋がりました。この絵本は絵本の世界では知る人ぞ知る大ベストセラーで作者は香山美子さん、絵は柿本幸造さん。
物語は・・・うさぎさんが作った小さないすに「どうぞのいす」という立札を立てて大きな木の下に置きました。そこにやって来たのはロバさん、持っていたどんぐりをいすの上に置いて気持ちよく眠ってしまいました。そこへ動物たちが次々とやって来て、いすの上に置いてあるどんぐりを、「どうぞならばいただこう」と食べてしまい、代わりに自分がもっていたハチミツを置いていこう。次はハチミツの代わりに・・・次は・・・という思い違いが優しい連鎖を生み出すお話。
初版は1979年ですが、時代を越えたハートウォーミングなメッセージは健在で今でも子供たちに愛され、全国の保育園や幼稚園のお遊戯会などでは定番となっています。私も自分に子供ができるまでは知りませんでしたが、ひとの事を思いやる気持ちに溢れた素晴らしい絵本で、子供が小さな頃は随分ページをめくりました。この中に登場する木の椅子は、うさぎさんが作るのですが、これがもし本当に木で作れたら面白いのにという事から始まったのが、『どうぞのいす』プロジェクト!
さて、話を戻しますが、今回の京都・恵文社一乗寺店での『えひめのあるくらし展』にはいつものレギュラー企業4社の他に、幅広いネットワークを持つ『おとな女子部』の友人・知人たちが集まっていただきました。通常は仕事で絡むことのない異業種の集まりといえどもさすがに、同じメンバーで3年も活動していると、互いが何を考えているかは大体分かるものです。それだけにこのテンションについて来られるのだろうかなどと案じた私の思いは秒殺で杞憂に終わりました。
こちらが嫉妬するほどにチームワーク抜群の今回の『チーム愛媛』のメンバーをご紹介しますと、(今更改まって紹介するのも気恥ずかしいのですが一応)レギュラーの元気娘・岩下沙矢香(柑橘とエッセンシャルオイルのyaetoco)、大洲の女帝・帽子千秋(お洋服のSA-RAH)、いつも仲良し杉浦夫妻(砥部焼のスギウラ工房)、そして弊社の4企業の5人。そして今回も展示会のデレクションを担当してもらった、おとな専任デザイナー・井上真紀(イノウエデザイン事務所)。
そして、われらおとなをいつも影から支えてくださっている愛媛県産業振興財団の『おとな』の担当者・明上奈緒美さん(たまたま杉浦綾女史と高校時代の同級生でもある)が、展示会場にも来ていただきサポート。そしてここからが今回のニューフェース。Rou〔ロウ〕さん(丁寧に大切にコトコト煮込んだ季節のジャムやシロップジュレ、コンポートなど)。瓶に詰められたカラフルで美しいジャムは、『種類萌え』にはたまりません!
BRIDGE 〔ブリッジ〕 さん(松山市道後にあるキッチンツール/日用品/雑貨/器の店に纏わるエトセトラ)。四国中央市で自然豊かな四国の生産者さんが手塩にかけて作っている美味しいものを扱うまなべ商店さん、三津浜で瀬戸内の食材を使った食事とのんびりカフェを営む田中戸さん。今まで飲食は、yaetocoの柑橘だけでしたが、今回の展示会は飲食が一気に充実!コテージスペースにはレンタルキッチンがあって、その場で田中戸さんには愛媛の素材を使った料理を披露。
京都の恵文社・一乗寺店で『えひめのあるくらし展』の続きです。仕事の関係で、展示会開催日2日目にあたる14日に会場入りしたのですが、開場して間もない時間だったにも関わらず、既にコテージ内には沢山のお客様の姿が!圧倒的に女性の方が多かったのですが、若い男のひとの姿もチラホラ。年齢層も幅広くいろいろな世代の方がご来店。しかもそのいずれも方もオシャレな服を着こなされ、材木屋風情が足を踏み入れてはいけない場所に来てしまったのごとし・・・。
『大人の部活動』の作戦会議で、県外で展示会をやろうかというう話になって、顔の広いチッキー(帽子千秋)女史が日頃からお付き合いのある恵分社さんの名前がいの一番に出て、ハイセンスな他のメンバーの皆様もその名前に「いいね~!」とすぐに同調され、驚嘆の声を上げるという反応でしたが、恥ずかしながらその中で唯一私はその名を知らず・・・。現在『おとなの部活動』は非常に女子力が強くなっており、オシャレなお店やら本の名前がポンポン飛び出してきます。
しかし私はそのほとんどの名前が分からず。『映画秘宝』とか『野球小僧』ならすぐに反応できるのですが・・・。なので、恵分社さんがどういうお店なのか、ホームページを拝見しても今一つよくわからなかったのですが、実際に行ってみると、女子が好きそうなお店であることは間違いなかったのですが、私のような人間のハートをくすぐるような商品も実に沢山あって、ただの本屋さんなどではなかったのです!置いてある本もマニアックというか、選者のしたり顔が伺えるような。
恵分社さんは、本だけでなく「本にまつわるあれこれのセレクトショップ」で、書店とは別入口で生活雑貨などを扱うショップもあります。HPの紹介文に「当店では、本のセレクトと合う雰囲気のものを、ということだけではなく、それによって読書の楽しみが増したり、本のある生活が豊かになるようなアイテムを集めています。」とありますが、まさに本の入口にして出口。木も建築材や家具だけでなく、木で出来たモノ、木から生まれたモノのでいかに暮らしに潤いや楽しみを与えられかを考えなければと強く感じました。普段の木の仕事をしていればご縁のないような場所でしたが、意識してこういう世界を覗かなければと強く意識しました。消費者目線だけでなく、作り手としても。
京都一乗寺の恵文社さんでの『えひめのあるくらし展』は、11月13日からであったものの仕事の都合で2日目からしか参加できず、先行して設営・販売していただいていた『おとな』たちメンバーにようやく合流。今回は、『おとなの部活動』のメンバー・4企業だけでなく、県外で愛媛をアピールするのなら折角なのでいろいろな愛媛を味わっていただこうという事で、新メンバーも加わって大所帯でのイベントとなりました。という事なので、気持ちはまさに『チーム愛媛』、その顛末記。
クラス結成以来3年目という事で、最終学年となった『おとなの部活動』は、その活動の集大成として県外での成果発表会をする事になり、9月の郡上八幡(岐阜)と今回の京都、12月に新潟と、県外での交流会や展示会を企画しました。いずこもお洒落なお店ばかりで、しかも材木とはまったく無縁のところばかりなのですが、これもメンバーのネットワークのお陰です。異業種交流って沢山ありますが、ここまで深く相互交流が深まり実践しているとこって珍しいのでは。
まあ、それもこれも行政からのご支援のお陰と、超しっかり者の担当者の方のお陰なのです。なにかがあると聞きつけると、後先考えることなく本能の赴くままに走り出してしまう『こどものようなおとな』を、ある時は優しく諭すように導き、くじけそう(飽きそうに)なった時は、もう少し頑張ったらその先にもっとおいしいお菓子があるよと励まし、会議で決めたことをその日のうちに忘れてしまう我々にきっちり連絡とダメ出しを出していただき、こんな我々がようやく最終年度を迎えたのです。
そんなダメな我々だって、やる時はやるのだ!という事を見ていただくためにも今回はしっかりと「成果」を出さなければなりません。成果?成果って何だろう?こういう補助金の力を借りて行う事業をする場合、どうしても一定の成果が求められます。税金を使っているのだからそれは当たり前の事。だけど、成果って必ずしも数字で見えるものばかりが本当の成果ではありません。この活動を通して、全国にひとりでも多くの愛媛ファンを作ることだって大いなる成果のひとつ。
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