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| 木綿のような肌触りを持つカツラ(桂)の事をご紹介させていただいていますが、本日は具体的なカツラの木の使用実例についてのご紹介。愛媛にいては建築材や家具材としてでもほとんど使われる機会のないカツラですが、不思議と弊社ではカツラを取り入れていただいた現場が連続しています。そのうちの1つが、イシマルデザイン一級建築士事務所の岸絹子さんが手掛けられた『ギャラリー隣花庵』さん(松山市小栗町)。庭の美しい瀟洒な日本家屋を改造してギャラリーにされました。 | ![]() |
『BRANCH COFFEE TUBAKI』さんの内装・家具工事の続編。今回は家具をはじめ店内のいろいろな什器も製作させていただくことになっているのですが、中でもメインとなるのは1階の商品販売スペースの商品陳列棚。棚といっても広い室内の3面にわたって高さ4段で広がる無垢の棚で、しかもそれらすべてがワイヤーで吊られるという特殊な仕様。使うのはホワイトオークですが、使用量も半端ではありません。こちらは棚が付けられる前の状態ですが、ここ一面が吊り棚。
あまりに長くて大きなサイズなので、幾つかに分割して仕口を作り、現場で吊りながら組み立てていくということになりましたが、丁度適寸の材が揃うわけではありませんので、ザックリしたボリュームを善家君(ZEN FURNITURE)の作業場に持っていって、木取りをしていきます。数枚で幅剝ぎして作りますが後々の反りなども考慮して、サイズだけでなく材質や木目の具合なども考慮しながら木取りしていくため、納めても収めても足りないほど。それに合わせて端材も大量発生中。
ようやく棚が完成して取り付けとなるわけですが、木選びや納品が終わってしまうと、こういう時ぐらいしか私の活躍できる場面がないので、私も取り付け工事のお手伝い。とはいえ棚を持ったり抑えておくぐらいしかできないのですが、何しろ枚数が多いのでこんな私でも少しは戦力。頭に板を乗せて待っていると、自分にも技術があればなあとつくづく思うこともあるのですが、集中力がなくて飽き性の私には務まらない仕事です。木工職人にとって大切なのはセンスと集中力とデリカシー。
棚を1枚ずつ繋いでワイヤーで吊って何度も何度も微調整を繰り返してようやく完成。全体像が大きすぎて画面には収まり切れていませんが、ひとまず第一関門クリアといった気分。ちなみにそれぞれの棚には、南面からの直射日光が当たることも配慮して、反り防止のために同じホワイトオークの「端喰(ハシバミ)」が施されていてます。アトリエ・バウの中尾忍さんの設計ですが、完成すると細いワイヤーで吊られた雄々しいホワイトオークが絶妙なバランスで、繊細にして実に美しい~!
以前、ご紹介させていただいたお弁当作家・尾原聖名(ミナ)さんご夫婦の新居。フローリングのカバ(樺)をはじめ、カウンターにヒッコリー、ダイニングテーブルにモザイクボードなどと多様な木を使っていただきました。ご自宅で料理教室も開かれるということで、最初からキッチンも2つ作られていて、料理教室用のキッチンカウンターにヒッコリーをお使いいただきました。最近では新築の上棟式でのお弁当のご依頼も受けられるとかで、思わぬところで木と食がつながっています。
そんなミナさんのお宅に久し振りにお邪魔したのは、とある日の水曜日の夕刻。今、ミナさんのお店(gohan factory/ゴハン ファクトリー)では、毎週水曜日に「水曜ごはん」という企画が始まりました。【みんな、何かのために誰かのために毎日頑張っています。その頑張りを少しでも応援出来たらなあ〜の「週の中休み」を兼ねて、元気が出るごはん、罪悪感なく食べれるおやつ、アレルギーの子も食べれるパンなどを用意しております。】ということで、初日に伺いました。
水曜日の17〜20時で、売り切れ次第終了ということ。ちょうどうちの子供たちが毎水曜日の夜、塾に通っていて、その送り迎えが私の役目なのですが、双子たちの部活の延長練習もあって、学校からそのまま塾へ行く場合もあって、そういう時にとてもありがたい企画です。どうしても時間が無いときはコンビニのパンで済ましていた子供たちにとっても嬉しい事で、早速車中で美味しい料理を頬張って大満足でした。時間帯によっては今後もお世話になる事が多くなりそうです。
ちなみにミナさんのところでご購入いただいたものと同じ仕様、同じサイズ(✕ ✕ ㎜)のモザイクテーブルが、弊社の2階で展示してあります。現在はまだ塗装していない状態ですが、最終的には植物性オイルで仕上げまでさせていただきます。お陰様で県内でのモザイクボードの販売も少しずつ増えているのですが、このようにテーブルや家具としてのご注文も多くなってきました。そのためにも実例の画像が増えると大変ありがたいのです。水曜モザイクもよろしくお願いします。
弊社の無垢の家具製作の看板を支えてくれているのは、お馴染みの善家雅智君(ZEN FURNITURE)。もちろん今回のbranch coffee tsubakiさんの什器もすべて彼にお願いしています。その技術には全幅の信頼を置いているものの、なにしろ独りですのでいくら残業をしようとも1ヶ月に出来る仕事の量にはおのずと限りがあります。しかも善家君は弊社の専属職人というわけではありませんので、他からもその腕を見込んでドンドン仕事が飛び込んできます。いかに調整するかが大事。
松山周辺で家具職人として頑張っている若手は、この数人で一気に増えました。元々繋がりがあった人たちを慕ってとか、紹介でというわけではなく、それぞれが一念発起して愛媛の地で家具職人を目指したということなのですが、それが短期間で年齢的にも割合近いような者たちがこうも一堂に集まるものかと不思議に思うほど。しかしそれは弊社のように製作を外部委託している者にとっては嬉しい僥倖。いざという時には助け合えることも。ただし技術水準が同等というのが大前提ですが。
今回は、堅牢にして雄々しく表情も豊かで、キング・オブ・フォレスト(森の王様)の異名を持つホワイトオークを使わせていただくことになったのですが、このホワイトオークという木は、森の王様の異名通り貫禄たっぷりで非常に重たい!長さ2m程度でも厚みが38㎜とかになると3,4枚でもかなりの重さ!それを6枚も7枚も並べてテーブルを作るわけですが、幅剥ぎするとそれはそれは結構な重量になりまして、独りで動かすのすらままなりません。こちらはオークの25㎜の薄物。
善家君は私より身長が10センチぐらい高く大柄なので、私が持ち上げられる重さぐらいは苦も無く動かしたり運べるのですが、たまにお願いするブビンガなどのスーパーヘビー級選手の耳付きの1枚板のテーブルとかなどになると、どうやって独りでひっくり返したのかを想像するだけで腕が痛そうになります。軽そうな木ばかりを選んで仕事ができるわけではありませんので、無垢の家具職人はまず腕力が必要。家具職人、技術がなければ仕事が来ない、腕力がなければ仕事がこなせない。
branch coffee tsubakiさんの什器製作の話の続き。躯体が建ち上がり、徐々に内装工事に入り始めた頃、いよいよ弊社の出番。2階建ての店内は、1階がコーヒー豆や器具などを販売するスペースで、カフェは2階となっているため、かなり広いスペースですがそれを更にゆったりと使えるのが特徴です。それで弊社は1階の什器などを製作させていただくことになりました。商業店舗施設って、少しでも早く営業を始める必要があるため、建ってしまうとみるみるうちに工事が進んでいきます。
数日も現場に行かないと、えっもうここまで進んでいるの?!って感じになるので、しっかり工程表を睨みながら作業を進めないと大変なことになります。それでも今までの場合は、多くが工事の最後の最後に収めるテーブルなどが多かったので、電気工事や水道工事など他の業者さんとの絡みが発生しない仕事が主だったのですが、今回は仕事量が相当にあるのでちょっとピリピリ。しかも年度末の3月ということで、店舗だけでなく新年度を控えての家移りなどで仕事も集中~。
こういう時は本当に仕事が分散してくれたらなあと思いますが、それはわがままというもの。無垢の家具は高いだの、無垢の床材は手入れが大変だの、散々警戒されながらも、こうして多くの方がご自宅やご自分のお店の建築・家具素材に木を選んでいただいているということに、襟を正して背筋をシャンと伸ばして取り組ませていただかねば罰があたるというもの。それにしても弊社が関わらせていただく店舗の数はしれたものですが、松山市内でも木を使いたいという要望が増えています。
特に若いオーナーの皆さんがそういう意識を持ってくださるというのは本当にありがたい話。そういう話が弊社に舞い込むと、それじゃあ折角だから普通の木じゃつまんないから何かひねらないとまずいよなあと、勝手に暴走してしまうのが悪い癖。今回そんな私の手綱を引いて、正しい方向にコントロールしてくださるのがアトリエ・バウ1級建築士事務所代表の中尾忍さん。初めて一緒にお仕事をさせていただくことになったのですが、非常にまじめで几帳面で誠実なお人柄で凄く安心!
ところでオーナーや工事関係者が集まって打ち合わせをする時いつも思うのですが、設計士や施工管理技士、家具製作技能士などそれぞれがきちんとした資格を持った方々が専門的な話をされる中で、何の資格も持たない材木屋としては非常に肩身が狭いのです。材木屋の場合は、正直ペーパーの資格よりも実務経験がものを言う世界だとは思っているものの、それぞれの専門職の方は第三者の公的評価を得ているわけで、やっぱり材木屋としては『かけら鑑定士1級』ぐらい持っておくべきか・・・
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