森のかけら | 大五木材


当ブログに記載の商品の料金、デザインは掲載当時のものであり、
予告無く変更になる場合がございます。
現在の商品に関しまして、お電話、又はオンラインショップをご覧ください。

Exif_JPEG_PICTUREモザイクボードから派生したモザイクスツールモザイクテーブルについては以前にご紹介しましたが、お陰様で好評を得ています。本日はそのモザイクボードが更に進化した形の『ウォールウォール』についてご紹介します。通常のモザイクボードにつきましては、弊社で端材を加工して集成材工場に送り、フィンガージョイント加工して組み上げてもらっていますが、そのモザイクボードの仕様には収まらない素材を使って、加工から施工まで完結できるモノづくりの1つの形がこれです。

 

20140902 2下地を施した壁一面に、長さと幅がバラバラ(長さ、幅、厚みがそれぞれ3〜4種)の針葉樹・広葉樹混ぜ合わせた15~20種の材を煉瓦を積むような感覚で1個1個貼っていきます。1つ1つのパーツは事前に4面4プレ―ナー加工して、面を取り植物性オイルで塗装しておきます。それをしっかり乾かせて、現場に持ち込み、全体のバランスを考えながら、木配りしながらボンドと釘を使って壁面に張り付けていきます。状況に合わせて長さのカットもあるので3人1組の仕事。

 

Exif_JPEG_PICTURE今回は、壁面の魔術師『ZEN&YUU善家雅智ZEN FURNITURE土居勇真Wood Studio YUU)』チームに私が加わり未知の世界へ!私が全体のバランスを見ながら木を選び、善家君がカットなどの微調整、それを脚立の上の土居君が貼り付けていくという流れがスムーズに機能して、当初2日ぐらいかかるかもしれないと考えていた現場施工が、1日で完了しました。最初は戸惑いもあったものの、次第に3人の呼吸も整ってきて、最後の方は終わるのが惜しいぐらい・・・

 

Exif_JPEG_PICTURE事前にコンパネなどの下地にパーツを張り付けたものを立て起こすという方法も考えていましたが、現場で3人が分担して施工するシステムが正解でした。モザイクボードではサイズの問題で使えなかったパープルハートウェンジなどの個性ある材やイエローシーダーウエスタン・レッドシーダーなどの色調の強い針葉樹も使えたことで、通常のモザイクボード以上に豊かな表情が生まれました。厚みの違いから生まれる凹凸から、立体感も加わり予想以上の複雑で雅趣溢れる仕上がりになりました。

 

Exif_JPEG_PICTUREこれで施工の流れや気をつけるポイント、施工時間まで大体分かりましたので、今後は『モザイクウォール』という名前で、商業店舗などの壁面の装飾としてご提案させていただこうと思います。初めてだったのでどれぐらいの量が必要なのかはっきりしなかったので、少し余分にパーツを作っていますので、面積が小さな現場であればすぐにでも施工可能です。ちなみに、モザイクウォール1号は、愛媛県宇和島市弁天町の『鈴木接骨院』さん(ジョーコーポレーション宇和島支店さん設計・施工)。




オンラインショップ お問い合わせ

Archive

Calendar

2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  
Scroll Up