森のかけら | 大五木材


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遂に青年は、食べてはならない禁断の果実に手を出してしまったのです。初めて手にしたゼブラウッド』無垢のテーブルサイズは、幅が1000㎜近くもある巨きな物で、到底ひとりで持ち上げることなど不可能な重さでした。美しい縞柄には、割れを防ぐための割れ止め剤が塗ってあり、その表情を満喫出来るのは、面(ツラ)を1枚剥いでからですが、その下に現われるであろう素顔は容易に想像がつきます。

20110115 そろそろゼブラウッド!・・・Ⅱ② ゼブラウッドを薄く突き板にしたものは見た事があったけど、こんな大きな無垢の1枚板で見るのは初めて!なんて声をお客さんから聴いてしまうと、コレクター魂の炎は更に燃え上がり、誰に頼まれているわけでもないのに、集めねばという焦燥にかられ、次々とゼブラを買ってしまうようになったのです。一度度胸がついてしまうと怖いもので、あまり抵抗を感じなくなりました!また時同じくして、その頃から耳付き板やカウンター、テーブルなどといった、それまで空白であった分野でのご注文も少しずついただけるようになっていたのです。知らず知らずのうちに、自分も「広葉樹の無垢の1枚板」の世界にのめり込んでいたようで、好き勝手にお話させていただいていて「木の物語」が種となって蒔かれていたのかもしれません。次第に特殊な木を指定されるマニアックなお客さんも増え始め、私のコレクター熱も加速!ゼブラにも光が当たりはじめました。

そうなるとゼブラだけではなく、世界中のさまざまな樹種を見てみたい、集めてみたいという欲求が沸き起こりました。これが後ののかけらの萌芽であります。それから弊社は、国内外のあらゆる木を追いかけるという(趣味と性合が混同した獣道)道をひた走ることになっていくのですが・・・。確実に新たなジャンルは確立出来た者の、ゼブラが飛ぶように売れていったわけではありません。最低でも50~60㎜ぐらいの厚みに挽いていますから、それは重たいっ!という事は乾燥に対しても大きなリスクがあります。この木に関しては植物性オイルではどうにもこうにも歯が立ちません。施工後に収縮による割れやねじれが発生してしまうからです。しかし、木の醍醐味はやはり触感!これだけのストライプを生地でさすってみたくなるのは人情でしょう。その願いを叶えてくれる奇特な方が現われました!」 20110115 そろそろゼブラウッド!・・・Ⅱ④

先日ブログでモンスター・宮内さんと行ったショット・バーの事に触れましたが、そこのお店のカウンターがまさしくそのゼブラのオイル拭なのです。無謀!無茶!責任放棄!何と言われようと、その触感を知ってしまえば判断の正しさを理解することとなるでしょう。実は以前はリスクを回避するためにウレタンで塗装されていたのですが、お店のオーナーが変わって、ウレタンを剥ぐという英断をされました。それをサラリと受けられたの(いや、誘導したのかも?!)が、かのツフォ計画工房山下さんです。

かれこれお店が出来て9、10年経つ思うのですが、以前からよく通っていました。オーナーには申し訳ないのですが、本当はあまりお客さんが居ない方がゼブラをたっぷり堪能できるのでありがたいのですが、もはやすっかり知る人ぞ知る店になってしまっていて、友人・知人とよくここでお会いすることがあります。そこから商売に繋がった事もあったりするぐらい。このゼブラそもそも長さが4000㎜で、幅は1000㎜、厚みが76㎜もありました。カウンターは5000㎜強必要だったので、さすがに2枚を繋げました。幅は厨房側をカットして、厚みも仕上げて少し薄くなりましたが、それでも大迫力。それが、このお店ビルの2階にあるので、納品の時は外から(当然中階段など使えません)、人海戦術で吊り上げるのですが、大人7、8人がかりでもどうにもなりません。慌ててレッカーを呼んで貰って吊り上げたる重さ、なんと脅威の250kgオーバー

20110115 そろそろゼブラウッド!・・・Ⅱ⑦ ショットバーですから当然冷暖房完備で、ウレタン塗装とはいえ、ゼブラは収縮によりねじれています。更にオイルに切り替えたので、割れやねじれは増えていますが、オーナーは満喫していただいています。ああ、この人も我々と同じ血が流れているんだ・・・。やはりその質感、触感、存在感は圧倒的です。恐らく松山ではここ以外にゼブラをカウンターに使っているお店はないと思うのでドンドンPRさせてもらいたいところなのですが、カウンターとボックス席1つだけの小さなお店で(今でも週末は混雑して座れないことがあるので)、これ以上人が増えると私が行きにくくなるからという実に身勝手な理由だけで、あえてお店の名前は伏せておきます。オーナーも雰囲気も凄く素敵なお店なので、自分の足で探して訪ねるだけの価値はあります。独創的なフルーツのカクテルもとても美味!特にトマトを使ったものは絶品!

その代わりに、ゼブラを使った新商品をご紹介。【ブラウッドの円き箱す。スペックは、直径55㎜高さ40㎜のネジ式の木箱です。無垢の塊から削りだしています。蓋と本体との柄は必ずしも一致していませんが、どれもこれも独創的な縞柄が美しい輝きを放っています。数に限りがありますので、ご興味のある方はお早めにご注文下さい。現在30個在庫があります。う普通の木じゃ飽き足らない、火傷したって面白い木を使いたいという決死の覚悟と寛容な心をお持ちの同じ血族の方、そろそろゼブラウッドの1枚板はいかがでしょうか? 20110115 そろそろゼブラウッド!・・・Ⅱ⑧




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