森のかけら | 大五木材


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R0020275まだまだ大阪ネタはあるのですが、たまたま同日に2つのメディアに取り上げていただいたので大阪ネタは一時休題。メディアの話は鮮度が命ですので記憶が新しいうちにアップさせていただきます。まずは、NHKローカルですが、28日(月)の『いよかんワイド』で18:30から、【木育】という事で『木の玉プール』や『木のおもちゃ』を取り上げていただきました。いつもは生中継という事ですが、今回は大人の事情で収録という事で、午前中にNHKさんの中継車が弊社の裏の敷地に来られました。丁度梅雨の晴れ間でしたので雨音にも邪魔されずに良かったようです。『木材』という切り口では、かなり多くの事が語り尽くされてしまっているので、なかなかメディアも飛びついていただけませんが、【木育】という出口を経由すれば、『木材』を発信する方法はまだまだありそうです。当日の放送では、木の玉プールで遊ぶ無邪気な子供達の姿が映し出されていました。

2そしてもうひとつは日刊工業新聞さんの6月28日版。購読していないので(!)、掲載紙を郵送していただきました。なんだかもう随分前の事のように思われますが、ちょうど今から1ヶ月前に国際ホテルで開催された『価値づくりで勝ち残り 進め愛媛のモノづくり』のリレーシンポジウムの様子が、抜粋して1面まるまるを使って掲載されていました。テレビと新聞という2つの媒体で、奇しくも同じ日にそれぞれ別の出口から取り上げていただいたというのも何かのご縁でしょうか。 

 

20100629 夢の扉を開く人③裏を返せば、それぐらい『木』にはまだまだ人やメディアを惹きつける魅力(出口)が潜んでいるという事でしょう。建築材という大上段の構えの剣の達人は世の中にたくさんいらっしゃいますので、私は伊賀の影丸のように『忍法・木の葉隠れ』で、こっそりとひっそりと人知れず木の出口を探っていこうと思っています。とは言え、忍びの存在も知ってもらわねばならないので、時々こうしてその存在だけを知らしめねばなりません。人の世に影があるように、木材も建築材ばかりが光を浴びていますが、その裏には目立たないけれども木の産業がたくさん控えています。【木育】という言葉はとても心地よく、ピュアな響きがあるので一般の方にも受け入れやすい出口のひとつだと思います。イメージ的には子供達が木とふれあう画がしっくりくるのだと思いますが、「木を知る、木を学ぶ」という点においては大人版【木育】もあって当然で、そちらの方がより短期的に木の活用、消費に結びついていくのだと思います。

20100629 夢の扉を開く人④以前ブログにもアップしましたが、この時の出会いがご縁で、東レの田中千秋副社長に【森のかけら36】もご購入いただきました。田中副社長は、山歩きや散策が大好きで、そいうい素養が元々おありでしたが、【森のかけら】で、山や森に興味を抱くひとつのきっかけになれればいいと思います。ただ我々はボランティアで木の仕事をしているわけではないので、啓蒙活動と商売を結びつけていかなければなりません。理念に共感出来るファンを作り、身近な所に木を置いていただく、使っていただくという実践まで辿り着かないと、商売としては廻っていきません。

20100629 夢の扉を開く人⑤そういう話をすると途端にきな臭く聞こえてしまい敬遠する方もいらっしゃったり、メディアも露骨過ぎると腰が引けるかもしれませんが、経済的な後支えがなければ【木育】もただの絵に描いた餅に過ぎません。それぞれの立場で出来る事でいいのですが、興味や関心が芽生えたらとりあえず実践しなければ、いつまで経っても扉は開きません。先日、夕方の『夢の扉』というテレビ番組で、東京大学の安藤先を取り上げられていて偶然拝見しました。以前、西条市で講演があった時に安藤先生のお話を聴講させていただきましたが、本当に木がお好きな事が伝わってきます。

3番組では、「地震に強く冷暖房のいらない家」や「塗るだけで木を守る液体ガラス」、「木屑で作ったパレット」など安藤先生のさまざまな取り組みを紹介していましたが、それを披露される安藤先生の顔がいずれも楽しそう!木の権威と呼ばれる東大の先生が考えられる事と聞くと、それだけで難しそうと思いがちですが、どの研究も根っこは実にシンプルで、大好きな木をもっと活かして使いたいという思いが結実したものだと思います。立派な先生が、簡単な言葉で分かりやすく説明されるという事が素晴らしい!

20100629 夢の扉を開く人⑦木の事、森の事を語るとき、つい地球環境とかCO2削減とか難しい言葉で言い表そうとしてしまいがちですが、そういう言葉って根っこにある人の純粋な思いを包み隠してしまいがちです。木が好きだから、森に行くのが楽しいから、サルから進化した我々誰もが抱く根源的な感情に従えば、きっとそれだけで分かり合えるのだと思います。小さな夢の扉から少しずつ開けていけば、いつかきっと大きな夢の扉も開くのではないかと思います。それぞれが胸に抱く夢の扉の大きさや形は違えども、みんな木が好きな事には変わりはないのですから。




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