森のかけら | 大五木材


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閑話休題、石鎚山イベントの話に戻ります。雨を予想して成就社駅に場所を移しておいたお陰で雨に濡れずに済んだのですが、次第に風も強くなり温度も下がって肌寒くなります。午後からはビショビショに濡れて疲労困憊になった方々が次々と山を下りて来られるのですが、冷たい雨にも愚痴すら出ないのは信仰心の強さでしょうか・・・。午前と午後ですっかり状況が変わってしまい、まさにプチ八甲田山を観る思いでしたが、午前中の雨の降る前に、空き時間を利用してひとりで成就社に行ってみる事に。

 

ロープウェイを使ってここまで登って来られるため、GWという事で臨時便が出ているとはいえ、20分間隔で人の流れが起きるので、いつものイベントのように人波が途切れる事がないという事ではありませんでしたので。初めてでしたので成就社がどんな所か見てみたいというのもありましたが、お参りというよりも真の狙いは高山植物の姿をカメラに収める事。ロープウェイ乗り場から成就社までは、山道といったってなだらかで歩きやすい道が九十九折に続いていて歩いて僅か5、6分の距離。

 

20150509 3 地図で目安が書いてはいるものの、ロープウェイ駅でイベントするだけというつもりの装備ですので足元もおぼつきませんが、きっともう来ることもないだろうと思い、石鎚に生える木々の貴重な写真を撮っておきたいとの一念で歩きはじめました。するとすぐに『ウリハダカエデ』やら『リョウブ』など、私にとっては非常に美味しい木たちが現われてきて、撮影に夢中!これらの画像は後日、改めて『今日のかけら』としてアップさせていただきます。

 

撮影に夢中になっているとあっという間に成就社に到着。ここからが石鎚のお山登りのスタート地点ですが、こういう風にひらけた場所になっていたとは想像していなかったので少し驚き。小さな子どもたちも家族連れで結構来ていて、そんな子供が手を合わせている姿を見ていると、愛媛で生まれて愛媛に住んでいながら、もうすぐ50歳になろうとしているのに石鎚に登った事も無いなんて本当に恥ずかしい事だと思えてきました。あ、成就社の扁額(へんがく)クスノキが使われている!信仰心薄き者はすぐに心が乱れるのでありました。続く




20150508 1弊社が関わらせていただいている春先の恒例イベントといえば、異業種交流会・オレンジ会主催の『ほりえ港青空市』があり、今年で第9回を迎えます。5月16日(土)に開催されるのですが、残念ながら今回は父の法事と日程が重なってしまい、弊社は参加することができません。8年間も続けてきて、地元でも認知され根づいてきたイベントで、毎回弊社の『木の玉プール』や木の雑貨などを楽しみに来ていただく常連さんもいらっしゃる中で、非常に心苦しいのですが・・・告知だけでもさせていただきます。

 

20150508 2かつては土、日の2日間開催しておりましたが数年前から1日のみの開催となっておりますのでお間違えのないように。午前9時から午後5時まで、小雨決行(開催が困難なような雨天の場合は、5月17日(日)に順延)。このイベントはそもそも会のメンバーの大濱タオルさんが単独で行っていた年に一度のタオルの廉価販売会に、オレンジ会が地元を盛り上げるためにそれぞれの企業の得意なものを持ち寄って相乗りさせていただいたのが事の発端ですので、メインは大濱タオルさんの『タオル詰め放題』!

 

20150508 3朝の開始時間の随分前から、待ちきれなくなったお客さんが行列を作るというのも毎年見慣れた光景です。その光景を見ながら、リピートのある生活消耗品を羨ましく感じたものです。生産量日本一の今治タオルの恩恵を受ける愛媛県人にとって、タオルとミカンは買うものではなく貰うものという認識がありますが、この袋詰め放題を何度もされている方は、ご自宅用とは別にご近所ご友人に配られる用を分けてお買いになっているようです。まあそれぐらいお安くて人気があるという事。

 

20150508 4そしてもうひとつの目玉は、㈱スリーキューブさん(旧中藤産業さん)の『家庭用品均一大奉仕』。洗濯、調理、台所用品などが50円~500円でお安くお買い求めできます。こちらもタオルに負けず劣らず大人気で、大きな鍋やら簾などを両手いっぱいに抱えたお客さんが行き交うの光景ももはや風物詩。地元の人間による地元が盛り上がる地域密着型イベントなので、参加できないのは本当に残念なのですが、是非沢山の方にお越しいただいて楽しんでいただきたいところです。




20150507 1石鎚山のイベントの話、2日目。我々を乗せたロープウェイの中では、見慣れる場違いの木の玉などへ好奇の視線を浴びながら荷物を運び上げ、成就駅から少し上がったところの少し開けたところに、このイベントを企画運営されている㈱大広西日本松山支店の芝さんおはなし屋えっちゃんこと武知悦子さんと皆で手分けして設営。木の玉を囲む木製サークルは収縮可能になっていて、全部広げると写真のように大の大人が入ってのまだ余裕があるぐらいのサイズにまで広がります。

 

20150507 2そうして徐々に準備を進めていく間も我々の横を登山者の皆さんが、何とも訝(いぶか)しげな表情で続々と横切って行かれます。中には興味津々のような方もいらっしゃるのですが、さすがにこれから山に登るためにやって来られた皆さんですから、足を止めて遊んで行こうという方はなかなかいらっしゃいません。しかししばらくすると成就社で昨晩からお泊りになっていた方や、早朝からお上りになっておられた家族連れの方々が少しずつ立ち寄っていただくようになりました。

 

20150507 3こちらはえっちゃんの相方である『どんぐりおくん』。見慣れぬ人形とえっちゃんの軽妙な腹話術に驚いて足を止める人や、人形が喋り出したとたじろぐ子ども続出!こういう屋外イベントって、少し人が集まり出すとドンドン人が群がってくるものなのですが、さすがにここは石鎚山に登ろうというガチガチの目的の人だけしかやって来られませんし、ロープウェイの時間も決まっていますのでそうのんびりもしていられない事情もあります。そうしているうちに風が強まり黒い雲が・・・

 

20150507 4これはやばいという事で、雨が落ちて来る前に急遽場所を移動。少し下のロープウェイ成就駅の駅構内で再開。ここではロープウェイの時間まで待たれているお客さんがいらして、時間待ちの家族連れの皆さんたちが集まっていただきました。ゴールデンウイークの期間中はロープウェイも臨時便が出されていて、通常は20分に1本なのですが、10分間隔で登山客の皆さんが入れ替わり目まぐるしいほど。小学校にあがる前の未就学児もドンドン登って来るにはちょっと意外でしたが石鎚山大人気!

 

20150507 5私たちは今回はここより上に行く予定も無かったので軽装ですが、ほとんどの皆さんがガッチリしたトレッキングスタイルで少し驚きました。私の中では白装束のお遍路さんスタイルのイメージが強かったのですが、色とりどりのカラフルなトレッキングウェアを身にまとい、厚底のトレッキングシューズを履き、大きなリュックを背負った石鎚登山のベテランといったような方ばかり。そのうち雨が降り出して、自分の軽装を後悔するほどに強く寒い風が吹きはじめてきたのです・・・続く。




20150506 1ゴールデンウイークの初日は石鎚山ロープウェイでのイベントにお手伝いに行く事に。石鎚山では連休中の4月25日~5月10日の間に、FC今治のサッカー教室やスタンプラリーなっど各種イベントが企画されていて、その中の一環として『木育イベント』があり弊社がお手伝いさせていただく事になりました。石鎚山は標高1982mを誇る西日本最高峰の霊山ですが、その頂上でイベントが行われるというわけではなく、麓からロープウェイで8分ほど登った標高1300mの成就駅の傍で開催されます。

 

20150506 2ほかのイベントに比べて『木育』の場合は、実際に触っていただいてこそ、五感で味わっていただいてこそ理解できるものなので、現物が必要になってくるのですが、あれもこれも知ってもらいたい楽しんでもらいたいという事で、家内はいつもステップワゴンのタイヤがへこむほど木の玩具やら木の玉プールを満載して出張木育に出かけていますが、今回はロープウェイに積み込んで持ち込まなければならないという事で、たまたま部活が休みであった息子と私もお手伝いで同行する事に。

 

石鎚山に登るには4つのルートがあるのですが、今回は開催場所にもっとも近い、西条市から登山ロープウェイを利用して成就から入る表参道ルートで行く事に。このロープウェイに乗るのも初めての経験。亡くなった私の両親は何度も石鎚登山をしていましたが、信仰心の薄い私は正直それほど関心もなく登山経験もありませんでした。周囲で石鎚に登ったという方は沢山いますが、きっと自分は登ることはないんだろうなあと漠然と思っていましたが、こういう機会を得たのも何かのお導きかも・・・。

 

20150506 4麓に駅に到着する頃には空には怪しい雲が!しかも結構風も強くて温度は9度。こんな日に登山する人なんているんだろうかと思っていたら・・・霊山をなめていました、とんでもない見当違い!ロープウェイ乗り場は溢れるほどの長蛇の列。イベント業者とはいえ、途中から割り込みで荷物を運び上げさせていただくのは非常に気が引けます。木の玉プールのカゴだけでも10杯ぐらいありますので、かなりのスペースを占有させていただくのですが、こういう時こその人海戦術!この話、しばらく続きます。




20150430 1伊予の扶桑木伝説について。伊予市でこの木の事がいつ認識されたのか詳しい資料などがなく不明なのですが、当時の展示会には地元の方が伝承を基に描かれた紙芝居があって実に興味深い内容でした。撮影できなかったので、多少記憶違いがあるかもしれませんが大まかなストーリーとしては・・・昔々地元には天に向かってそびえる1本の巨木が生えていて、その高さは日本一の富士山すら凌駕するほどで、その高さゆえに巨木より西の国の人は朝日を、東の人は夕陽を見る事がなかったそうです。

 

20150430 2ご神木として地元の人々から崇められていたのですが、日陰のために陽があたらず農作物が育たず仕方なく斬り倒すことになりました。しかしあまりの大きさゆえに、1日中斧を振るってもわずかしか切込みが入れられず、その切り口も翌日には塞がり元に戻ってしまいます。そこで根本から焼いてしまえと火をつけるのですがそれでも簡単には焼けません。なかなか焼けないのはご神木の怒りだと、住民たちが怒りを鎮めようとしたその時に大きないかずち(雷)が巨木に落ちて倒れるのです。

 

20150430 3倒れた梢は海を越えて大分県にまで届いたので、その木の上を歩いて大分まで行く事が出来たのだそうです。大体こういう内容だったと思います。どんだけでかいんやねん!と突っ込みのひとつも入れたくなるような大仰な表現ですが、それほどに大きなメタセコイアの巨木の記憶が伝承として語り継がれてきたのだと思います。県外の方には実際の距離感が分かりにくいと思うのですが、愛媛の最西端の佐田岬と大分の関崎の間の豊予海峡の幅はおよそ14キロ。つまり巨木の高さはおよそ14キロ

 

20150430 4伊予市の伝承だけでなく、江戸時代中期の儒学者である中井竹山も 『本邦の西国に「扶桑木(ふそうぼく)」と呼ばれる大木があり、遠く外国の船もこの扶桑木の事をよく知っていて、航海の目印としたことから、日本の事をがはるかにこの「扶桑国」と言った』という話を書き遺していまう。また、中国のある字説に、太陽が木の下にあるのを「杳(ヨウ、くらい)」、木中に昇るのを「東」、木の上にあるのを「杲(コウ、あかるい)」とし、そこで言われる木こそは「扶桑木」であるとしています。

 

20150430 5巨木の足元に見える米粒が人間の姿。名前の桁外れの巨木(方や海をも越える巨樹、方や富士山よりも高い巨樹)、という共通項から考えるとこの中井竹山の記した木こそが伊予市の扶桑木伝説なのではと思ったりもするのです。信仰や自然への畏怖などからかなり盛られた話となっているものの、火の気の無いところには煙は立たずと言いますから、西国には破格の大きさの何らかの巨木が実在したのだと思います。愛媛に残るメタセコイアの超巨木伝説、今後も調べていきたいと思います。




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