当ブログに記載の商品の料金、デザインは掲載当時のものであり、
予告無く変更になる場合がございます。
現在の商品に関しまして、お電話、又はオンラインショップをご覧ください。
この2日間、森についての厳しい現実に触れましたが、一方で森は潤沢なめぐみも与えてくれます。建築・家具資材としての『材』としてもさることながら、我々の口に入る『食料』としても、人類とは永いお付き合いです。ちょうど実りの秋を迎えようとする森からは、そのめぐみの断片があちこちに。相続した山は杉・桧林ですが、そこに行くまでの山々にはクヌギやナラ、クリなどの広葉樹が自生していて、道路のあちこちにタイヤで踏みつぶされた残骸が・・・。うう、モッタイナイ・・・。
初めて自分の山に行ったのですが、そこに辿りつく道中もかなり狭小かつ複雑で、あまりの細道ゆえGPSも機能を果たせず。私、相当の方向音痴でして、何度来た道でも迷ってしまうぐらいなのに、初めて山道などとなるとさっぱり。いくら地図とGPSがあるとはいえ、独りで来たのは無謀だったかと思ってウロウロしていると、たまたま通りかかった親切な地元の方が近くまで案内していただきました。人の優しさが心に染みます。目指す山はこの流れの先。ここを越えて行かねばなりません!
こういう障壁があると、小さな密林探検隊の気分。この辺りは水も綺麗で、近くではアマゴの養殖もされていました。折角ですので、お昼は『川のめぐみ』アマゴの塩焼きをいただきました。思わず日本酒を頼みたくなる味わい。よく『森が海を作る』といいますが、。その源流たる川の源流に近づくと、森と川が混然一体になっていて、川の流れは母なる森の中に溶け込んでいる事が実感できます。そういう意味では、このアマゴも『森のめぐみ』です。キッチリと頭から丸かぶりで、程好い苦味とめぐみをしかと受け止めました。
麓では『クヌギ』の原木に種菌を植え付けた椎茸のホダ木が、整然と互い違いに並べて立て掛けられています。かつては原木椎茸が主流でしたが、最近では「菌床栽培」も多くなってきました。私にとっては子供の頃から見慣れた光景ですが、原木椎茸のの場合、最低でも2年ぐらい経たないと収穫は出来ません。また、あまり大きな原木だとホダ木としては不適だそうで森との契約履行も楽ではありません。紅葉にはまだ少し早いものの、頬を打つ風に確実に山頂からその気配が降りてきているのを感じました。
Category
- 1. 今日のかけら
- 2. 木のはなし・森のはなし
- 3. 木の仕事
- 4. 草と虫と鳥と獣と人と
- 5. 木と映画と舞台とテレビ
- 6. ひと・人
- 7. イベント・講演会
- 8. 気になるお店
- 9. ちょこっと端材
- WOODENTAG& 日本百樹札
- 「森のかけら」舞台裏
- えひめイズム
- おとなの部活動
- お酒にまつわる話
- かけら世界紀行
- かけら日本紀行
- アート&デザインのかけら
- オフセット・クレジット
- オンラインショップ
- キッズデザイン&ウッドデザイン
- スポーツと木
- ハードウッドとウッドデッキ
- パプアニューギニアL.M.H
- フルーツウッド
- メディアあれこれ
- モクコレ WOOD COLLECTION
- モザイクタイル
- モザイクボード
- 一枚板を見せていこう!
- 円い森・円き箱・木言葉書
- 媛すぎ・媛ひのき
- 愛媛のこと
- 愛媛木青協のこと
- 木と本
- 木のものあれこれ
- 木のものづくり+α
- 木のもの屋・森羅
- 木の家具
- 木の玉プール
- 木育のこと
- 未分類
- 森と生きものたちの記録
- 森のかけら玉
- 森のかけら36・森のかけら100
- 森のこだま/森のたまご
- 森のしるし
- 森のめぐみ
- 森のりんご
- 森の出口
- 森の砂・森の粉・森の羽
- 森の5かけら
- 無垢の家具
- 異業種&産官学
- 端材のこと
- 誕生木・12の樹の物語
- 道後温泉とかけら屋
- 都市林業とビーバー雑木隊
- Loopto in Ehime
Archive
Calendar
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | ||||||
2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 |
23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 |
30 | 31 |