当ブログに記載の商品の料金、デザインは掲載当時のものであり、
予告無く変更になる場合がございます。
現在の商品に関しまして、お電話、又はオンラインショップをご覧ください。
不思議なもので、それまでなかなか入手できなかった木が、なにかの拍子に堰が切れたかのように集まってくることがあるのですが、それがカキ(柿)の木。つい数日前にも戦前生まれのカキを紹介したところですが、今回のカキもそれと同等、いやもっと高齢かもしれない立派な木です。数年前には在庫にあったカキが底を尽いて、しばらくの間『森のかけら』でも欠品状態が続いていたのが嘘のようにカキが集まってきていて、もうこれで当分の間はカキで心配することはなさそうです。 |
★今日のかけら番外篇・E051【ヒマラヤ杉】Himalayan Cedar マツ科・針葉樹
先日の『都市林業』でうちにやって来てくれたのは、戦前生まれのカキ(柿)の木。松山市内の個人にお宅の庭にあったのですが、事情があって伐採したものの一部です。持ち主の方は90歳を越える高齢の方なのですが、その方が生まれた時にさる方からお祝いにいただいた苗木を大切に育てられたもの。庭木なので几帳面に剪定を繰り返して大きくなり過ぎないように管理してきたので、直径は300㎜にも満たないものの小口を見れば恐ろしいほどの密度!90年の月日が凝縮されています! |
しかしカキはねじれやすい傾向があるのと、そもそもそれほど大きく通直な材が得れるわけではないので、乾燥中にねじれや反りが出てしまいます。折角タンニンが浸出してていい感じに黒くなっている部分が割れたり、フルーツウッドの宿命である虫による食害も少なくありません。最終的に乾燥して使える部分は僅かになる事が多いのですが、この戦前生まれのカキに木の素性もよくて食害は見られません。このままうまく乾燥すれば、念願だった『(90年ものの)カキのりんご』が作れるかも! |
少し前にたまたま縁があって弊社にやって来てくれてボンデロッサパインの平板の梱包。結構なボリュームがあって、あまりにポピュラー過ぎて得意ではないのでどうやって売ろうかと思案していました。しばらくは提案してもなかなか話がまとまりませんでしたが、そのうちパラパラと売れていきました。大きめの節はあったものの、訳ありだった事もあり廉価で汎用性も高いので、住宅の造作材から店舗の内装などいろいろな用途でお使いいただきました。その出口の1つが書アート。 |
昨年出会ったデザイン書道家の書Art・美結(みゆう)さんは、書道に和モダンを取り入れて企業のロゴや商品ロゴ、看板などを手掛けられています。弊社に来店された際に、山積みされた端材を見られて「宝が眠っている!」と目をキラキラと輝かされていていました。こちらも同族(ビーバー)の匂いを感じ取りました。試しに端材に筆を走らせてもらうと、それまでただの「素材」としか映らなかった端材が途端に「昨品」に仕上がってではないですか!それから私の中では、書も端材の新たな「出口」となってのです。 |
およそ数百個のイチョウの小枝の輪切りが出来ましたが、これが出来るという事は当然同時に発生するのがおが粉(おが屑という呼び方は極力したくない)。もちろんこれもしっかり採集して乾燥させてます。イチョウのおが粉はほとんど真っ白で、色だけで言えばパンチがありません。しかしいろいろな種類のおが粉を集めて来たコレクター視点から見れば、これほど白いおが粉って案外珍しいのです。枝の樹皮の状態や時期にもよりますが、黄味色を帯びていたり茶褐色だったりと多少色がついているもの。 |
樹皮ごと切断するので、どうしても多少は樹皮の粉も取り込んでしまい、白っぽいおが粉の中にも茶色いツブツブが混じってしまう事が多いのですが、イチョウはまそれがあまり多くなかった事もあり、白っぽく見えるのかもしれません。それはともかくこうして都市林業で得た小枝はカットして小枝の輪切りとおが粉『森の砂』を作っているわけですが、それも結構溜まってきました。色もカラフルになって種類が増してくるとコレクターの魂の琴線にも触れようというもの。なのでもっと種類は増やしたい。 |
しかしこれが30種類も越えてくると在庫の保管場所に頭を悩ませることになります。作っていたら自分の方が先に魅入られてしまい(ほぼいつものパターン)、もっともっと種類を増やさねばという強迫観念に支配され、売れるかどうかなど関係なしに増産体制に入ってしまいます。確かに種類が増えれば(しかも極端に)シンプルなモノでも『集合体としての魔力』が生まれる事は『森のかけら』で実証済ではあるものの、そういう論理で『森のりんご』も『森のたまご』も『森のしるし』も『円い森』も『円き箱』も増やしてきてしまい、ストックヤードは満杯に・・・。 |
Category
- 1. 今日のかけら
- 2. 木のはなし・森のはなし
- 3. 木の仕事
- 4. 草と虫と鳥と獣と人と
- 5. 木と映画と舞台とテレビ
- 6. ひと・人
- 7. イベント・講演会
- 8. 気になるお店
- 9. ちょこっと端材
- WOODENTAG& 日本百樹札
- 「森のかけら」舞台裏
- えひめイズム
- おとなの部活動
- お酒にまつわる話
- かけら世界紀行
- かけら日本紀行
- アート&デザインのかけら
- オフセット・クレジット
- オンラインショップ
- キッズデザイン&ウッドデザイン
- スポーツと木
- ハードウッドとウッドデッキ
- パプアニューギニアL.M.H
- フルーツウッド
- メディアあれこれ
- モクコレ WOOD COLLECTION
- モザイクタイル
- モザイクボード
- 一枚板を見せていこう!
- 円い森・円き箱・木言葉書
- 媛すぎ・媛ひのき
- 愛媛のこと
- 愛媛木青協のこと
- 木と本
- 木のものあれこれ
- 木のものづくり+α
- 木のもの屋・森羅
- 木の家具
- 木の玉プール
- 木育のこと
- 未分類
- 森と生きものたちの記録
- 森のかけら玉
- 森のかけら36・森のかけら100
- 森のこだま/森のたまご
- 森のしるし
- 森のめぐみ
- 森のりんご
- 森の出口
- 森の砂・森の粉・森の羽
- 森の5かけら
- 無垢の家具
- 異業種&産官学
- 端材のこと
- 誕生木・12の樹の物語
- 道後温泉とかけら屋
- 都市林業とビーバー雑木隊
- Loopto in Ehime
Archive
Calendar
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | ||||||
2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 |
23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 |
30 | 31 |