森のかけら | 大五木材


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20110517 薫風の似合う100%無垢の家①5年前に携わらせていただいた、自然素材にこだわったお家が、お施主さんのお仕事の都合でお引越しをされる事になり、このたび売り出されることになりました。その前の家具などのお色直しをさせていただくことになり、久し振りに伺いました。既に荷物は移されていたので、築でお引渡しした時のように、室内はほぼ100%自然素材だけの姿になっていました。建築時に子供さんの体の事などを配慮されて、徹底的に自然素材にこだわって建てられたお陰で、線の細かった娘さんも今では見違えるほどの逞しさ!

20110517 薫風の似合う100%無垢の家②その姿を見ると少しは自然素材もお役に立てたのではないかと思います。風通しを考慮された設計のため、窓を開けるとあの頃の記憶を思い起こさせてくれるように、清々しい薫風が吹き込んできます。室内には自然素材に包まれた5年のご家族の暮らしが確かに刻み込まれているのですが、その日々がさぞ和やかで穏やかなものだったのでしょう。ここで5年間も家族の営みがあったとは思えないほど、室内は新築当時の面影をとどめていました。どういう思いでこの家で時を重ね、過ごしてきたか、その暮らしぶりが目に浮かんできます。

20110517 薫風の似合う100%無垢の家③床には『土佐栂』のフローリングをご使用いただきました。大きな節のあるグレードの物を採用いただきました。樹齢100年超の濃厚な杢目が、堅く引き締まった印象を与えてくれます。同じ白っぽい木と思われるかもしれませんが、桧とは似て非なるものです。経年変化でその差が更に顕著になります。とにかく木をたっぷりと使っていただきましたので、ご紹介するだけで4、5日かかるほど。まず玄関を開けて目に飛び込んでくるのが、こちらの桜のシューズボックス。勿論天板も耳付の1枚板です!

20110517 薫風の似合う100%無垢の家④余程手入れも行き届いていたのでしょう、製作時よりも艶と光沢が増して、より赤身が差しています。思えば、あの頃はまだ山桜の板材の在庫が結構あったのですが、その後激減!今、国産の山桜で同じ物を作ろうと思うと、当時の倍ぐらいの費用がかかるかも知れません。その頃、将来国産の山桜の入手が困窮するのは想像していましたが、これほど短期間で切迫してくるとは・・・。このシューズボックスはじめ、新築時に作らせたいただいた無垢の家具の多くもそのまま備えつけての販売となるという事です。建築時にそのバランスも相当に考えさせていただきましたので、折角ならそのまま使っていただきたいというご配慮です。すべての家具が、一切合板使用無しの総無垢ですから、それだけでもかなりの値打ちがあります。こちらは、ヨーロッパビーチ造りのキャビネット。総ビーチですから相当な重量になります!

20110517 薫風の似合う100%無垢の家⑤更にキッチンの作業台と脱衣室の洗面カウンターもヨーロッパビーチの幅剥で作らせていただいております。こちらも表面を軽く削らせていただき植物性油を再塗装させていただきましたが、大きな傷やダメージはほとんど見受けられませんでした。再塗装したからといって、製作時と変わらぬ姿に戻ったとまではいきませんが、程よい感じに落ち着いた雰囲気になったと思います。腰壁には、青森ひを貼っています。このお家は、下地にも一切合板(コンパネ)が使われていない正真正銘の自然素材住宅です!

 

20110517 薫風の似合う100%無垢の家⑥このお家で今週末の21日(土)、23日(日)の両日現場見学会が行われます。場所は松山市風早地区(旧北条市)。私は別のイベントが重なっており、当日は現場に赴く事は出来ませんが、自然素材好きな方は必見のお家です。80坪の広々とした敷地に37坪の自然素材満載の無垢家具付きの二階建て、よく手入れの行き届いた広めの庭、そして車が二台停めれる屋根付きの車庫で、¥2,580万という事です。ご興味のある方は、是非当日現地で自然素材の家を体験、堪能なさって下さい。

 




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