森のかけら | 大五木材


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20130217 1今回の隕石の報道で、1908年に直径40mとも70mとも言われる巨大隕石が衝突して、シベリアの原生林が2000キロm2(東京都並み)にわたって消失したという『ツングースカの大爆発』が、メディアでも再三引き合いに出されていました。事件から100年経った今でも、はっきりした原因の解明がされておらず、諸説あるようですが、UFOやUMA(未確認生物)を信じ、ムー大陸やアトランティスに強い憧れを持っていた(今でもですが)少年にとって、それは胸躍る浪漫!

 

20130217 2落ちた場所がシベリアの大森林地帯という事で、人的被害は無かったとそうですが、爆発の推定規模は広島に投下された原爆の千倍を超える規模であったとか。凄まじい爆風によって、強い衝撃波がヨーロッパにまで及び、夜中でも新聞が読めるほどの眩しい光が発せられたという報道がありました。人の住んでいない森林地帯という事もあったのか、その詳しい調査が行なわれたのは事件の19年後。旧ソ連の何とかアカデミーという調査団が現地に向かうのですが、もはやSF映画の筋書き!

 

20130217 3調査したものの原因究明には至らず、『人類史上最大の大爆発』は今もって謎に包まれているのです。そのため、やれ小型のブラックホールが衝突したとかだか、核爆弾を搭載した大型UFOが墜落したとか、地下に溜まったメタンガスが地上に噴出して大爆発したなどなど心の震えるような諸説が唱えられました。その中でも私が圧倒的に支持していたのは、当時マッド・サイエンティスト(?!)と呼ばれていた天才科学者ニコラ・アスラが実験に失敗したという説。

 

20130217 4それは、N・アスラが長年研究してきた「超エネルギー兵器」の試射をしたところ、実験が大失敗して大爆発が起きてしまったため、軍も原因を極秘裏に闇に封じたという話です。最初の調査以来100年近く探し続けても隕石のかけらひとつも発見できないという事実が、この説をまことしやかに流布させてきたのです。荒唐無稽と笑わば笑え!私はこういう話が大好きなのです!今回は、鮮明な落下映像も含め、科学的な解明が進みそうですが、世の中には知らない方がいい真実もあります。

 

20130217 5膨大な森林が一瞬で消失したと聞いて、昔はその破壊力の凄さに感嘆しましたが、今は「なんとモッタイナイ!」と別の感慨にふけっています。恐らくその多くは天然のカラマツシラカバなどの針葉樹だった事でしょう。それが一瞬にして灰燼と化してしまうのですから、そのパワーたるや恐るべし!その後の調査で爆発後に周辺の木々が異常成長していた事が分かったそうですが、それが放射能等の影響なのか、爆風によって日照条件が改善された事が原因なのかは不明。

 

20130217 6大爆発とその衝撃波などの影響で、破壊されなぎ倒された無数の樹木の姿を鳥瞰して眺めると、爆発の形跡があたかも飛翔する蝶のような歪んだ形に見えます。そこから爆発跡地は「ツングースカ・バタフライ」と呼ばれるようになりました。いずれにしても感じるのは、人智の及ばないパワーの存在。その全体像が闇に包まれ、わずかな断片「かけら」しか与えられないからこそ、ひとは畏怖と憂いの中で想像力を膨らませていくのだと思います。今も昔も「かけら」は、宇宙からのメッセージ・・・。




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