森のかけら | 大五木材


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20130224 1今までにも何度かご紹介させていただきましたが、アフリカを代表するマメ科の巨木・ブビンガについて。20年以上天然化乾燥させた長期在庫のブビンガが入手したのは今から数年前の話。保管状況が悪く、とことどころに雨に穿たれた形跡や朽ちている部分があるものの、天然乾燥によってじっくり乾かせた事で、艶と光沢が失われていません。そのブビンガにもあちこちからお声がかかり、結構な量が旅立っていきました。今は原材料そのままではなく、加工して納品がほとんどです。

 

20130224 2原材料となる板から、必要なサイズに切り分ける作業を『木取(きど)り』と言いますが、その結果、不要となった端材が大量に発生することになります。これが貴重な【森のかけら】の原料となるわけですが、回転率のいい材からは大量のかけら予備軍が生まれる事になり、ブビンガなどもその1つで、既に大量のかけらストックがあります。それで、『森のたまご』や『森のこだま』など新商品も開発したわけですが、それらの在庫量も充分なほどにブビンガの端材が発生しております。

 

20130224 3それで、今回その端材たちを、小さな商品に刻む前の姿で販売させていただく事にしました。ある程度の幅のある板のまま加工すると、どうしても全体の厚みを揃えるためにかなり薄いものになってしまいます。以前は、加工もしていないラフ材(製材しただけの本当の荒材)でもそえなりに売れていたのですあ、ネットで販売するようになると質感や色合いを伝えるために、最低限の加工をして、仕上がりの雰囲気を和かってもらわねばなりません。数日掛けて大量のブビンガの端材を一斉加工。

 

20130224 4サイズが長いのでカットしたという場合は、立派な端材が残りますが、ねじれや割れ、反り、虫穴などのよんどころない事情によって出来た端材の場合、それを削って仕上げるのもそれなりに労力のいる作業となります。今回加工した多くが300mm幅前後のものでしたが、ねじれが強いと加工機に通らないため端をカット。なるべく大きな方が用途が広がるのではと、極力使える部分は残したつもりですが、削ってみると結構割れが深く入っていたり、腐りが進行していたりと皆満身創痍。

 

20130224 5日本に輸入され、私の手元に届くまでだけでも20年以上経過しているわけですから、このブビンガがアフリカの大地から切り離されたのはいつの日のことでしょうか・・・。恐らく30年以上昔の話ではないかと思います。それが何の因果か、愛媛の地でテーブルや棚板として第二の人(樹)生を歩む事となるわけですから、その端材にもそれなりの敬意を払って、無駄なく骨までしゃぶらせていただかねばなりません。30数年漬け込まれ、たっぷり味の染み込んだブビンガ端材、ご堪能下さい!

ブビンガの端材は、『ちょこっと端材』コーナーで販売中です




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