森のかけら | 大五木材


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今日のかけら・#066【李/スモモ】バラ科サクラ属・広葉樹・宮城産

少し前に地元でカキ(柿)の幹をいただいた話をアップしましたが、今度は『スモモ(李』!一般的には食用以外ではほとんど馴染みのないスモモですが、私にとって興味の対象となるのは実よりも幹。その幹から生み出されたのが、【森のかけら】のNo.66のスモモだからです。前回のカキ以上に、木材市場で出回ることの無いフルーツウッド。たまたま製作時に手元に素材があったことから、気の迷いで作ってしまった(?!)のですが、案の定その後の入手が困難を極めることに! 20160313 1

20160313 2 なぜその後の供給の事を考えなかったのかと思われるかもしれませんが、実は弊社の近くは宮内伊予柑誕生の地であり、有数の産地なのですが、柑橘農家の方はミカン以外にもいろいろな果樹系の樹を植えられていて、その中にスモモもあるのです。【森のかけら】を作るまでは目には映っていても気に留めることもなかったのですが、会社の近くには「プラム狩り」の看板が掲げられていたりと、スモモは割合身近なところにあって、私にとっては決して「縁遠い木」ではないのです。

なので、【森のかけら】を作った時にも、いくらかのスモモの材があったことから、そのうち近所のスモモ農家の方から幹でもいただけるのではないかと漠然と考えていたりしたのです。しかし、【森のかけら】における「日本のかけら」に予想以上に販売が集中したことから、早い段階でスモモが欠品したにも関わらず、スモモのご縁がうまく成就せず困惑しておりました。こういうフルーツウッドって、お金さえ出せば簡単に手に入るというわけではないというところがもどかしいところ

それが、たまたま近所のミカン農家の方からお電話があって、スモモの樹を伐ったけどいらないかと!ふたつ返事でミカン山へ急行。既にスモモは短く伐って山積みされていました。自分のお父さんが植えられていたもので、市場に出荷するためではなく自宅で食すために植えていたのだが、事情で伐ることになったものの1本でした。消防団や町内会などの活動で日頃からいろいろ話をしていたので、気に留めてくれていて声をかけていただいたのですが、これが正統なフルーツウッドの入手方法。




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