森のかけら | 大五木材


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20160221 1昨日に続いて、地元でいただいた柿(カキ)の木の話です。昨日、一部の例外を除いてカキの木が原木市場に出ることはほとんどないと書きましたが、あくまでも私の経験ですので、地域によってはカキの木がバンバン並んでいる市場もあるのかもしれません。一部の例外といったのはそういう意味ではなくて、高級銘木とされる『クロガキ(黒柿)』の場合。文字通り墨汁の墨を流したような黒い縞柄が現われたもののことで、良質なものになると俗に1万本に1本出るレベルだとも

 

20160221 2そこまでレアなものでなくとも、黒い縞柄が出たものは貴重で、小さなものでも天然の黒色を持つ木は工芸品やクラフト細工などでも珍重されるため、高額で取引されます。稀に木材市場にもそういった銘木になり損ねたクロガキの板材が出品されたりしますが、小物であろうとみんな欲しがっているので必ず予想よりも高値で取引されることになります。安かったら買っておこうなんて思っていたらクロガキなんて絶対に買えません。弊社の場合、銘木の販路は極めて細いので高値になったら手出し無用。

 

20160221 3しかし、【森のかけら】でカキを取り上げているため、定期的にカキの木を手に入れる必要があるのです。カキに限らず、ナシミカンなどの果樹系の木って、材木屋として非常にレア感があるだけでなく、一般の方にしても身近にあって親しみのある木なので是非加えておこうと思ってリストアップしたのですが(当時はちょうどそれらの木がたまたま入手出来ていたこともあって)、とりあえず完成した喜びの方が大きくて、その後の安定的な供給ルートについてまで考えが及ばず。

 

20160221 4その後、【森のかけら】が売れれば売れるほどに果樹系の在庫は減っていき心配は募ることに・・・。日本と世界の木で240種あれども、圧倒的に日本の木を求められる方が多いうえに、ナシカキ、ミカンなど親しみのある木は特に人気が高くて、みるみるうちに在庫は枯渇。少しずつ知り合いの材木屋などから分けていただくなどして急場を凌いできましたが、いよいよ非常事態が迫っていたところに今回の話が舞い込んで来て助かりました。とはいえ、使えるのは半年以上先の事。




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