森のかけら | 大五木材


当ブログに記載の商品の料金、デザインは掲載当時のものであり、
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20151113 1昨日の飲食店で使われる木の代表的なモノのひとつにコースターがあります。木だけでなくさまざまな素材で作られていて、紙のモノもありますが、長く使われるなら木のコースターもいいのではないでしょうか。ただし、木の場合はコップを置くと水滴でコースターがコップの底に引っ付いてしまうことがあります。それを回避するために、木の表面に溝や凹凸をつけたりしているものもありますが、コストとの兼ね合いにもなってきて、弊社でもなかなか定まった形が見えていません。

 

20151113 2そこで今回はシンプルに四角い板に薄く円形に座彫りしたオーソドックスな形のコースターですが、ブラック・ウォールナット(以下BW)で作っています。サイズは100×100×10㎜の四角い板に直径82㎜、深さ3㎜の座彫りをしています。特別な加工をしているわけではないので、水滴が垂れるとコップに吸い付いたりもしますが、それでもいいから木のコースターないか?という問い合わせも多いので、今回アップさせていただきました。

 

20151113 3円形のコースターとしては、以前から販売している『円(まる)い森』という商品があるのですが、露骨に「コースター」と謳ってしまうと、それ以外にイメージが広がりにくくなると思い、敢えて「コースター」とは明記していないため検索でもヒットせず、「コースターは作っていないのか?」との問い合わせがあるのだと思います。『円い森』のレギュラーサイズでも裏面(表でも)に、レーザーやスタンプでお店のロゴやオリジナルのイラストなどを彫ったりすることも可能です。

 

これらの商品はすべて植物性のオイルで塗装しています。もともと『円い森』は多彩な木の種類の色合いや触感を楽しんでもらいたいという思いで作り始めたものなので、ウレタンに比べると硬度の劣る塗料ですが、敢えて木の肌触りの違いも楽しんでいただくために敢えてオイルにこだわりました。なので、使用後は長い時間水につけずに、洗った後はよく絞った布でしっかり拭いてから充分に乾かせてください。乾燥が甘いとカビや染みの原因となりますのでご注意下さい。

 

20151113 5BWのスクエアのコースターは常時作っているわけではありませんので在庫限りとなりますが、座彫りしていないタイプもあります。こちらは100×100×10㎜。これからどう加工するか思案中ですが、このままでもいいよという方にはこのままの状態(未塗装)でも販売いたします。こちらも数に限りがあります。こういう商品って、ブログでアップしてると、こちらが忘れた頃に注文が入ったりすることも多いのですが、今回は在庫限りの特別価格で販売します。




20150710  1 自分で書いていて、自分の言葉に膝を打つという事もあるのだと実感したのが、数日前にブログの最後に書いた『ガイコツの木』の事。反骨ジャーナリスト・宮武外骨の話の流れで何気なしに出た言葉でしたが、後から妙に気になって考えていると思いあたるものがありました。骸骨、髑髏(どくろ)とアメリカ映画に登場するイメージだと、鬱蒼とした森の中で枯れ枝を不気味に広げてひっそりと佇む老木といったところでしょうか。確かに遠目に見れば細い枝が、頭部をCTスキャンで撮影した毛細血管のように見えない事もない・・・。この画に老婆の笑い声でも重なれば雰囲気満点。

 

20150710 2更にもっと骸骨に寄せて考えてみれば、アメリカはカリフォルニア州東部のインヨー国有林にある世界最長寿の木・ブリッスルコールパインの姿が思い浮かびます。標高4342m、土壌は痩せたドロマイト、ほとんど雨も降らず、強風に晒され乾燥が厳しいという、樹が育つにはあまりに過酷すぎる環境に世界一長寿の木が今も生き続けているという生命の神秘、いや自然界の大いなる皮肉。1957年に科学的な測定が行われた最大のものは、樹齢が4723歳と判明しているので、今だと4786歳。『メトセラ(メスーゼラ)』と名付けられた老木は今もそこに静かに佇んでいます。

 

20150710 3既に枯死したようにも見えるメトセラですが、この環境で生きていくために無駄なエネルギーを極力使わないように幹の成長を止めて自らを枯らしながらも最低限の水分を供給するという事で命を長らえているそうですが、これほど長寿の木に対しては語る言葉も虚しくなるだけ。およそ5000年前といえば、メソポタミア文明が起こり、サハラが砂漠化したと言われる時代。考えればそんな木を骸骨に例えてしまったのは失礼な話でした。遠いアメリカの話ではなくもっと身近で思い当たる木がありました。文字通り、シャレコウベからその名前が付けられた、『シャレ松』。

 

全国的にはどういう風に呼ばれているのか分かりませんが、マツの中でもヤニがたっぷりと含まれて材中に行きわたった、俗に『肥松』と呼ばれるものの中でも、良質の高齢木に稀に現れる銘木中の銘木。白太部分は腐ってなくなってしまい、骨の髄にあたる中心部分(この辺りでは、リン〔燐〕とかジン呼んでいます)だけが残ったモノ。あたかも木の骨だけが残ったように見える事から、『しゃれこうべのマツ=シャレ松』と呼ぶようになったと先輩の銘木屋さんたちから教わりましたが、口伝ですのでどこまで信憑性があるのか分かりませんが、確かに『体は名を表わしている』!

 

昔、今から20数年前は床の間に変木の床柱としてよく使ったりもしていて、当時はちょっと気味悪くもあったり、その価値もよく分かっていなかったのですが、自宅を建てる頃にはそういう風変わりな木にも興味が向くようになり始めていて、結構大きめのシャレ松を階段の上り口に意匠的に使いました。子どもが小さい頃は、よくこのシャレ松に抱きついて登ろうとしては表面の凹凸が痛いと騒いでいたものですが、今は誰も気に留めるでもなくそこに佇んでいます。強烈な個性があるのと、かなり和風の印象が強くなる事からその後ほとんど取り扱う事がなくなりましたが・・・




20150623 1伊丹空港を経て明石に到着。明石には今までも何度か来た事がありましたが、通過する事が多くじっくりと滞在した事はありませんでした。明石住建さんは、JR明石駅のすぐ傍、明石公園の南に面した場所にあります。渡辺社長はじめスタッフの皆さんは今まで弊社に何度も何度も足をお運びいただいたのですが、恥ずかしながら伺わせていただいたのは初めて。会社の窓からは明石公園が一望でき、そこには対のように並ぶ坤櫓(ひつじさるやぐら)と巽櫓(たつみやぐら)の姿が。

 

20150623 2若い頃は全国各地に行っても、目的である木の事や相手企業の事ぐらいにしか関心がありませんでしたが、歳を重ねてたせいか、異業種の方々といろいろな異分野のコラボ商品を開発をしてきたせいか、その土地土地の歴史や文化、観光や特産品の事にまで関心が及ぶようになりました。木を使った商品開発を考える場合、地域の暮らしに深くから根ざした木がどういう役割を担ってきたか、例えばその名前が材木町とかの地名になっていたりという歴史的背景も知ることは大切

 

ご縁があって明石に居を構えられる明石住建さんといろいろ木にまつわる仕事をさせていただいていますので、その地の文化や歴史を知っておくことは当然ながら、御地において木とどういう関わりが出来るのか、どういうつながりを持って木を語れるのか、物語を構築するためにも小さなネタを拾い集めて紡いでいかねばなりません。そこからいかにして『自分だけの木物語』を作れるか、ネタは現代の町の中にでもいくらでも落ちていて、それに気づいてうまく拾い上げられるかどうか。

 

20150623 4明石城は結局天守の台石まで積まれたものの、幕府への配慮などの理由から天守台が建てられることはありませんでした。そのためか公園に入ると地元愛媛の松山城のような観光地的な雰囲気は無く、市民の憩いの公園という感じでした。かつて藩主の居館に飾られていたという長谷川等仁の作と言われる「花鳥山水図」の襖絵は、その後海外にまで流出したものの長い歴史を経て奇遇にも現在は愛媛県美術館にあるのだとか。こんなところからも明石と愛媛のつながりが・・・至る所に物語の種あり




20150620 1毎週土曜、朝9時30分から地元の南海テレビで放送中の『お家ラボ』に、『アメリカ直輸入のアメリカンガレージが四国初登場!』という事で登場して一躍ときのひと感を身にまとったジューサンケンチクセッケイ石村隆司君がご来店。MCの研究員役・作道泰子さんは地元平田町のご出身という事もあり、知っていり方々のご登場に親近感も増します。お、よく見ればお二人の背景のガレージの内壁面には、あの『ケンパス』もの勇姿も垣間見えておるではありませんか〜!

 

20150620 2その石村君が現在手掛けておられるのが、『モート・レイニーハウス』。その名を聞けば映画マニアにはピンとくるはず。そう、かのホラー小説の巨人スティーヴン・キングの小説を『スパイダーマン』や『パニック・ルーム』の脚本家として名高いデヴィッド・コープが監督を務めた、ジョニー・デップ主演のサスペンス・スリラー『シークレット・ウィンドウ』。そのデップが演じる人気の推理小説家の名前がモート・レイニーで、つまり彼の住んでいる家という事なのです。

 

20150620 3映画の内容は詳しくは書きませんが、関わっている顔ぶれも見るだけでも決して明るいホームドラマで無い事だけは伝わると思いますが、そんな家の名前を我が家に冠する事を喜々として楽しまれるほど懐の深いお施主様だけあって、マニアック度も半端ではありません!思い起こせばまだ皆が長袖を着て寒さに震えていた頃に、石村君と共に弊社にフローリングの素材を決めるためにやって来られた時から同類の匂いを感じていたのですが、やはり皆変態性木質愛好家でした・・・

 

20150620 4今回のご来店は、キッチンに取り付けられるカウンターの素材選び。まずは倉庫に入り樹種の選択。この種の変態性木質愛好家の皆さんは、主義主張がもの凄く明確ですので、まったく迷いがありません!こういう所に無駄な時間をかけないというのは共通しています。選ばれた素材は『キング・オブ・フォレスト(森の王様)』の異名を持つ『ホワイトオーク』。モート・レイニーがその内なる変態性を発揮するのはここから。その様子をにこやかに眺める設計士もまた同類、そして私自身も・・・Coming Soon




国産の栗を使ってウッドデッキを作りたいというご要望に応えて、以前にお邪魔させていただいた秋田県角館の『田鉃産業』さんから、クリのデッキ材を分けていただきました。通常は高耐久性木材として信頼度の高い中南米産のアイアンウッド『マニルカラ(別名アマゾンジャラ)』をご提案させていただいておりますが、ご要望さえあればクリをはじめとした国産のデッキ材もご用意させていただいております。このクリのウッドデッキ材は、もともと1900×90×24mmサイズで、4面プレーナー加工したものに、面取り加工が施してあります。

愛媛では用材としてもより食材として認知されているクリですが(ちなみに食用としてのクリの収穫量日本一は茨城県ですが、愛媛県は熊本県に次いで堂々の3位!この上位3県で、全体の収穫量の1/3を占めていて、4位以下を圧倒的に引き離しています)、タンニンを含んでいる事から水にも強く、虫にもよく耐える、腐朽しにくいなどの特徴を持っていて、ウッドデッキだけではなく、家を支える土台にも利用されてきました。ただし水触れるその部分が赤茶の染みとなりますので、内装などに使われる場合は注意が必要です

弊社にもクリの耳付き板の在庫はいくらかあります。またフローリング材も今までに結構取り扱わせていただきましたが、デッキ材としてはあまり経験がありません。今回は1500mmサイズが必要でしたので、1900mmの長さをカットさせていただきました。完成現場の施工写真は機会があれば紹介させていただきますが、今回はメインのデッキ材よりもカットした残りの材について。そもそも外部に使うデッキ材ということなので、大き目の節(小節)やピンホールなども含まれるという規格になっています。

わずか長さ1800mmで幅90mmぐらいと思われるかもしれませんが、決して通直ではないクリ材で材質が安定したモノがこれだけ短期間で揃うという事は驚異的な事で、東北の森林資源の豊饒さに改めて驚かされます。ただし、マニルカラなどに比べるとどうしても強度や耐久性はやや見劣りしますし、毛羽立ちやササクレなどに配慮する必要もあります。カット材の長さはおよそ380mmですので、デッキ材としては短いでしょうが、枚数的には200枚ほどありますので、使える用途さえ思いつかれたらオモシロイものが作れるかも?




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