森のかけら | 大五木材


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昨日、ブラック・ウォールナット(B/W)ナチュラル・グレードのフローリングをご紹介しましたが、本日はそのB/Wで作らせていただいたダイニングテーブルについて。通常、北米産の平板の弊社の在庫としては、厚みが6/4インチ(およそ38㎜)のモノです。これはテーブルなどの家具をはじめ、カウンターや枠などの造作材の用途が、仕上がり厚み30㎜前後を希望される事が多いためです。地域によっては仕上がり25㎜とか、35㎜などバラつきはありますが。

ただし、中にはもっと肉厚な仕上がりをご希望される場合もあるので、人気の高い一部の材についてはもっと厚い8/4インチ(およそ51㎜)というサイズの板も在庫しています。8/4インチサイズで在庫してあるのは、B/Wやブラックチェリー、ホワイトアッシュ、ハードメープルなどです。その中でもB/Wについては、貴重な耳付き材です。サイズによっては両耳付きのものもありますが、基本は片耳で幅は300㎜前後。そのまま1枚で耳付きのカウンターとして使うことも。

その8/4インチのB/Wの板を4枚で幅剥ぎにして、耳を断ってストレートカットで仕上げさせていただいたのがこちらのダイニングテーブル。いつもお世話になっているイシマルデザイン岸絹子さんのデザインによる鉄との融合です。最近、足元がシャープな仕上がりを希望されるケースも多くなってきていて、鉄脚を使う機会が随分と増えました。昔は木以外の素材を使うことに少なからず抵抗があったものの、最近すっと受け入れられるのは異業種との交流も増えたせいかしら?

足元がすっきりしているので、いつもよりは肉厚なB/Wの厚みが生きています。鉄脚を使ったテーブルだと、この正面からの構図がとっても好きです。どっしりした天板の厚みと小口方向からのため非常に華奢に見える脚のバランスが絶妙。木でこういうデザインを望まれる方も多いのですが、木ではいくら堅い木を使おうともこのバランスは困難。この厚みで、強度を保持できて、かつ天板の反り止めにもなって、この線の細さを表現できるのは鉄ならでは。この話、明日も続きます。




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