森のかけら | 大五木材


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昨日に続いて、勇者ツルバミ・ビートルの特徴。背中に背負った大きなフォークからも分かるように大食漢で甘いもの(ゼリー)が大好き。その一方で、実は『シイタケ』も大好物で、シイタケを食べるとポパイのほうれん草並みに力が湧き起こるようです。ただし、見た目どおり体重が重たい(気乾比重0.85)のでダイエットが目下の課題。おなかがいっぱいになれば重たい倒木もひょいと持ち上げる力自慢です。頭の角は硬くて戦えば誰にも負けませんが、決して自分から戦うこともありません。

なぜなら彼は、誇り高きゾーキリンマキ(雑木林薪)王国の国王一族。困った人がいれば手を差し出す優しい性格で、誰からも好かれています。鉄火面のような表情をしていますが、分厚い甲羅(樹皮)の中には暖かい心の火がともっているのです。こう見えて実は寒がりで冬はいつも薪ストーブのそばを離れません。その結果、炎を自在に操る能力まで身に付けたとか。彼が採ってきたゾーキリンマキ王国の薪は、特別に火持ちがいい事で有名です。

かつてはこの星で一大勢力を誇るほどの大王国を築いたツルバミ一族でしたが、美しい角を狙ってかつてこの星にやって来たハンターたちとの長きにわたる大戦争の末、最終的に一族は勝利を得たもののその代償は大きく、一族の数は激減しました。王国も大きな被害を受けたものの、環境汚染にも強い王国の象徴・クヌギの生命力は逞しく、立派に復活を遂げたのです。今、王国ではそのクヌギを使った新商品の開発に国をあげて取り組んでいる最中なのです!

ところがその王国を揺るがす事態が発生!隣国のシイノミ王国が、「わが国で採れる椎(シイ)こそがもっとも薪ストーブに適した木なのだ~!」と宣戦布告をしてきたのです。発火時にやや白煙のあがるクヌギに対して、シイはほとんど白煙が出なく、火持ちも負けてはいない、というのが彼らの主張のようです。両国の代表による一騎討ちをするだのどうだの物騒な話になっているようで、双方には穏やかな解決を望みたいものです・・・。そんな背景のあるツルバミ・ビートルですが、『第五惑星JUON』の二人目の星人(ほしびと)として、温かく迎え入れていただければと思います。画像では、ヨーロッパ・ビーチの台木にスタンプしていますが、準備が整い次第、台木も守護樹であるクヌギに変更します。

ちなみに、この『第五惑星JUONの星人』シリーズには、以前に紹介した『カーボンオフセット』を付加しています。右の画像のように、ビニールパッケージの裏に1枚ずつオフセット・シールを貼っています。この小さなシール1枚でおよそ100グラムの二酸化炭素吸収に貢献出来る計算です。子どもたちに楽しく身近に木を感じてほしいという思いで作り始めた『第五惑星』シリーズですが、手にとってもらう事で小さな一歩でも山や森や自然に近づいてもらえればと思うのです。

 




偶然にも、先日の拙ブログで『河童・天狗・鬼』と日本を代表する三大妖怪が登場しました。私のさじ加減ひとつだとも言われますが・・・。それは気にせずに、かつて多くの日本の文学をはじめ雑誌などにも彼らは登場して人気を博してきました。設定もほぼ共通していて、それぞれから連想できる木もあります。河童とクルミとか、鬼とオニグルミとか、天狗の団扇でヤツデやトチとか、天狗の棲む松林とか、関連付けはかなり強引でも木から妖怪を語ることだって可能なのです。

そういう観点から生まれたのが、『森のしるし・第三惑星JUON』!最初の『メタリック・ベリー(エノキの守護キャラ)』を紹介した後、すっかりご無沙汰となってしまい、あのシリーズはどうなったのですか?というマニアな方のお声に押される形で、ようやく第二弾をご紹介。最初から設定をあまりに深く掘り下げてしまったので(汗)、後が続きにくくなったといういつもの「勢いだけの無謀なスタートダッシュ」。反省しながら粛々と後続の製作に取り組んでおります。

という事で口上が長くなりましたが、本日ご紹介するの『森の惑星JUON』の星人(ほしびと)は、『ツルバミ・ビートル』!ちょっと分かりにくいかもしれませんので解説。まずツルバミというのは、『クヌギ』の古名です。広義において同じドングリの仲間であるクリの名前の由来は、朝鮮語のKulから来ているという説がありますが、クヌギも同じようにKulと称し、ドングリの事をKul-bam(bamは堅果の意味)と呼んでいたそうです。そのクルバミが転じてツルバミになったのだとか。

それでドングリの沢山採れる木がツルバミと呼ばれるようになり、やがてKulがクリとなり、Kul+木」がクヌギに変化していったという説があります。その説を支持して、クヌギの守護キャラにツルバミの名を拝借。そのクヌギに樹液が大好物なものといえば、そうカブトムシ(ビートル)です。それで、『ツルバミ・ビートル』!得意技は、クヌギの実を模した堅くて大きなドングリ弾!多くのドングリ弾の使い手の中でも最大で、その弾は鋼鉄さえも突き抜ける強さを誇ります。明日に続く・・・




20130526 1先日の双海町での『森のかけら音のかけら』の「木と音と絵のコラボ」に引き続いて、先週末から宇和町で開催させていただいているのが、イラストレーター・上田球乃ちゃんとの「木と絵のコラボ展 WOODWOOD ~木のどうぶつたち~」です。5月23日(木)~6月4日(火)間での2週間の展示販売会です。5月29日(水)は定休日です。会場は西予市宇和町卯之町の『喫茶・ギャラリー 中町 池田屋』さん。入場無料で、各日10:00~18:00までの時間開催しています。

 

20130526 2今回も宇和町が地元の球乃ちゃんにおんぶに抱っこ状態で、弊社は商品の出展のみとなります。前回の双海の時もそうでしたが、準備、設営、案内、説明、販売まですべて任せっきりで非常に申し訳ない気分です。この御礼は打ち上げの慰労会で・・・。双海の会場でも展示していたのですが、今回のテーマ『木のどうぶつたち』は、球乃ちゃんの描く動物たちのイラストと木との(強引な)関連性から生まれたもの。「実は動物の名前を冠した木が多い」という私のふとした言葉を聴き止めた球乃ちゃん。

 

20130526 3だったら木に関係のある動物たちでコラボ商品作ってみようか、という軽いノリからこの企画が動き始めました。例えば〔犬=ドッグウッド(水木の英語名)〕、樹皮を剥ぐと強いサロメチールの刺激臭がしますが、それを煎じると犬の皮膚病などに効果があることから。〔シマウマ=ゼブラウッド〕、文字通り前身に黒褐色の縞柄が現れることが名前の由来となっている、などなど・・・。

 

20130526 4鼠がいて、牛がいて、虎がいて、猿がいて・・・干支もいいんじゃない!なんて話も出ましたが、どれか1つでも物語を紡げないと意味がありません。あと一歩のところまでいったのですが・・・あくまでも球乃ちゃんのイラストとの兼ね合いもありますので、今回は11匹の動物たちでコラボ。ビーチ(ブナ)の台木を使って早速『森のしるし/ウッドアニマルズ』を製作。左のような出来栄えです。球乃ちゃんにオリジナルの台紙もデザインしてもらい、弊社の『森のしるし』のレギュラー商品に決定!

 

20130526 5イベント期間中、会場で1個¥200(消費税込み)にて販売しております。大量注文に備えて、たっぷりと作っておりますので是非11匹コンプリートしてみて下さい。実は球乃ちゃんが展示会用に描いていた動物は10匹。『森のしるし』と数が合わなと思われるかもしれませんが、それは私が無理矢理1匹追加してもらったから。『タイガーウッド』の別名を持つ木が多いという事もありましたが、それ以上にタイガースファンとして黙っている事が出来ませんでした。ライオン(ズ)がいるんならタイガー(ス)もね!

 

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『森のしるし』以外にも、『木言葉書』や『森の5かけら』、『円き箱』、『夢のかけら』などの商品も展示販売させていただいておりますので、球乃ちゃんも素敵なイラストともどもよろしくお願いいたします。老け込むつもりなど微塵もありませんが、球乃ちゃんのような若い人と、職種を越えて世代を越えてコラボなどが出来ると強い刺激を受けます。こうすれば木はもっと楽しんでもらえる、もっと面白くなる、そういう事は自分の頭の中で考えていても世間と乖離するばかり。人と会う事で微調整ながら方向性を確認中!




20130228 1エノキは、人の非常食としてだけでなく、鳥や虫たちにもとっても大切な生命をつなぎとめる存在でした。秋になると、その学名(Celtis)どおりに「甘い果実をつけ、ムクドリやヒヨドリなどの野鳥の格好の食料となります。また、近種の『エゾエノキ』は、エゾという北海道を示す名前がついているものの、全国に分布し、この種は日本の里山を代表する国蝶・オオムラサキゴマダラチョウの生育する木としても有名です。卵から孵化した幼虫は、夏から秋にかけてこの木の葉を食べて成長します。

 

20130228 2エノキの葉よりも薄いとされるエゾエノキの葉は彼らの食草で、冬になると地面に降りて、落ち葉の中で越冬し、春になると再び食草を食むために木を登ります。そして初夏になると羽化し、美しい姿を我々に見せてくれるのです。その後、成虫となるとクヌギなどの蜜を吸いに集まってくるのです。オオムラサキと並んでエノキを食草とする有名な昆虫が、メタリックな七色の鮮やかな光沢の鎧を身にまとった甲虫・タマムシです。エノキやケヤキなどの枯れ木に卵を産みつけ、その葉を食草として育ちます。

 

20130228 3とりわけエノキの葉を好むようで、タマムシの育て方を解説した本やサイトでも、エノキの葉が紹介されています。幼虫達はエノキの葉をバリバリと食むようですが、エノキを英語で言うと『Hackberry(ハックベリー)』。この『hack』という言葉には、『刻まれている』という意味もあり、それはハックベリーの葉の縁が鋸歯状に刻れていることに由来しているのですが、これは決してタマムシが食んでギザギザにしたのではないようです。さて、以上がエノキの主な特徴となります。

 

20120228 4それでは、エノキの擬態『メタリック・ベリー』について。その名前は、エノキの葉が好物のタマムシの金属光沢に由来しています。『ベリー(berry)』は、多肉質の小さな果実の事ですが、甘く美味しい実をつける英語名の『ハックベリー』にちなんでいます。そのボディは身に危険が及ぶとメタリックに輝き、鉄砲の弾すら弾きます。動きは俊敏で指先には強靭なパワーがあり、影を自由に作り出し操る能力の持ち主。妖蝶の使い手でもあり、好物はブルーベリー。緑の星JYONからやって来ました~!!

★『第五惑星JUONの星人(ほしびと)・メタリック・ベリー』は、3月21日より販売開始 ¥150/個(税込み) 緑の星から来た星人は当然ながら『オフセット・クレジット』シール付きです!




20130227 1さて、次はエノキの名前の由来のついて。これには諸説あって、まずは器具の柄の木として使われたから「柄の木」とされたという説。また枝が多い事から枝の木(えのき)と呼ばれたという説。縁の木からエノキというのもあるようですが、これは樹形が似ていることからよく並べて植えられるケヤキが、別名「槻(ツキ」と呼ばれる事から、その縁が尽きたという語呂合わせから、縁尽き」→エノキとなったという説などもあり、いずれも着眼点は面白いものの、後付のこじつけのようで支持を得ていません。

 

20130227 2エノキはもともと関東地方にも多く、古くは一里塚に目印として植えられてきました。枝を広げる事で、旅人達に木陰を提供する役割もあったとされています。名前の由来に諸説あるのも、それだけ身近にあった馴染みのある木であった証拠でもあるのでしょう。東海道の街道沿いにはたくさんのエノキが植えられていたそうですが、馬に乗って通りかかった織田信長が部下に向かって、「同じ木ばかりで面白くない。たまには余の木(違う種類の木)を植えんか!」と叱責したそうです。

 

20130227 3いかにもカワリモノ好きの信長らしい発想!その言葉を家来がどういうわけか「エノキ」と聞き待ちがえた事から、ケヤキと同じように枝を広げて日陰を作る木を植え、その木の事をヨノキと呼ぶようになったとかエノキと漢字が、木偏に夏と書くのも、街道の一里塚に植えられ、夏に涼しい木陰を提供してくれるからという話にも結びつく、実にうまく出来た説で、個人的には断然この説を支持します!昔の話ですが中部地方の市場でエノキを仕入れた時に、樹種名が「ヨノキ」と表示してあった事がありました。

      

20130227 4そんなエノキですが、街道の一里塚としてだけではなく、上述したように飢饉の非常食としての役割もあったことから、神社などにも植えられ『御神木』として敬われてもきました。奇しくも、木偏に春夏秋冬の季節の漢字を持つ木が、いずれも聖なる木として、その枝や葉が神への供物や捧げものとされてきた事から考えれば、椿(ツバキ)、柊(ヒイラギ)、楸(アカメガシワ、ヒサゲ)と同様に、エノキにも四季のひとつが与えられたというのも頷ける話だと思うのです。

 

20130227 5そして、神仏を畏れず比叡山を焼き払った織田信長が、その神なる木を街道に植えさせたという事も、なんとなく因縁めいていて面白く、血で血を洗う戦国絵巻の中に生まれた、エノキ命名のエピソードを支持するものです。当時まだこの説を知らなかったので、一生懸命に木材辞典などで調べましたが一切「ヨノキ」などという樹種名には辿り着けず、市場の人も「ヨノキはヨノキよ」と言うばかりで、その正体が長い間分からなかった事を懐かしく思いだしました。




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