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昨日の続きですが、ケルト神話に登場するキャラクター造形は非常に興味をそそられます。ただ悲しいかな、ヨーロッパの歴史背景や民族対立、ケルトの文化、風俗などにまったく疎くて、表面を薄っぺらくなぞる程度の理解しか出来ないのが残念・・・。きっとそれぞれのキャラクターは、何かの象徴であったり深いメッセージなどが込められているのでしょうが、そこまで理解するには民俗学者か宗教学者のような専門知識を要することでしょうが、そこまでの野心はありません・・・
ですので浅い理解で捉えたケルト神話の神々たちを、いずれ何らかの形で「商品化」させていただくつもりです。それにしても、天にまで届く巨大な豆の木とは一体何をモチーフにしたものだったのでしょうか?一般的によく言われるのが、マメ科の1年草で刀豆(トウズ、ナタマメ)、帯刀(タテハキ)とも呼ばれてる『なた豆』。マメ科の1年草としては最大級の植物で、丈は5メートル以上、サヤも50~60センチまで大きく太く成長し、サヤの中の種子も3~5センチ程の大きさになるそうです。
豆類の多くは亜熱帯アジアが原産とされていますから、恐らくモチーフの話は後付でしょうが、世界にはとんでもないような豆もたくさん存在しています。その種子が鳥などに運ばれて世界に散らばっていく事も想像に易くないでしょう。ドードーやモアみたいに既に絶滅してしまった巨大豆科植物の末裔だったかもしれません。あるいは昔巨人族が雲の上で栽培していたものの根が、たまたま地上まで降りてしまい、ジャックが伐った事で下界へ降りる手段がなくなってしまったのかも・・・!
牝鳥と豆を交換する謎の男も、民俗学・宗教学的には異文化をつなぐ役割(言語の翻訳、物々交換や国家間の貨幣など)、あるいは布教活動などと解釈さえるのかもしれませんが、本当は天界と下界をつなぐチャンスを伺い下界に潜入していた闇商人だったとか・・・妄想は膨らみます。それもこれも話のど真ん中に巨大豆という絶対的存在を据えたせいでしょう。この1本の豆の木のお陰で、有無を言わさぬ何でもありの舞台設定が完璧に仕上がったのですから、豆の木は偉大なり。まだまだ続く・・・
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