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| ★今日のかけら・#097【朴/ホオ】モクレン科モクレン属・広葉樹・宮崎産 |
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| 先日、『誕生木 12の樹の物語』について紹介しましたが、それに準じると今月9月は『朴(ホオ)』が誕生木となります。今後は、毎月その月の誕生木についても触れていこうと思っています。まずは、ホオについてですが、まだ『今日のかけら』としても取り上げていませんでしたので、今回誕生木に合わせる形でホオの木をご紹介させていただきます。ホオは全国的に分布している木ですが、地域によっては『ホオノキ』、『ホオガシワ』とも呼ばれますが、ここでは『ホオ』に統一します。 |
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まずホオの最大の特徴は、反りや曲がり、狂い、暴れ、アテなどが非常に少ない素直な木であるという事です。また切削加工性が非常によい事も特徴のひとつであって、彫刻や版木には最適の素材といえます。他にも指物用材や寄木細工、漆器生地などにも使われています。またその特徴から製図板や定規としても大変重宝されていました。残念ながら最近は合板やプラスチックのものが主流となってしまいましたが、刃物が錆びない性質を活かして刀の鞘にはホオが使われています。 |
| また一般の方に身近な用途として有名なのは『まな板』です。「イチョウ・ホオ・ヤナギ」がまな板の素材の御三家と言われていますが、色調が緑褐色なので印象が悪いのか、最近ではホオノキのまな板を求められる方はすっかり少なくなりました(イチョウやヤナギのまな板の問い合わせは結構多いのですが)。まな板に好まれる理由は、刃あたりが良くて刃を痛めない事、軽軟で扱いやすい事、赤味を使うと比較的水にもよく耐える事などが挙げられると思います。 |
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水に耐えるという事に関してはデータを持っているわけではないのですが、まな板と並んで台所の必需品・杓子(しゃくし)にもホオはよく利用されていて、我が家でも長らく熱い味噌汁や汁物に耐えて頑張ってくれていますので、経験的に水にも耐えるのではないかと考えます。広島の宮島に行くと、ついついホオの杓子を買ってしまうのですが、お陰でうちには幾つものホオの杓子が・・・。もうひとつ有名な用途は下駄の朴歯。下駄の台はキリですが、脚歯にはホオが使われています。 |
| ただし残念ながら、まな板同様に下駄そのものが一般的では無くなってしまっていますので、ますますホオの木で出来たものを身近な暮らしの中で見かけることが少なくなっています。ホオについては、材というよりもその葉の方が身近に感じられるかもしれません。ホオの葉はモクレン科の中では最大で、大きなものになると40㎝を越えるものもあり、昔から飯や餅を包むのに使いました。飛騨高山の朴葉を使った味噌焼きなどはその代表格です。ホオの話、明日に続きます。 |
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