森のかけら | 大五木材


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20091116 工藤投手球界最年長投手・工藤公康投手の西武ライオンズ入りが今日正式発表されました。46歳で現役投手!自分よりも年上の人間が、プロ野球の1軍のマウンドで投げているというのは信じがたい現実です。しかも渡辺監督は、工藤投手より年下なのです。『野球狂の詩』の岩田鉄五郎とか『あぶさん』の影浦安武の漫画の世界です。自分の投球が出来なくなったからとか、スタンドに入ったと思った打球が失速したからとかなどの理由で、スッパリ引退を決意される選手もいます。かと思えば、所属球団から自由契約になり、トライアウトを受けて、それでも駄目だったら韓国や台湾球界に行ってボロボロになるまでやる選手もいます。渡辺監督もかつて台湾球界に活躍の場を求めて海を渡った経験を持たれています。どちらの生き方がいいとか悪いとかの問題ではなく、それぞれの決断ですが、自分で決断できる選手はごくわずかで、それはかなり幸せなことだと思います。まだやりたいと思っても拾ってくれる球団がなければ続けれないわけで、ほとんどの選手が思い半ばで野球人生に別れを告げていきます。

20091116 鉄五郎&安武そう考えればやはり46歳でマウンドに立てる工藤投手という存在は、驚異的と言わざるを得ません。かつて西武の黄金時代を支えた先輩後輩の両腕が、時を経て同じチームで立場が入れ替わり、監督と選手として再会するというシナリオは梶原一騎並みに劇的設定でいいんじゃないでしょうか。男のドラマには感動的なストーリーが必要なのです!工藤投手、リアル岩田鉄五郎を目指して頑張ってください!

 

20091116 カスケード山脈野球選手で46歳といえば超ベテランですが、木の世界ではまだまだ若僧です。国産の木だと100年を超えるも物は珍重されますが、ほとんどの住宅の構造に使われる【ダグラス・ファー(米松】は、100年を超えた物がざらにあります。ダグラス・ファーについては、改めて『今日のかけら』で取り上げますが、主な原産地はアメリカのカリフォルニア州、オレゴン州、ワシントン州などの中央を南北に連なるカスケード山脈周辺です。カスケード〔Cascsde〕とは、水が流れ落ちる滝の事です。この周辺には広大なオールドグロス林が広がります。オールド・グロスとは、もともと自生していた原生林の樹齢が200年に達するような老齢木のことです。その一帯から産出される物を、『オールド・グロス』あるいは、地名から『カスケード』と呼びます。

その目の込み具合は、整然とびっちり詰まっていて歴史を感じさせます。それに対して、植林などによって成長した2次林の事を『セミカスケード』と呼びますが、転じてあまり目が詰まっていない材に対する呼称としても使われています。物の呼び名というのは、使う地域によってどんどん変化していくものなので、各地域のよって原意とは多少ズレがあ出てくることもあると思います。なので現地の言い回しとは多少ズレているかもしれませんが、この辺りではそういう風に理解して使われています。

20090530 丸五 カナダ産ピーラーこのカスケード材、つまり200年生を超えるような老齢木もめっきり減りました。私がこの仕事を始めた20数年前は、巨大な原木を見かけては感嘆の声を上げていましたが、今や昔の物語です。左の画像は、カナダ産の物ですが、一番大きな物でも直径1200~1300mmぐらいです。製品の生産工程上、当然の事ではあるのですが、カスケード材といえども不要な部分はカットされ、身近な物は焼却処分されたりします。ただ老齢木を伐るなと声高に叫ぶばかりでなく、手に入った物を無駄なく有効に活かして使うという事も大切だと思います。




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