森のかけら | 大五木材


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20120305 1昨日の愛媛木青協の卒業式で『ふなや』さんに向かって歩いていると、その道路の反対側にある子規記念博物館の垂れ幕が目に入りました。定期的に換えられているようですが、その日に掲げてあったのは『二番目の娘みめよし雛祭(ひなまつり』の子規の句。俳句というものは言葉の流れや情景を感じ取るものであって、言葉を解説するものではないと教えられてきましたので、その意味を追うよりも口に出して感じる言葉のリズム感やその遊び心に思わずニヤリとさせられました。

 

20120305 2いつもこの場所を通るたびに目に入る子規の俳句ですが、子規は多作で、(あくまでも私が)知っている俳句が掲げてある事は稀。その日は『雛祭』の言葉に惹かれてカメラに収めました。その日がちょうどお節句の3月3日であった事もありますが、私の誕生日が4月3日で、田舎ではひと月遅れで雛祭をする習慣があり、子供の頃から誕生日が雛祭でして、人一倍「雛祭」の言葉に敏感なのです。翌日その意味を調べてみました。俳句の意味を解説するというのはやや無粋ではありますがあえて記しますと、『子規は小さい頃から女の子の遊びが好きだったようで、三歳年の離れた妹・律の雛祭は一緒になって楽しんだようです。「みよめし」とは、器量が良いという意味で、「二番目の娘」が誰を指すのかは不明ですが、一緒になって遊んだ娘がまるで雛人形のように愛らしかったのでしょう。』という事でした。

 

_RIM1820 (2)きちんと意味が分かってなお惹かれます。子規は「雛祭」にちなんだ句も多く詠んでいるようで、他にも「雛あらば娘あらばと思ひけり」という句もあります。生涯独身だった子規に子供はおらず、世間では雛祭と女の子たちが着飾り賑やかに祝っている中、寂しそうに己の境遇を哀れんで詠んだ句と言われています。こちらの方になると、その後34歳で夭折(ようせつ)するという悲運が重なり、「おかしさ」よりも「切実さ」が伝わってきてちょっと辛いです。数年前まで対して興味も無かったのですが不思議なものです。

 

20120305 4地元にちなんだものづくりをするようになって改めて、地元に眠る物語をきちんと読み返してみると、魅力的な物語があるわあるわ!『灯台もと暗し』とはまさにこの事。他山の石を羨むばかりでなくもっともっと足元を掘り返さなければと、今頃になって慌てています!それだけ新鮮味が長く続けられるとも・・・。さて日曜日は、下の娘と一緒に雛人形を組み立てました。いつもは家内に任せていましたので組み立てにもひと苦労。昨年の記録画像を見ながらなんとか娘ふたり分の雛人形完成しました。

 

20120305 5今年はたまたま時間が空いていた事もあったのですが、長女は中学生になり部活に出かけていて、下の娘ともこうして一緒に雛人形を飾り付けするのもあとわずかだと思うと、これから家族で行うかけがえのないセレモニーを大切にしなければモッタイナイという気持ちにもなります。たまたま子規の句を見た翌日に、二番目の娘とふたりで組み立てた雛飾り。改めてお内裏様も『笏(しゃく』を持っている事に気付きました。『二番目の娘(も)みめよし』とは、いずこの親も思うこと・・・娘よ、どうか健やかに。




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