森のかけら | 大五木材


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瀬戸の島めぐり『しまはく』・・・⑤さて本日は『しまはく』本番です。普通、アイテム愛媛で行われるこれだけ規模の大きなイベントは2日間というのが多い中、本日だけのワンDAYということですので、来場者数は凄かったです!しかも、AM10時からPM16時と開場時間が短いこともあり、開場するやいなや人波が一気に押し寄せてきます!実はゆっくり場内を歩いて、島の特産品でも買って帰ろうなどと考えていたのですが甘かった。なんといっても食べ物関係のお店が多いのですが、早々に売り切れの店もでるなど大好評。まあ、お値段がお手頃ということもあるのでしょうが。

瀬戸の島めぐり『しまはく』・・・

ステージ正面には巨大な幕に『しまはく』の筆書きの4文字が威風堂々!なにやらスタッフの方々の並々ならぬ『覚悟』と『気迫』すら感じます。入り口や至る所で大漁旗もはためき、威勢溢れる舞台装置がいつものイベントとは一線を画した「真剣ムード」が漂ってきます。イベント慣れしてしまうと、本来の目的云々よりも効率や段取りを考えてしまいます。それが悪いわけではありませんが、今回はちょっと雰囲気が違いました。会場内全体で60を越えるブースが出展されていましたが、通常これだけブースが出ると、それぞれにパーテーションで壁を立てるものですが、今回は一切壁がなかったので、どこからでも見通しが効き、開場に奥行きと開放感がありました。島全体が1つのテーマになっているので、隣の店とも一体感があり、皆『島』という大店の店子という雰囲気で、ある種の連帯感すら感じました。

 

R0016585意識してそうされたのだとしたら、コンセプトをよく反映された場内設営だったと思います。いつも隣のブースの様子さえ見えない展示会で窮屈な印象を抱いていましたが、こういう設営だと隣のブースとも自然に仲良くなります。考えさせられました。ちょうど隣のブースでは、『わらんべ工房』のたなかつしさんが作品を展示されていました。たなかあつしさんの作品は、シナノキクスノキを使った愛らしい木彫作品を製作されています。最初に作品を購入させていただいたのは10数年前のことですが、それから少しずつ買い集めさせていただきました。

R0016536今は故郷の中島に工房を構えられて製作活動をされています。5月に香川県で展示会が開催されるということで、本日は展示のみという事でしたが、『しまはく』にちなんだような島や海をモチーフにした作品が並んでいました。生き生きとして豊かな表情と木の質感が魅力です。今回展示されていた作品の中で私の心を刺激したのが、少年が鯨に乗った『大海へ』という作品。への字に口をむすんだ少年の顔に、大海へ飛び出していく決心のようなものを感じます。決して海をなめてはいくまいぞという凛とした男の決意が感じるのです。

R0016537少年が男になっていく瞬間でしょうか。その少年の決心を大きな体で包み込んでしまうような、大きな口で軽く飲み込んでしまうような鯨の「イヒヒ」という表情もよろしいですね!空を往くものでは「」が、海を往くものでは「」が理屈なしに大好きです。そのフォルムにも、その『存在』そのものにも惹かれます。値段が付いていたら思わず買ってしまいそうになりました。波に見立てられたケヤキの海もいいですね~!作品全体に田中あつしさんの世界観が溢れています。素材が「」だというのは偶然ではないと思います。他の作品も素晴らしいものばかり。展示会の成功とますますのご活躍を祈念しております。

20100429 たなかあつしさん展示会

たなかあつしさんの次回の展示会は、『たなかあつし 木のものがたり展』 2010年5月14日~25日まで。香川県善通寺市大麻町『灸まん美術館』にて開催されます。詳しくは、『わらんべ公房さん』のホームページをどうぞ!




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