森のかけら | 大五木材


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先日、木の小口に何度も何度も同じ名前を書いていたらゲシュタルト崩壊するという話を書いていて、それがもっと自覚できるような写真を撮った覚えがあったと思っていたのですが、画像データのストックが膨大になりすぎていて、検索できずにいたら、偶然見つけました。そう、それは『カシワ(柏)』に名前を書いていた時のことでした。そもそも木編に白という組み合わせ自体が、地のバランスとしても微妙だと思うのですが、マジックで急いで書いていたらだんだん訳が分からなくなってきて、こんな字本当にあったのかなんて?!

カシワ(柏)の木って、乾燥に伴う割れが激しいので、芯を外して小割していてもクラックが入って、わずか35㎜角の【森のかけら】ですらうまく取れないことがあります。クラックがどこまで深く入っているか分からないので、とりあえず加工してみて使えるものだけ使うようにしているので、見た目にはかなり割れているものでもとりあえず保管しておくので、他の木よりも名前が書きにくいということもあります。まあ、本当はこういう木こそきちんとこまめに小口も切断しておけばいいのでしょうが。

ゲシュタルト崩壊が始まると、他の文字にも影響が出て来て、そういう時に書いた名前って後から見直しても自分で何と書いたか分からないことがあったりして・・・お粗末な話です。マジックなのでなるべく省略して書きたいので、例えば『ポートオーフォードシーダー』ならば「POC」とか、『ブラック・ウォールナット』なら「BW」のように、一般的に使われている略語ならいいのですが、その時の感覚で自分で勝手に省略して言葉を作ったりすると、後々名探偵の出番となります。なんでそんな言葉を思いついたのか・・・?

改めてカシワの写真を見ていて感じたのですが、【森のかけら】を作り始めた時には、わざわざ北海道の広葉樹を製材されている会社にお願いして、北海道からカシワの端材を送ってもらっていました。当時はまさか身近な所にカシワの木がある(そういうルートがある)とは考えてもいませんでした。カシワに限らず全国の仲間に呼びかけてかけらの原料を集めていましたが、今ではその多くが地元で手に入るようになりました。えっ、どこで?と思われるかもしれませんが、まさに蛇の道は蛇。人脈こそ材木屋の命




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