森のかけら | 大五木材


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この(モミ)の美しいまでの目の詰まり具合、素晴らしい!想定外の買い物となりますが、こちらの原木を購入させていただきました。伐採直後ですから、たっぷり水分を含んでいて、この1本で2トン以上はあるようです。これがしっかり乾燥すると、錐(キリ)で一旦穴を開けなければ釘が打てないほど材質が締まって非常に堅くなります。当然水分も抜けて軽くなるのですが、その錐で穴を開ける際に、錐を揉(も)むことから、『揉み(モミ)』と名が付けられたという俗説もあるほど乾燥によって材質が変わります

名前の由来については諸説あって、学術的には『万葉集』の中で、「臣(おみ)の木」がモミの木に転じたものが一般的ななっているようですが「錐を揉む」=モミ説は、木を実際に扱った杣人(そまびと)や大工さん達の実体験の中から生まれたエピソードのようで、そちらの方がより木の特性を現していると思えるのです。学説は、文献に由来している事が多いのですが、地方の方言名は、生活習慣の中から生まれたおのが多く、その用途や地域の民族とも深く関わっていて、知れば知るほどに、日本人が如何に木を活用してきたかという歴史が窺い知れます。。

それで結局、直径1mサイズの巨木を1本と、400~600mmクラスの目の詰まったもの、小割り用に節は大そうだけど安価なものなどを数本買わせていただきました。成川君のところでは、主に県内とその周辺の杉・桧を伐採していますが、久万高原町内でも樅は稀に伐採するようです。面河渓の方に行くと、の原生林も残っていますし、以前は樅もよく出材されていたようなのですが、需要がないと山から出なくなります。やはり、「出口」が大切という事になろうかと思います。

まだ樹皮に枝や葉が付いていましたが、先端が丸く尖っていて触っても痛くないのが樅の葉の特徴です。最近の「ナラ枯れ」で市街地に出没する熊が問題になっていますが、このモミは鹿が樹皮を食い荒らして枯らしていることで問題となっています。動物と人間の共存は繊細なバランスの上に成り立っているので、少しそれが崩れただけでどちらかに偏りが生じます。それを思えばよくぞここまで成長した樅、理由があって伐採されたモノですが、これだけの高齢木を粗末にしては罰が当たります。骨までしゃぶって使わせていただきます。




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