森のかけら | 大五木材


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20111209 112月になるとお酒の付き合いも多くなります。私は家ではほとんど飲まないのですが、外ではついつい飲み過ぎてしまうのですが、それも良き友と、良き酒と、良き店あってこその話。先日はこちらの店で素敵な時間を過ごさせていただきました。『てんぐ屋敷・桃太郎』(愛媛県松山市三番町3丁目2-12)。隠れ家のような佇まいで、初めて訪れる方はよく迷われます。お店の中から、電話で道案内をする光景も珍しくもありません。以前は老舗の料亭でしたが、6年ほど前に生まれ変わりました。

 

20111209 2こちらのお店には大きな看板は無く、上の写真のケヤキで桃をあしらった小さな看板だけが目印です。同じく三番町の2丁目にも姉妹店(本店)があり、そちらは『てんぐの隠れ家』という名前です。どちらのお店もこの焼き鳥が絶品でボリュームも満点!そして何よりも、大好きな日本酒「飛露喜」が置いてあるのが嬉しいです限りです!もう牛肉よりもサッパリした鶏肉をつまみながら日本酒を傾ける方が合うような体質になってきました。焼き鳥にはやっぱり日本酒が合いますね~。

 

20111209 3さて、こちらのお店の設計をされたのはフォ計画工房で、施工田中工務さんという最強タッグ!図面を書く人と現場で作る人が共に「木が好き」でなければ絶対に生まれない空間です。こういう仕事に関わらせていただけるのは本当に材木屋冥利に尽きます。木材に造詣の深いおふたかたですから、いろいろ材料を使っていただきましたが、その中でもお客さんの目を引くのが、幅900㎜にならんとするカウンターの1枚板『モンキーポッドしょう。当日はお客さんがいらしたので遠目にパチリ。

 

20111209 4お二人で行かれる際は是非カウンターに座っていただきたいのですが、8~10人の大人数であれば奥の離れがお薦め。ただし大人気なのでなかなか予約も取れませんが・・・。私も4、5回予約の電話をしてせいぜい1回取れるかどうかの確率です。それでも是非挑戦していただきたい。こちらの離れのテーブルにも『モンキーポッド』の1枚板を使っていただいています。石という異素材と組み合わされて、木の柔らかさがより際立っています。更に注目していただきたいのはその床。

 

20111209 5長さ6尺、幅1尺、厚み1寸の『ニグルミ板を削ってサネを付けて縁甲板に仕上げさせていただきました。さらにその表面をなぐり加工して凹凸をつけて、少々淡白な素材オニグルミに陰影と表情が生まれました。クルミにこういう使い方もあるのかと勉強させていただきました。なぐり加工といえば『代名詞のように思われていますが、あくまで技法ですからどう使うかが肝心だと思います。決して硬くは無いクルミですが、なぐりで生まれた凹凸によって不思議な触感が生まれました。材木屋という職業柄、ついついシンプルな素材勝負という発想になりがちですが、デザインや技法と掛け合わすことでより深くに潜んでいる魅力を引き出す事も出来ます。まだまだ試してみなければ分からない事ばかりですが、まだまだ楽しみが沢山残っているとも言えます。気になる木造りの焼き鳥屋さん、忘年会・新年会に是非お薦めです!




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