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★今日のかけら プレミアム004【オリーブ】 Olive モクセイ科・広葉樹・スペイン産
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| さて本日は昨日に続いてオリーブの話ですが、ちなみに【森のかけらプレミアム36】に入っているオリーブはスペイン産のものですが、ここでお話しするのは小豆島で育った国産オリーブの話です。まずは小豆島とオリーブの歴史について。四国に来られたことのない方には小豆島がどこにあるのか分かりづらいかもしれませんが、瀬戸内海・播磨灘にある島で、香川県小豆郡に属し、小豆島町、土庄町の2町からなり、人口は3万弱。淡路島に次いで2番目に大きな島です。 | ![]() |
先日、あるご縁から香川県小豆島産のオリーブの端材を分けていただきました。四国では小豆島といえばオリーブの島といってもいいぐらい特産品として定着していますが、他の地域の方にとっては『二十四の瞳』の島というイメージが強いかもしれません。戦争が終わって7年後に女流作家・壺井栄が発表した小説『二十四の瞳』は、瀬戸内海べりの一寒村を舞台に、戦前から戦後まで時代のうねりに翻弄された12人の生徒と赴任してきた女教師の心の触れ合いを描いた名作。
その後、何度も映画やテレビドラマになって多くの人の涙を誘いました。1954年に巨匠・木下恵介監督が高峰秀子主演で1回目の映画化をしましたが、私はそれをまだ10代の頃に観ました。モノクロでしたが、戦前の平和な時代に、小豆島の美しい自然の中で子供たちと触れ合う姿が繰り広げられ、正直つまらない映画だと思って観ていたら、戦争が始まり小さな島にも軍靴が迫り、成長した少年たちは戦場へと駆り出されその多くが戦死し、大石先生の夫も亡くなります。
前半の緩やかで牧歌的な雰囲気からドラマは一変。戦争が終わり大石先生は再び学校に戻ることになる。そして、かつての教え子たちが開いた同窓会に招かれる。その席には戦争で失明した、子供のころお調子者だった磯吉の姿もある。磯吉は思いで深い学生時代の写真を指差すが、その位置はずれて皆が涙を流す・・・もうこの場面で涙を禁じえませんでした。激しい戦争場面はなくとも戦争の悲惨さを激しく訴える名場面で、私の心にも深く刻まれることになったのです。
2度目に映画化されたのは、私が大学時代で、監督は朝間義隆、主演は田中裕子でしたが、木下恵介版ほどの感動はありませんでした。小説ではそもそも「瀬戸内海べりの一漁村」という設定で、島の名前は特定していなかったそうですが、作者の壺井栄が小豆島出身だったことから、二十四の瞳といえば小豆島と認識されるようになったそうですが、今では映画のロケで使われた廃校舎が岬の分教場として観光地化されるなどして、多くの二十四の瞳ファンが訪れています。
私も若い頃に家内と何度か尋ねたことがあります。島なのでフェリーに乗る必要があるのですが、高松市からおよそ1時間ぐらいかかったと思います。それからずっとご無沙汰していたので今は交通アクセスなどどうなっているのか分かりませんが、今回のご縁でまた行きたくなりました。ところでその小豆島町にはオリーブ課があって、オリーブを活用した地域振興及び産業連携、情報の発信などを行われています。小豆島がなぜオリーブの産地となったかという話は明日・・・
映画の中に出てくる木の話、『THE STORY OF THE TREE IN THE MOVIE』。無ければ自分で書くしかないのか・・・。『今日のかけら』に続くライフワークが見えてきましたが、その多くが立ち木となるため、これはかなり難しい!やはり材木屋としては、材となった木でいくしかないのか。これって本来は、木の話をなるべく身近なところや暮らしの中で楽しんでもらうために、映画という媒体を使って木の話をご紹介しようと考えて書き始めたものだったのですが、そのネタとなるべき手引書が無いので自分で書くというのは、本末転倒な話なのかもしれませんが、自分にしか出来ない仕事という意味では(仕事か趣味かは相当に曖昧ですが)これも天命なのかも・・・。
さて、リドリー・スコット先生に関する待望の作品。実に34年ぶりの続篇となる『ブレードランナー2049』。リドリーは製作総指揮に回って、監督はカナダ人のドゥニ・ヴィルヌーヴ。日本公開は11月。前作は2019年が舞台でしたが、今回はそれから30年後の2049年という設定。御年74歳のハリソン・フォードも出演するということで様々な意味で話題となっているものの、その後のSF映画に絶大なる影響を及ぼした前作のインパクトにどこまで迫れるのかという意味でも興味が尽きません。願わくば続篇に成功作なしの例外として、『ゴッドファーザーPARTⅡ』と共にその名を歴史に刻んでもらいたいところですが、リドリー先生の精力的なご活躍にはただただ頭が下がるばかりなのです。
さて、その『ブレードランナー2049』の監督を務めるドゥニ・ヴィルヌーヴは、先に手掛けたSF映画『メッセージ(原題/Arrival)』の高評価から大抜擢されたそうですが、そちらは5月に日本公開。謎の宇宙船が世界各地に飛来し、宇宙生命体とのコミュニケーションを測ろうとする内容ですが、その予告編を観て、『ブレードランナー2049』に対しても大きな期待が湧きおこりました。こちらもあまり情報を入れたくないので、詳しい内容はよく分からないのですが、切り取られた1枚1枚のショットから気概が伝わってきます。オモシロイに違いないと!ただ惜しむらくはこの安直な思わせぶりのタイトル・・・。その他多くの同類SF映画の中に埋没してしまっていて実にモッタイナイ。
配給会社もそれなりに商業戦略的に考えて邦題をつけているのだと思うのですが、うちのような零細材木屋ですらオリジナル商品に名前をつける時には1週間も、長い時には1ヶ月も悩んで、なるべく覚えてもらいやすく、語呂や発音もよくて、意味のある個性的な名前にしようと考えるのに、ここまでシンプルな原題の横文字タイトルばかりが並ぶと、本気でヒットさせようという気があるのかと疑いたくもなります。地球から120年かけて入植するための惑星に5000人を乗せて向かっていた宇宙船内でひと組の男女がなぜか90年も早く目覚めてしまうという、もうひとつの期待しているSF映画もタイトルは『パッセンジャー』(日本3月公開)。もうどっちがどっちやら分からなくなりそう・・・
そういう意味では、正直『キングコング』映画に関して言えば、もうかなりお腹いっぱいではあるものの、『キングコング』と聞いてしまうと食指が動いてしまうのは、『猿の惑星』同様に子どもの頃に刷り込まれた衝撃的の印象の賜物。もともと『巨きなるモノ』に対してはジャンルを超えた強い憧憬があるので、作品の出来不出来は脇に置いといて、巨きなる猿を見てみたいというのが本心。巨きなるモノへに対する信仰のような憧れは、木材の仕入れについても露骨に現れています。
かなりこじつけ的に言うならば、サルの出てくる映画には、その棲み処として必ずジャングや森が登場しますので、材木屋としての血が騒ぐのかもしれません。どこにもありそうなのにどこにもないような不思議な独特の空間創造演出には定評のあるリドリー・スコット先生待望の「エイリアン」の正統続編、『エイリアン:コヴェナント』の予告篇にも木が出ていましたが、見たことのあるような、無いような巨木。宇宙船「コヴェナント号」は人類の植民地を探して、“未開の楽園”と思われる惑星に到着したが、そこには・・・という異星という設定なので、現実的ではない木なのですが、その「現実にありそうなリアル感」が作品に命を吹き込んでいくのです。
内容としては、リドリー先生の出世作『エイリアン』第1作に直接つながる前日譚ということですが、あまり情報を入れずに日本公開の9月を待ちたいと思います。ちなみに副題のコヴェナント(Covenant)というのは、誓約者、契約者、聖約、盟約などと訳されるらしく、原題のままで(宇宙船のなめ)意味深ですが、あまり一般的でなく耳慣れない英語をそのまま安易に邦題につける流れはどうにかならないものか。まあ、1作のノストロモ号なんて言いにくい言葉ですら今となってはカルトのアイコンとして市民権を得ているわけですから、コヴェナントもいずれマニアの間で語り継がれるアイコンとなるのかも(作品の出来次第ではあるものの)。
話は突然変わりますが、木(樹木)が大きな意味を持ったイコンとして登場する映画は数多くありますが、ザックリと木とか森、樹木といったくくりで語られることがほとんどで、樹種名までキッチリ表現している映画ってあまり観たことがありません。職業柄、観ていて何の木なのか気になるのですが、樹種名や木について詳しく記してある解説本など見たことがありません。木に対して造詣の深いライターがいない(少ない)のだと思いますが、映画の中の木についてまとめた本あれば買うんだけど。
昨日の話の続きです。商業的な木材を扱う木材市場には、街路樹や公園木などが出てくることはまずありません。なので普段の暮らしでは日常的に見かける街路樹や公園の木、学校の校庭木などが伐採されたとしても、丸太となった姿を見る機会は多くありません。山や伐採現場に近いところで仕事をされている材木屋であればそうでもないかもしれませんが、町の中で流通を生業とする材木屋であれば、そういう丸太を見ること、扱うことはほぼ無いと言ってもいいと思われます。
人がやらない事をすることに存在価値がある、いや露骨に言えば、そこにしか利益はないということで、弊社ではそういう木も積極的に手に入れるようにしています。ただし気をつけていないと、その種の木のストックヤードのように次から次へと無尽蔵に舞い込んだ来ますので、入口の開け方には十分配慮が必要です。その木と人の暮らしにまつわる物語や逸話、伝承などを絡めた商品開発や提案が得意(それしかないとも言いますが)な弊社としては、情報量の少なさは致命傷。
日本において発見されたという輝かしい背景があるにも関わらず、肝心の用途に関してはほとんど出口が定まっておらず、手に入ったとしてもどうやって使えばいいのか分からない、何に適しているのかが分からないというのであれば、出口は遠い・・・。まあこれだけ年輪幅が広いと、35㎜角の【森のかけら】だと年輪が1、2本しか含まれないこともあり、従来の発想ではない使い方を生み出す必要があります。そこが難しくて面白いところなのですが、そう簡単な話ではない。
ちなみに、古代に絶命してと思われていたメタセコイアは1939年に関西地方の第三紀層で発見され、発見者の三木茂博士によって『メタセコイア』と命名されました。その三木博士は香川県三木町の出身で、その功績から町はメタセコイアを町の木にも制定していますが、お声をかけていただいた方も三木町にゆかりがあり、不思議なご縁を感じています。時期がくれば改めてメタセコイアの出口についてもご紹介しますが、在庫していることの本懐を堪能させていただけた出会いでした。
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