森のかけら | 大五木材


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その佐藤さんといろいろな話をさせていただいたのですが、中でもそれまでほとんど知識の無かった釣り道具の話はとても興味深く、職種は違えどもモノづくりへかける情熱には共感を覚えました。アメリカで作られたある竹竿との出会いが、佐藤さんがゼブラウッドにのめり込むきっかけになったのだそうですが、その方が作った竹竿1800本にはゼブラウッドが使われているそうです。作者の方は既に亡くなられているものの思いが募り遂に北米の工房を訪問。 20140210 1

20140210 3 .bmp そこからゼブラウッドへの関心が急速に高まったという事だそうで、何がきっかけでスイッチが入るのかはひとそれぞれだとつくづく感じました。私とて昔からゼブラウッドの事を知っていたわけではなく、市場で初めて実物を見た20数年前に体に衝撃が走りました。そのフライ・フィッシングで必要不可欠なのがこちらの毛針なのですが、これは佐藤さん所有の大変貴重で高価な毛針。毛針とは疑似餌の事ですが、釣りへの関心の薄い私は、この毛が何の毛を使っているのかなんて知りませんでした。

その毛針の「主」だったのがこちら。プリマスバードロック種のホワイティング・クリーという鶏ですが、この毛針を採るために作られた種ということだそうです。勿論これは剥製ですが、一度見て惚れ込み思いって購入されたそうです。ご家族の反応は思ったとおりだったそうですが、実に思い切ったご英断!毛針をよく観察してみれば確かにこの鶏の毛が使われています。この羽毛もある意味『ゼブラ柄』と言ってもいいのでは!これぞ『ゼブラのある暮らし』。 20140210 4 .bmp

20140210 3.bmp 家族団欒の時間にお邪魔して夕飯まで御馳走になったうえ長々とお話もさせていただいたのですが、ただモノを売った買ったという関係を越えて、同じ感性の方と木の話が出来る幸せを噛み締めるひととき。材木屋をしていてよかったなあと感じる至福の時間です。これもたまたまですが、泊まったホテルが清水建設さんの本社のすぐそばでした。出来過ぎたような話でしたが、1枚のゼブラが取り持ってくれたご縁につくづく感謝しています。佐藤さん、本当にありがとうございました。そしてこれからもよろしくお願いします。




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