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先日から続く『ヒッコリーの連鎖』止まらず!木材の売買にも説明不能なバイオリズムがあるという話をしていましたが、やはりここまで続くと異様!それが汎用性の高い材で、日頃からよく使われているようなものならば、偶然が重なる確率も高いでしょうが、それが弊社でもほとんど出ることの無かった『ヒッコリー』だけになんとも奇妙にすら感じるのです。そのご縁を運んで来られたおふたり。
写真上の左側の人物は、もうこのブログをお読みの方にはお馴染みの「愛媛の猛獣使い」こと、『もう頬杖はつかない藤田』さん。イベントや講演会等で来県された方の中で、藤田アンテナに反応したひと癖もふた癖もあるひとを選び出し、当事者でも無いのに公務員がわざわざ空港や駅にまで迎えに行く事で「なんていい人なんだ」と相手を油断させておいてこちらのペースに誘い込むのが常套作戦。
不慣れな愛媛の地に降り立った方々は、この人のよさそうな真面目そうな公務員に身を委ねるしかないのです。そのお迎えの車もほぼ100%軽トラ!もうここから藤田ワールド全開!観光案内雑誌などに載っている有名スポットに連れて行く気なんてサラサラありません。相手の意向など問答無用で、藤田氏が練りに練ったマニアックで、愛媛にしかないローカル色満載のめくるめく観光案内が始まるのです〜。
これぞ藤田流極上のおもてなし!なにせ自分の感性で自分がオモシロイと思う所にしか連れて行かないのですから、相手がどう思おうかという事は二の次。ただしこのツアーに参加できるのは藤田アンテナに反応した人だけですので、つまりそれはこういう事を面白いと思う感性の人ですので、クレームがつくことはまずありません。ありがたいのは、数年前からこのツアーの中の1つに弊社も組み入れていただいた事!!(涙)明日に続く・・・
昨日の続き・・・そういうわけで私は鬼に対して決してネガティブなイメージを持っているわけではありません。むしろ「鬼のような」なんて言ってもらうと、それほど真剣で妥協が無い男という意味で嬉しくなるほど。そんな鬼王丸の鋭く大きな角と牙、筋張った筋肉質の腕、巨大な金棒、肩に乗った雉(鬼北町の特産)どれもが素晴らしい~!これは是非店内で売っているはずの、鬼王丸のフィギアも買わねばと思ったら・・・
ところが鬼王丸のフィギアらしきものは見当たらず。竹谷デザインのフィギアはあったものの、肝心の鬼王丸のフィギアはそもそも作っていないとの事、なんてモッタイナイ~!!当日多くの観光客が鬼王丸の姿をカメラに収めておりましたが、このフィギアや鬼王丸の姿が描かれた商品があれば必ず売れると思うのですが・・・。権利か何かおとなの事情があるのかもしれませんがそれを期待していただけに非常に残念でした。
鬼をモチーフにした商品(Tシャツや褌、鬼に牙キーホルダー、瓦など)はいろいろありましたが、ここは鬼王丸の商品を置かずに何を置くか〜という気持ち。竹谷隆之が造形総指揮した海洋堂の『妖怪根付』のガチャポンがありましたので、一応ファンとして1ガチャしました。5種の妖怪が入っていて、ここは鬼、悪くても天狗を押さえておきたかったもののこちらも残念ながらもっとも避けたい目競(めくらべ)という妖怪・・・複雑。
そのガチャポンのキャッチコピーが『森羅万象を詰めこんだ小さな総合博物館』、しびれます~!ディティールにも決して手抜きをしないこういう姿勢が海洋堂の魅力です。フィギアの代わりと言っては何ですが、まっすんこと桝形浩人氏作の鬼の絵本『鬼のおくりもの』を購入。なぜ鬼北町が怖い形相の鬼のオブジェを作ったのか、なぜ鬼王丸の肩に雉が乗っているのか、そんな理由も分かる素敵な絵本です。今度サインしてもわらねば!
昨日に続いて、『日本酒で楽しむ和食』の会の続きです。本会からは少し話が脱線しますが、純米酒の料理に添えられた『柊(ヒイラギ)』について。節分の魔除けとして玄関や門口に飾られる『ヒイラギに鰯の頭』の由来は以前に『今日のかけら』の項でご紹介しましたが、鰯の頭のようなつまらないものでも、信仰次第では尊いものに転じることから、皮肉を込めて使われています。葉一枚でもこうして物事が繋がってくると嬉しいものです。
さて、木を語る上での私の信条は、『肉を買う時は肉の事が好きで好きでたまらない肉屋から、魚を買う時は魚の事が好きで好きでたまらない魚屋から買いたいと思う。だったらひとも木を買う人も木の事が好きで好きでたまらない材木屋から買いたいのではなかろうか、という思いから目をキラキラさせながら夢中で木の事を語る』というもので、そんな思いは暑苦しいとか重たいと言われてもそのスタイルを変えるつもりはありません。
山川社長も久保田料理長もきっと同じ思いだと思われますが、ただその思いは熱くとも語り口が上品で、上から目線の教えてやる感も押しつけがまさも一切ありません。プロフェッショナルとしての酒造りと食への火傷しそうな熱い情熱は底の方に沈殿し濾過され、口当たりのいい言葉で素人にも分かりやすく楽しませるお話には学ぶところが非常に多く、不特定多数の人を相手にする御商売のお手本としてその腕前を堪能させていただきました。
また当日いただいた資料の中に「梅錦おすすめカレンダー」というのがあって、季節や節季の行事に合わせた梅錦山川さんのお酒の紹介がされていました。例えば母の日にお薦めなのは『四季香麗水』とか、お月見には秋季限定の『ひやおろし』とか、バレンタインには本醸美酒『ずっと好きでいてください』などと。お酒の風味や特徴と季節の行事を絡めていらっしゃいます。いまさらながらの話ではありますがモノを売るための動機づけとしての物語性の構築の重要性はいかなる職種にとっても必須命題。個人的な嗜好からも、何とかこういう場面で日本酒に添えて使っていただけるような木の器の商品を作りたいところです。勿論物語性たっぷりと盛り付けて!
ギフトショーに出展する木材関係者はかなり多いのですが、そのほとんどは木工クラフトなどを製作したり取り扱っている企業です。弊社とて木のモノは展示しているものの、素材としての木材そのものを展示しているわけではありません。そんな中にあって 真正面から正攻法でギフトショーに木材をぶち込んでくる恐れ知らずの無謀な、いや勇敢な材木屋がいます。それこそが加賀百万石、石川県金沢市に事務所を構える㈱ムラモト!
㈱ムラモトを率いる村本喜義社長は今までにも何度か拙ブログにも登場していただきました。年齢は村本さんが少し上で、お互い日本木青連に所属していたものの現役時代の交流はありません。木青連を通じての直接的なつながりというよりは、卒業後に風の便りに聞いた噂を元に知人からの紹介を通じてのつながりで、今や私の兄貴分です。年齢や住んでいるところは違えども、材木屋としての本懐を究めようという思いは共通なのです。
村本さんは地元石川の『能登ヒバ』に強い愛着と情熱をもっておられて、全国的に知名度の低い能登ヒバを使った内装材や木製品などに啓蒙と販路拡大に邁進されています。その一方で、石川県において決して利用頻度の高くなかったアフリカや中南米などの外材の一枚板や耳付き材を広める事にも精力的で、全国の市場などを巡って集材に日々励まれています。『能登ヒバ』についての詳細は、日を改めてご紹介させていただきます。
以前に岐阜の銘木市場でもご一緒したのですが、メールなどではしょっちゅうやり取りしているものの直接お会いする機会は多くないため、今回も夜の食事でご一緒させていただく事になりました。ムラモトさんは、今回このギフトショーだけでなく、パシフィコ横浜の方で開催されているテクニカルショーにもブース出展されるという豪気ぶりで、ギフトショーにも社長はじめスタッフ3名の方が来られて対応にあたられました。
上の写真がムラモト軍団!右端より村本喜義社長、営業の酒井博規さん、水野斉さん、そして右端が村本さんの息子の村本大君。その4人と私の5人で、ホテル内の居酒屋にて延々と口角泡を飛ばしながらの熱い熱い木材トーク。普通の方とでは呆れられるようなマニアックでディープな木材話もここでは全開全力で話せるのが何よりも嬉しいところ。愛媛と石川の木材大好き大馬鹿野郎たちの東京の歓喜の夜はこうして更けていったのです。
ちなみにインテリジェント・モンスターことブルーザー・ブロディについても興味を持っていただいたと思うので、歴史に名を残す不世出の名レスラー、超獣ブロディについても少々解説をしておこう。1046年米国のミシガン州に生まれる。本名フランク・ドナルド・グーディシュ。身長198cmという堂々たる体格を生かし、ウエスト・テキサス州立大学のアメリカンフットボール部で大活躍をした。ちなみに同大の3歳下の後輩が、後にタッグパートナーを組むことになるスタン・ハンセンだ。
大学を卒業後プロに転身するも3年で断念。その後新聞のコラムニストに転身するも紆余曲折を経て、プロレスラーに転身。高校教師から転向したスタン・ハンセンとタッグチーム「テキサス・カウボーイズ」を結成。しかし思うような活躍も出来ずギャラも上らない。ただ強いだけでは人気が出ず、二人にとっては苦難の時代であった。そんな彼らに契機が訪れたのは1976年。リングネームを本名からブルーザー・ブロディに改名。翌年公開された映画「キングコング」に合わせ人気に拍車がかかる。
その風貌と2m近い巨体としては考えらないほどの機敏で無尽蔵なファイトぶりから、超獣、キングコング、インテリジェント・モンスターなどの愛称で親しまれた。それも本物の実力あってこそ。滞空時間の長いキングコングニードロップや2mの巨体が飛ぶドロップキックは単純な技をも必殺技に変える同時代に活躍したハンセンやハルク・ホーガン、アンドレ・ザ・ジャイアントなど2m級の個性あふれるモンスターたちが繰り広げるプロレスこそが私にとってのプロレスの原点なのである。
チェーンを振り回しながら入場するパフォーマンスも、観客に強い印象を与えるための戦略であり、プライベートでサインを求められても「今はフランク(本名)だから」と断るなど自分なりの哲学を持った一流のプロフェッショナルであった。やはり何をするにしても、『突き抜けた自己流の哲学』を持っていなくてはならない。残念ながら、己の流儀を愚直なまでに貫いた超獣は1988年、プエルトリコで言い争いの末に同僚のレスラーに刺され呆気なく死んでしまう。ただ強いというだけでなく、プロレスのなんたるかを熟知し、プロレスラーとはどういう存在なのかを具現化した私にとって最高最強のレスラーだった。いや、亡くなった今でもその地位は揺るがない。ブロディが入場の際に使った曲「移民の歌」は未だに私の中では鳴りやんではいないのだ。
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