森のかけら | 大五木材


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20141021 1以前にこのブログで、「愛媛のカラマツ」に事について触れたことがありますが、その「愛媛産カラマツ」がこのたび弊社に初入荷。といってもその数はわずかなのですが、それでも私にとっては感慨深い木なのであります。愛媛にもカラマツが知ってから、何とか手に入れられないか市場を巡ったり、相談したりしたものの、そもそも絶対量が少ないうえに、売れる見込みのないような木は山から下りてもきませんし、市場にも並んだりしないものです。木が欲しくば山に行け!が鉄則なのです。

 

Exif_JPEG_PICTURE厳密に言えば、山に行くというより、川上で直接山から木を伐り出す人とつながれという事。今回入手したのは、拙ブログに書いた故郷・野村町のカラマツではなく、久万高原町産のものです。原木を手配してくれたのは、いつも久万高原町の広葉樹を世話してくれている成川木材の成川尚司君。彼こそが私にとっての『川上の人』。愛媛の広葉樹があるのなら欲しいとオファーを出していたら、気にかけていてくれて早速手配してくれました。ある程度分布はあるのかもしれませんが、ご縁があるかどうか。

 

Exif_JPEG_PICTURE長野のカラマツで無垢のフローリングや木の物語りに開眼した経緯があったので、そのカラマツが地元の愛媛で揃うという事は特別な感情が湧きあがるほど嬉しいことなのです。一般的には、いくら面白い木があってもある程度の供給量が見込めないと相手にされないのが、住宅部材としての木材(銘木という特殊な用途は別として)の評価だと思うのですが、弊社のような小さな小さな世界でものづくりをする会社にとっては、例え原木1本でも充分な供給能力があるという事になるのです。

 

Exif_JPEG_PICTURE例えここに並んでいるわずか3枚の板からでも【森のかけら】に換算すれば数百個は作れますし、『誕生木ストラップ』や『森のしるし』とかになれば、さらにその数倍の量が確保できます。板に加工して売れば、買っていただいたその人ひとりの喜びですが、小物を作って沢山配ればそれだけ多くの喜びを提供できたとも考えられます。使えるならば大きなものは大きく使うべきだし、効率だけを求めるわけではなくて、その木が最大に活かせられる『出口』を探せという事なのです。

 

Exif_JPEG_PICTURE枝の多い事で知られるカラマツですが、短くカットして製材してもらったこともあり、節の少ない板も取れています。そういうものはなるべく木柄を活かしてそのまま板材として販売させていただくつもりですが、節の沢山あるような部分については、それこそ『森のしるし』や【森のかけら】用に加工する予定です。一般的に市場で流通していない材に対して、愛媛でほとんどなかったルートが徐々に出来上がってきているので、この調子なら『愛媛のかけら・36』が出来る日も近いのでは~!?




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