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住宅業界を取り巻く環境は相変わらず厳しいものがありますが、そんな中でも無垢材をワンポイントにかつ効果的に使おうという若い世代の方が増えてきているのはとてもありがたい事です。木造住宅の家が当たり前で、身の回りの生活用品に木の物が溢れていた世代の方が感じる一種のノスタルジイのようなものではなく、新鮮で魅力的な素材・木として若い世代の方は一種の憧憬の対象として木を見られているのではないでしょうか。その人生の中に木が在った訳ではないでしょうが、出来るものならばいつか手に入れてみたいステイタスのようなものなのかもしれません。
歴史は繰り返すと言いますが、若い世代が70年代のアニメや歌謡曲を新鮮に感じて受け入れる傾向と似ているかもしれません。我々の世代も、両親達が若い頃の時代の流行に不思議な懐かしさを感じてしまうのは、人の嗜好や趣向が時代を超越し、もっと心の奥底の方に訴える力があるからなのでしょうか。本当にいい物は時代のアドバンテージを必要としないのかもしれません。それと一緒にはできないでしょうが、『木』にも世代や時代、性別などを超越して万人の心の根っこの方に訴える力があるのではないでしょうか。最近、若い方が憧れを持って木を使っていただく傾向にとても嬉しさと希望を感じて大歓迎なのです。やっぱりみんな木が好きなんだと!
そうであれば尚更、材木屋としては若い世代の『家作り・木使い』を応援させていただかねばなりません。我々より上の世代の方は、少なからず木に畏敬の念を抱かれていらっしゃる方が多いように思いますし、実際にそうだと思います。それについては私のような浅薄な者の数倍もの知識をお持ちで、お話させていただいても勉強させていただくことばかり。一方、若い世代の方は『生きているマテリアル』として、大胆な解釈や斬新なセンスで木を取り入れていただきますが、その若い感覚には良い意味で刺激を受けます。
年上の材木屋の先輩には怒られそうですが、私は木はこうあらねばならぬ、こう使ってはいけないという御法度のようなものにあまり縛られる必要はないのではないかと思っています。根が偏屈ですから、そういう傾向に立ち向かってきたり、敢えて御法度破りをしてきました。その御法度は、先輩方が長い経験と情報から作り上げてこられたありがたい通念では在るのですが、新しい技術や工法の開発、乾燥技術や塗料の改良により、革新的に変わったものもあります。御法度が古くなったというのではなく新しい事も受け入れる懐の深さも持っておいた方が良いのではと思うのです。以前は日本にほとんど入荷しなかった材もあります。その新しい使い方や適性は、我々が探るべきです。失敗や誤りやがあろうとも、前に進む事を畏れず、歴史ある御法度にも、見直しや新解釈のページを書き加えていかねばならないと思うのです。
今日の愛媛新聞の「リーダーのバランスシート」に、サンシン暖炉の大成郁生君の姿が!大成君は、昨年父上から会社の経営を引き継ぎ、社長に就任しました。もともとはチェーンソーなどの林業機械を扱うサンシン機械が母体でしたが、薪ストーブ部門を独立させサンシン暖炉という会社も立ち上げ、ここ最近はサンシン暖炉の名前での活躍の方が多いようです。木材屋、製材屋というわけではないのですが、いろいろな事を勉強したいという事で、数年前に愛媛木青協にも入会してくれました。もともと社交的で快活な性格ですが、吸収・咀嚼する能力も高く、会でもその能力は如何なく発揮され、会の要職をこなしています。これからは会社の業態や職種、規模の大小に関わらず、しっかりした理念を持ったリーダーの存在が必要不可欠です。数年後には、大成君が会を引っ張っていく事になりますが、その資質充分。期待しています!
こうして、メディアに取り上げられ注目されるのは結構な事です。特に、植林や環境問題という専門的なカテゴリー外の部分で、専門紙以外の媒体から評価を受けるという事が今後は増えていくのではないでしょうか。分かりやすい言葉で木の魅力を広く伝えるというのも木材関係の仕事に身を置く者の使命です。大成君は、一般消費者にもっとも近い薪ストーブというい商品を持っている事から、テレビやラジオなどメディアへの露出も多く、語りも饒舌です。やはりこれからの木材屋は語らねばなりません。私も本日、語りのお仕事・・・市内の椿中学校です。
家内がやっている出前の木育の一環で、私は『森のかけら講座』でお手伝いです。200名ほどの一年生が体育館に集合して、丸太切りや木の玉プール、木工体験、えっちゃんの紙芝居等々、それぞれが興味のあるコーナーに分かれて木にふれあうという内容です。時間と人の制約もあったのですが、木工体験の少ない子供達は、じっと座って話を聴くよりは自らの手で何かを作り出したいものです。そりゃあそうでしょう。それでも数人の熱心な子供達が、森のかけら講座にも集まってくれました。
ところで、体育館の床は、かなり年季が入っていましたが『ブナ』でした。こうして出前授業に来ると、その場所に使ってある木とか、校庭に植えてある木とか探りを入れておいて話の中に取り入れるようにしています。日本の森林量がいくらあるとかあまり遠い話をしても、感覚的に伝わりにくいと思うので、触ったり見たりできる身近な所にある木に関心をもってもらおうと思っています。床材となったブナの上ではなく、それの元の姿、つまり原木の伐られる前の森の中で開催できれば、もっと多くのモノを伝えられるのではないかと思うのですが。
こういうイベントって必ずしも自分にとって万全の条件の元で行われる訳ではありません。昨日の日本シリーズでも、マリーンスタジアムであれだけ快投したサブマリン・渡辺俊介が、硬くて高いナゴヤドームでは、マウンドが合わず、本領が発揮できませんでしたが、私らの場合は常にアウェイです。冒頭の大成君とも、よく一緒に出前学校に行くのですが、いかなるマウンドにおいてでもそれなりに仕事を果たせねばなりません。しかし、ライバル・木の玉プールは強敵!初めてこれ見たら、飛びつきますわな!これが健全の証。
本日は、日本木材青壮年団体連合会の中四国地区協議会・役員会が、広島県福山市で開催され出席させていただきました。今回、愛媛からは私一人の出席という事で、自らハンドルを握って久し振りのしまなみ街道を渡りました。午前中は福山市内で仕事をこなし、午後からの会議まで少し時間がありましたので、福山美術館に行って来ました。数年前にも福山で木青協の会議があった際にも、愛媛木青協の仲間数人と一緒にこちらの美術館を訪れました。その時以来ですが、今回の企画展は、『黄金美術―それは、聖なるもののあらわれ』。
『黄金美術』、何やら惹き付けられるテーマです。古来より大変貴重であった黄金は、冨や権威の象徴であり、宗教としての聖性も併せ持ち、何やら 厳格な雰囲気が漂います。館内は当然撮影禁止ですから、内部の画像はありませんが、これでもかと揃えられた黄金の作品群からは、ただため息が漏れるばかり。美術館で展示されるような作品ですから、決して拝金主義の匂いも、これみよがし的な無意味な金の演出も見当たりませんが、宗教的なメッセージ的な色合いが濃く感じられました。
個人的には、美術館のテーマの看板にも使われていた横山大観の『群青富士』のキッチュな感じの富士が素敵でした。左端には、雲海の間から山頂が垣間見えるのですが、その岩肌と木々の描き方も面白い~!天下の横山大観先生に面白いとは失礼な話しながら、それぞれの尺度で芸術を楽しんでいいのではないでしょうか。いかなる立場で眺めようとも、真に優れたものは何らかの形で心に届くものだと思います。背景の黄金も鮮やか!しかし、まるで企業や商品のロゴマークのようなシンプルさが、さすがは美の巨人、分かりやすさも芸術です。
前回訪れた際は『三沢厚彦展』でした。三沢厚彦さんは多方面で活躍される人気の彫刻家で、最近では文芸誌「文学界」の表紙紙を飾られています。三沢さんのお名とその型破りの創作ぶりは、子供が持っていた絵本「ぞうをつくる」(福音館書店)で知っていたのですが、実物の作品を観るのはその時が初めてでした。まあ、その独特の世界観には圧倒され、一瞬で魅了されました!素晴らしい、面白い、楽しい~!決してリアルな写実主義ではないのですが、実際にはありえないような静止ポーズのも妙な説得力があります。これもある意味『森の出口』のひとつですね!
福山美術館の建物の隣には福山城公園があり、その中に復元された天守閣は福山城博物館として、歴代藩主の遺品などが展示されています。美術館を巡ってもまだもう少し時間があったので、入ってみることにしました。ちょうど、阿部氏福山入封300年記念の『幕末の福山藩』展を開催中でした。前に美術館に来た時も、その姿は気になっていたのですが、仲間もいたので自由行動が取れずその時は断念しました。しかし、登山家がそこに山があるから登るのと同様に、機会があるのにそれを見過ごしてしまっては城フェチとは言えません。大阪出張の際には大阪城に登りましたし、数年前に富山で理事会が開催された際には高岡城に、熊本で合同例会があった際には熊本城に登りました。長野に信州から松を観に行った際には、念願の真田氏ゆかりの上田城址にと、出張を利用して空いた時間で城廻りを楽しんでおります。
当然地元の松山城には何度も何度も訪れています。道後温泉と同じく、地元に居ると案外地元の有名な観光地に行く事が少ないものですが、うちの家族は結構訪ね歩いている方だと思います。私と家内が松山市出身でないだけに、松山で生まれた子供達には、彼らの故郷である松山の事を少しでも知っておいてもらいたいという気持ちもあります。昔は特別に城好きというわけでもありませんでしたし、今でも内部の構造がどうとか設計がどうとかが気になって城巡りをしているわけではありません。
あくまで観光目的に行っているのではないので、行動範囲や移動時間が限られていて、駅に近くてアクセスが良いところとなるとお城という事が結構多いのです。もともと戦国という時代の物を見たり聞いたりするのが好きだったのですが、歳を重ねるに連れ、系図などの人間関係や武将の生き方、時代背景などにも興味を覚えるようになりました。古くは、「伊賀の影丸」や「真田十勇士」、「里見八犬伝」で戦国に目覚め、「影武者」や「乱」、「柳生一族の陰謀」などを経て、最近は「竹光侍」や「センゴク」、「火天の城」などで城そのものに目覚め、マニアックに戦国時代を堪能しています。城は時の権力者の権威の象徴でもあり、敵からの防御などの目的もあるでしょうが、城を建てた大工達にとっても願ってもない腕の見せどころ、振るいどころだったのではないでしょうか。
職人の心意気が伝わるような技術が随所に観る事が出来るのも城巡りの楽しみのひとつです。福山城は、徳川譜代の水野勝成が築いた由緒ある城なのですが、残念ながら明治6年に廃城となり、ほとんどが取り壊され、昭和の戦災で残った天守閣なども焼失してしまいました。現在の天守閣は昭和41年に復元されたものですので、歴史的に見るべき部分は少ないのですが、さすがに由緒ある家柄だけあって、内部にはペリー来航など貴重な資料が展示されていました。天守閣の扉の紋は、水野氏紋章の「丸に二本沢潟」。
実は、戦国大名の家紋を【円い森】にレーザー彫刻して、シリーズ化しようとう思惑もあったので、尚更熱心に城を巡っておりました。家紋のロゴの入ったソフトなども購入して、いろいろ試作も作ってみたのですが、家紋+αのαの部分がなかなか味付けできないうちに、他の商品の動きが慌しくなり手がつかないまま放置している状態です。まだ断念していませんが、最後の隠し味のひと振りがないと、どこにでもあるものをただ木で作ったという域を越えられません。それでは、わざわざ木で作る意味も面白みもありません。自分自身で納得できるオリジナルティーがひらめかないと、作ったてみたところで、仏を彫って魂入れず、になってしまいます。その何かを求めてまた城を巡るのです。
今日は、尖閣諸島沖で中国漁船と海上保安庁の巡視船が衝突したビデオがユーチューブに流出したという事で大騒ぎになっていました。これでどちらが悪いか明白だとか、それでも偽造映像ではないかとか、それ以前にやれ危機管理がどうだとか、画像をアップした犯人探しをするとか、とにかく蜂の巣をつついたような騒動が報じられていました。何が正しいとか、どれが正論かなどという事よりも、私が気になったのは『映像の力』です。まさに百聞は一見にしかず!その真偽が問題視されるのも、映像に説得力がある証拠でしょう。
トム・ヴィンセント氏の運営する『Loopto』をアップする際にも、映像による商品PRを氏が強く力説していましたが、静止画と動画の商品訴求力には歴然とした差があります。それは痛感していたのですが、まだまだ準備不足で画像にまでは手が回りませんでした。今回の衝突の映像は、その政治的な意味も含めて、圧倒的な存在感があります。やはり動画の必要性を強く感じさせられました。モデル(娘や息子)が、甘い言葉だけで働いてくれるうちに撮りだめしておかねばなりません。
さて、画像(動画)の力を感じる事がもうひとつ。東京は新木場で、無垢のフローリングを伝導する熱き木材野郎・㈱五感の前田英樹さんから面白いサイトをご紹介いただきました。その名も『炭素の蔵』!このサイトを作られたのは、当の前田さん。ここで詳しい説明をするよりは、サイトを開いてもらえれば分かり易いのですが、住宅で使った無垢材を数値化して、炭素の貯蔵量を産出して、県別に登録するものです。無垢材の種類や使用部位、計算する単位(坪数、㎡等)など、これが実にうまく出来ていています。
前田さんはこういう仕掛けを作るのがとても上手いです。前田さんが目指される理念は素晴らしいのですが、こういうモノってただ正論を大上段から振りかざしても、なかなかその土俵に上がってもらいにくいものです。その点、この『炭素の蔵』は、ある意味ゲーム感覚で分かりやすく楽しめます。さすがに面白いモノを作り上げられました!このサイト、11月に出来たばかりの早ホヤホヤで、まだ登録されているのは埼玉県のお一人だけです。おおっ、これは先陣を取る好機!桧の生産量日本一の名誉にかけても、愛媛県がトップに立たたねばならないでしょう。出番ですよ、ドラゴンマスター、ハマーさん!登録の仕方はとても簡単です。早速登録してみて下さい。耳で聴く数字以上に、画として観る貯蔵量、相当に説得力と楽しみがあります。やっぱり動画は力がありますね~。トム、大内さん、佐野さん、そろそろ「かけら」も動かしましょうか。
※【森のかけら】を直接手にとって見てみたい方は、松山市内では弊社事務所の他に、『えひめイズム』さん(大街道3丁目)、『ブルーマーブル』さん(3番町)でも展示販売しておりますので、そちらにも是非どうぞ!全国30数ヶ所で、木を愛する仲間も一緒に『木のファン』づくりをしていただいています!
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