森のかけら | 大五木材


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Exif_JPEG_PICTURE昨日に引き続いて『陶工房もちの木』さんで使っていただいた木の話。陶芸の作業をするための作業台として収めさせていただいたのがこちらのガッチリした骨太なテーブル。この上で強く土をこねるので耐摩耗性に優れたタフな木を、という事で採用いただいたのがウィスキー樽にも使われる事で耐久性が証明されているホワイトオーク。作業性を重視したシンプルな造りですが、厚みが40mmの板を1m幅に剥ぎ合せていますので相当な重さ!

 

 

20150307 2しかも脚がアイアンなので、完成すると大人の男3人でもどうにかこうにか持てようかというレベル。納品させていただく時にも、3トントラックから降ろすだけでもヒイヒイ。地面にさえ降ろしてしまえば後は台車に乗せて運べます。陶芸の作業台という事でしたので土間に設置させていただきましたが、これが二階とかなら天板と脚をばらしてもいけたかどうか・・・。ホワイトオークの重硬ぶりは、皆さんがイメージされるそれ以上です。

 

 

 

 

Exif_JPEG_PICTUREホワイトオークの項でも書かせていただきましたが、この木の導管はチロースという成分で塞がれていて非透水性が高い、つまり栓がしてあって水分を通しにくくなっています。その特性を利用してウィスキー樽に使われているというのは有名な話。それがこの重さとも関係があるのかもしれませんが、まあこれだけ頑丈であればどれほど強く土をこねていただいても大丈夫ではないかと思います。ここでこれから数々の逸品が生み出されていく事でしょう。

 

 

 

Exif_JPEG_PICTURE『もちの木』さんでは他にも随所に木を使っていただきました。その1つがこちらの北海道産の『ニレ(楡)』の耳付き板。ニレはニレ科の広葉樹で、少し緑を帯びた灰褐色の中に凛殻の強い杢目が現れ、ウッディな雰囲気がよく味わえる木なのです。こうして実例を見ていただけると、その妙味を理解していただけると思うのですが、私の押しが弱いのか相性が悪いのか、今までなかなかニレの木に光を当ててやることが出来ませんでした。ニレ、いい木なんです!




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