森のかけら | 大五木材


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091128_1303~0001昨日の続きですが、昼食後には佐野さんの計らいで愛媛木材青年協議会にも少し時間をいただきました。私はいつもの『木の漢字の話&クイズ』をさせていただきました。その後で、当会の会長であるツインズパパ・渡部康彦会長から愛媛木青協の説明と子供達にメッセージ、更に会場に久万高原町から「桧の梢」を運んできた井部健太郎君から、久万高原町の桧と杉のお話です。数年前の愛媛木青協であれば、こういう機会をいただいても、誰が喋るの?みたいな戸惑いがあったと思いますが、この2,3年で木材関係外との接触が急速に進み、『喋れる会員』が増えました。木の嫌いな人などいないのだから黙っていても分かる、では通用しません。いかに『自分の言葉』を持っているかが大事になると思います。

091128_1600~0001さすがにデザイナー集団です。あちこちに『デザインされた物』が溢れています。愛媛木材青年協議会などでくいうイベントをした場合は、使い終わったカレンダーの裏側に白紙にマジックで殴り書きのような状態になってしまいますが、えらい違いです!まあ、比べる事自体大変失礼な話でしょうが・・・。50歳、60歳、時には100歳以上の数トンもあるような原木などの相手にしていると、即物的な物にばかり目を奪われがちで、形として捉えにくいデザインという部分が見えていなかったというのは職業柄、仕方ないことだったかもしれません。しかし、こうして共にイベントをさせていただく事でデザインの大切さにも開眼させられました。逆にいろいろな形での木材の提供も可能になりますので、無関係の世界であったような『デザインと木材』の距離がどんどん縮まれば嬉しいです。

 

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今回、参加者には木の名札が配られました。弊社で作っている『桂のストラップ』をご購入いただきました。植物性油で両面塗装していますが、よく乾燥しているので油性マジックで綺麗に書けます。それぞれ自分で名前を書いて、首からぶら下げていただきました。以前にも紹介しましたが、『』の赤身は全体に均質でムラがなく、彫刻などには最適な材です。もともとレーザー彫刻用に製作したのですが、軽軟なので首から下げても違和感がありません。この使い方でも結構使えそうです。イベントなどの時には喜ばれそうです。森や木、エコに関するイベントの際に是非いかがでしょうか。『桂』に限らず、時間さえみていただければ他の樹種で少量も製作できます。例えばイベントのテーマにちなんだものとか。 

 

091128_1549~0001さて、午後の作業開始です。ここに小さなクリエーター達がいます。黙々と作業に集中して、作品を仕上げていきます。こういうイベントに子供だけで参加するような意識の子供達ですから、そもそも『ものづくり』が好きなのでしょう。完成したキャラクター達には名前を付けて、1階の『桧のツリー』に吊っていきます。健太郎君が子供達にも語っていましたが、この桧は20数年生の木の梢ですが、普通この部分は用途がなく山でカットされてしまうところです。こうして華やかな舞台で、子供達の笑顔に囲まれる梢たちは幸せです。

20091128 おおきいツリー ちいさいツリーおおきいツリー ちいさいツリー』という絵本があります。どういう話かというと・・・『ウィロビーさんのお屋敷に届いたのはとんでもなく大きなクリスマスツリー。てっぺんがつかえるので、ちょきん。その切れはしが次つぎといろんな動物の手にわたり、最後には…。』愛らしい画も大好きで、この季節になるといつも子供達に読んでやりますが、本来『無駄な木』など世の中にないという事です。このイベント自体は小さな試みかもしれませんが、これに参加した子供達の胸には『あの時に作ったあのクリスマスツリー』の思い出は深く刻まれたのではないでしょうか。こういうイベントをデザイナーさんの集団と一緒に出来た事も大きな収穫です。ただ木を挽いたり売るだけではなく、木の職人として家を建てる以外の一般の方にも接するアプローチの手段がいろいろ見えてきました。カコアの皆さん、参加してくれた子供達、ありがとうございました!




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