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私の拙い『木の勉強会』の後で、会場となったホテルのすぐ近くにある住空間設計Labo(ラボ)さんのオフィスに伺わせていただきました。総勢60名もの設計士さんを擁する設計軍団で、今後は更に無垢材などの自然素材にもっと力を入れていきたいとの事でした。渡辺社長以下、スタッフの皆さんもお若くて、私が最年長といってもいいぐらい・・・。その若さに驚く一方で、改めて自分の年齢を自覚しました。ちょっと前までは現場でも「高橋君」と君付けで呼ばれていたのですが、気が付けば多くの営業、設計、工務の方が年下になっている現状があります。昔からの永いお付き合いの大工さんや工務店さんとお仕事をしていると意識することが少ないのですが、50歳まで指折り数える歳になりました。自営業ですから定年こそないものの、ガッツリ動けるうちにやるべき事はやっておかねばと決意も新たにしました。
さて、Laboさんのショールームには以前にご購入いただいた【森のかけら】も陳列していただいております。具体的なお仕事はまだまだこれからなのですが、弊社の商品にも大変ご興味を示していただきありがたいばかりです。現在は地元・兵庫の杉を内装材に使わえる事が多いそうですが、兵庫の中西部に位置する宍粟市は、1000mを越す山々が聳える豊かな森林地帯で、そこから産出される『宍粟杉(しそうすぎ)』は有名です。弊社でも以前はよく利用させていただいていました。
その後、宍粟杉を取り扱われていた製材所が店を閉められたので、今は少し遠ざかっているのですが、フローリングや壁材などに使わせていただいていました。また兵庫県といえば『クスノキ』が県木です。実は『木の勉強会』の前の晩に懇親会を開いていただいたのですが、そのお店の名前も『旬彩和膳・楠』というお店でした。偶然ではなく、渡辺社長のご配慮ですが、こういうお気持ちがありがたいです。ちなみのこちらのお店の店名の由来はオーナーの苗字という事でした。
話をLaboさんに戻しますが、ショールームには【日本の森のかけら100】を展示していただいていますが、ひと工夫があって、ネームシールの裏にスリットが入っていて自由に取って触れるようになっています。ご購入いただいた方のほとんどが、桐箱に入れた状態で保存されていらっしゃるのですが、この展示方法は斬新でした。やっぱり木は、遠くに飾って眺めるだけではなく、手にとって身近なところで観察して味わって知るものです。
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