森のかけら | 大五木材


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20110525 高耐久ウッドデッキのへ礎①トランジスタハウス」で、もうひとつどうしても触れておきたいのが、高耐久木材であるマニルカラで埋め尽くされたウッドデッキ!こちらの施工をされたもみじ建築越智棟梁から、本数を訊いた時、敷地の割りに結構数量が多いと思っていたのですが、こういう事だったのですね。隣との境界のブロックの壁までめいっぱいマニルカラで貼り尽くされていました。まるで庭ステージ!庭先に植栽された庭木の緑が、奥のマニルカラの赤褐色によく映えています。これは綺麗でした~!自分のところの商品だから言っているのではなく、ここまで徹底して張る尽くされると存在感も格別です。束、大引には70x70㎜、座面には105x20㎜のマニルカラを使っていただきました。派手な色合いですが、これで無塗装状態。雨に塗るれと更に赤身が濃くなります。最初の雨でマニルカラ・ソープ」の洗礼を受ける事となりますが、どうぞお楽しみに!

 

20110525 高耐久ウッドデッキのへ礎②我が社でも7、8年前までは防腐剤など塗装を伴わないウッドデッキ材としては、「オーストラリアン・ハードサイプレス」が主流でした。ハードサイプレスも重硬な材なのですが、そもそも丸太がそれほど大きくないので、芯持ち材を利用していて、大きな節を含んだ商品になります。芯材と辺材のコントラスト、そこに大きな節材が絡んだ表情は、絵面としてはとても面白いのですが、経年変化で節が抜けたり、辺材が脆(もろ)くなって欠損したりする事例が発生したので、代替材を検討していました。

 

20110525 高耐久ウッドデッキのへ礎③決してサイプレスが弱いというわけではなく費用対効果の問題だと思います。どれぐらいの費用を掛けて、どのぐらいの期間楽しむか、あるいは保たせれるかという事だと思います。価格的には、ハードサイプレスに比べてマニルカラの方が3倍ぐらい高額なのですが、その耐久性は価格以上のものがあります。一般的に流通しているハードサイプレスのデッキ材は20㎜前後が主流なのですが、もう少し厚くすれば更に強度は高まると思います。しかしこれも価格との兼ね合いです。値段次第と言っては身も蓋もありませんが、市場の「見えざる手」は的確に商品の価値を価格付けしています。松山周辺でも、以前は価格がネックだったマニルカライペ、ウリン、イタウバといった高耐久木材が普通に流通するようになりましたが、それもハードサイプレスがデッキ材として一時代を築いたという礎があったからこそだと思うのです。

 

20110525 高耐久ウッドデッキのへ礎④ハードサイプレスに関わらず、例えばイエローシーダー(米ヒバ)とかでも、要は手入れ次第ではあると思うのです。木材界においては、『メンテナンス・フリー』という言葉が、本来の意味とは別の解釈として用いられる事があります。手入れの必要が不要という意味では無く、簡単に自由に手入れが出来るとう意味です。このマニルカラは、防腐剤や専用塗料を塗らなくても、高い耐久性を有しているものの、決してメンテナンスはフリー(不要)という風には解釈しないで下さい。ただ、他の材に比べるとそのお手入れはかなり簡素化出来ます。年に1、2回デッキブラシで強く磨いてやれば、表面の汚れはある程度落とせます。ただ紫外線の影響は避けられませんので、退色が気になる方は専用の塗料もありますが、この木の魅力としては数年後の灰褐色のロマンスグレーとの出会いだと思うので、私としては無塗装で、デッキブラシでの楽しいフリー(自由)なメンテナンスをお薦めします!




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