森のかけら | 大五木材


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Exif_JPEG_PICTUREこれまたご紹介がすっかり遅くなってしまったのですが、昨年末に仕上げの内装などで関わらせていただいたのがこちらのお店『陶工房もちの木』さん。店主の亀井紀子さんは、大阪のお生まれで、九州は佐賀の有田焼を学ばれその後愛媛に移られて昨年末に市内のほぼ中心部にある末広町に工房を開かれました。弊社とのご縁は、その工房を施工されたもみじ建築さんを通してもの。設計はイシマルデザイン石丸絹子さんが手掛けられました。

 

Exif_JPEG_PICTURE中庭には大きくて立派な1本のモチノキが生えていて、工房はそれをぐるりと取り囲むように建てられています。以前には亀井さんのお身内の方が住んでいらしていた場所という事で、その方々が大切に手入れなさってこられたものだと思います。そのゴツゴツした樹皮からは、ここで大地に根を下ろしてからの長い歳月が思い浮かぶようです。よくぞこのモチノキを伐らずに工房づくりを計画されたものだと敬意を表したいと思います。

 

Exif_JPEG_PICTURE現在の『おとなの部活動』をはじめ県内の異業種の方と組んで事業をする場合、欠かせないのが砥部焼作家さんで、今までにも大西陶芸さんやすこし屋さん、スギウラ工房さん達と関わらせていただきました。木と同じ自然素材である土を原料にされるという事で、いずれの方々も木に対する造詣や関心も深く、土同様に木に対しても強い愛情をお持ちでありましたが、こちらの亀井さんも負けず劣らず木に対しては深い愛着と理解をお持ちです。

 

Exif_JPEG_PICTURE内装などにもいろいろ木をお使いいただいたのですが、工房とアトリエが併設されていてその天井にはスギのパネリング。全体的には白身が強いのですが、ところどころに赤身が入る事でメリハリが出ています。昔は和室の天井などにもよく使っていたのですが、和室の減少に伴い天井に使うケースが激減して、最近では外部の軒天などに使われる事が多いのですが、視線に近くで使っていただく事でスギの木目や風合いがより楽しめると思います。きっちりと人工乾燥させて品質管理された工場で作られた商品ですが、それゆえに外部に貼ると雨の多い時には膨張してして突っ張ってしまう事もあるぐらいデリケート。それも生きている事の証拠。明日に続く・・・。




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