森のかけら | 大五木材


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20130617 1日曜日に松山市三津浜で開催された『三津浜シャッターフェスティバル』。私は溜まった仕事があって、自宅でパソコンと格闘しておりましたが、家内が『おはなし屋えっちゃん』と一緒に木の玉プールや木の玩具などを出展させていただいていましたので、宿題の終わった娘たちを連れて午後から、会場となった三津浜商店街へ覗きに行かせていただきました。正直商店街にどれほどの人が集まるのかとたかをくくっていましたが・・・行ってビックリ!三津浜をなめていました!

 

20130617 2商店街そのものが昔からのものなのでただでさえ道幅も狭いのですが、その狭い道の両端に思い思いの店が軒を連ねるように仮設テントを出しているものですから、余計に狭くなった商店街の中を肩を押し合いへし合いながら人が流れるさまは、真夏のような太陽の日差しとも相まってなんとも不思議な光景。雑然としながらも顔見知りが道を譲り合い声を掛け合う姿が、阿吽の呼吸で生きる漁師町の名残りのようでもあり、町中の夜市やお祭りとは違った独特の空気感があります。

 

20130617 3友人・知人が結構出展されていて、ご挨拶だけでもしておこうかと娘たちとブースを探しながら通りを歩いていると、対向から知り合いが続々と声をかけてきます。三津在住の方はもとより、皆さん結構遠方からもお出ましになられていたようですね。出展者としても、似顔絵のせだゆりかちゃん、怪しいトンネル写真家の内山やすひろさん善家菅野建設さん、たま工房さんと一緒に木工ブースに出展。その前では鉄職人・ツヨニー工房の西山さんTOWERの室さんも北条の皆さんと一緒に。

 

20130617 4歩いているとご近所にお住まいとと思われるご老人の方から、「いつもは寂れているのに今日はどうしたこと?」と声をかけられましたので、丁寧にイベントの紹介をさせていただくと、「そりゃいい。人が集まって賑やかなのがいい」とご満悦。商店街には、各種専門店が軒を連ねかつての賑わいの名残りが感じられますが、今やシャッター通りだそうで寂しい限り。そんな商店街に人が溢れ、汗と熱気が入り混じる中、妖しいツィゴイネルワイゼンの演奏が鳴り響くさまはまるで白日夢のよう・・・

 

20130617 5特別会場でのツィゴイネルワイゼン曲芸楽団の演奏は聴く時間が無かったのですが、ツィゴイネルワイゼンと言えば、監督・鈴木清順、脚本・田中陽造、製作・荒戸源三郎が手を組んだ怪作映画の事が頭に浮かびます。昔見たそのサイケなチラシや映像から伝わる不思議で妖しい雰囲気に、覗いてはいけない禁断の「大人の世界」を感じたものです。それがトラウマになって清純ワールドはその後ちょっと距離を置くようになって、随分と大人になってからやっとその不思議な世界を受け入れらるようになりました・・・。ツィゴイネルワイゼンという響きから、その清順の残像と三津浜の演奏に清順ワールドが重なり、蒸し暑さと人の熱気とも相まって不思議な感覚に襲われたのでした。この雑踏は、この勢いは夢か幻か・・・正体不明の妖しさこそが人やモノを動かせる力を秘めているのかも。

 

 

20130617 6現在各地でそれぞれに地域を盛り上げるイベントが行われていますが、その根っこにあるのは、このままでは崩壊してしまう地域コミニュティへの危機感だと思います。所詮それも時代のうねりに無駄な抵抗と、したり顔で語る人には、ツィゴイネルワイゼンの旋律も騒音なのかもしれません。もう間に合わない、いやいやそんな事はないでじょう。ここに集う人の熱量があればきっと変えれる力になるはず!やっぱり、見る方よりもアイスラッガー投げる方が面白い~!




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