森のかけら | 大五木材


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20130825 1次第にお日様も西に傾きかけた頃、ちりめん3尺ぱらりと散って辿り着いたは花の大砂丘。私自身は3度目の鳥取砂丘でしたが、子供たちは初めて見る巨大な砂場。結構あちこち引っ張り回して歩かせた挙句の砂丘ではありましたが、こどもなりに意気に感ずるところもあったと見えて、馬の背をめざして双子は猛ダッシュ!もしかしてあまりの暑さに砂まで暑くなっているのではと思ったのですが、夕方になったせいかどうかは分かりませんが、熱砂ではありませんでした。

 

20130825 2夕方になったうえに、お盆休みという事で、実はそれほど砂を観に来る人っていないんじゃないかと高をくくっていたのですが、来てみてビックリ!駐車場にはズラリと車が並び、「夕方になって随分空いたね」なんて声も聞こえていましたので、昼間はごった返していたようです。自分たちが来ていて言うのも何ですが、お盆にわざわざ砂丘を観に来る日本人の心理、複雑?シンプル?近くで盛大なイベントも行われていたようなのでその関連の人混み立ったのかもしれませんが・・・

 

20130825 3ある意味人混みを避ける意味で、お盆に山やら砂丘を選んだのに、予想外れ。もうテーマパーク系にはすっかり飽きてしまった人々が、文化や地域資源に回帰し始めた?とまで言えば大袈裟でしょうが、智頭の町並みやこの後行った木関連施設でも多くの若い家族連れを見たのは、なんだかこれからの時代に希望が持てるようなそんな気分になって嬉しく感じたのです。まあ、それもほどほどの人混みだったから悠長に考えられる事かも。なにせ人混みが大の苦手なので・・・

 

20130825 4「馬の背」を越えて日本海を見て来る~!と走り出した双子が砂に足を取られてあっさり断念してこちらに戻って来るのにたいした時間はかかりませんでした。砂丘を舐めてはいけないと身を持って学んだ事でしょう。しかしこんな過酷な環境でも、この地で暮らす生き物や砂丘植物がいるのですから、生命力の適応力たるや恐るべし!です。水が少なければ少ないなりに、影が無ければ無いなりに、風が強ければ強いなりに、不満を言わずあるもので対応、適応していく逞しさ。

 

20130825 5その姿は、 【森のかけら】のコンセプトにも相通ずる気がして、しばし砂に思いを馳せていましたが、やはり気になってしまうのは「砂丘と木材(かけらとか)で何か出来ないかしら?」という事。何でもかんでも商売に結びつけるか~!と叱られそうですが、せめてそれぐらいの好奇心や意識がなければ新しいものなんて生まれないと思うのですが。昔、鉱物を使ってキューブ型に加工して『岩のかけら』なんて出来ないものかと、その道の専門の方と話した事がありましたが、出来る出来ない以前に、それが出来たとして売れるとは思えないという結論ありきで話が進みませんでした。先が見えすぎてしまう、あるいは見えた気になってしまうって何だかつまらないように思えるのです。そんな私の心情に合致する歌碑がここにありました。『砂丘をいくつか越えしが波音のまぢかにきこえて海まだ見えず』 枝野登代秋作。息子よ娘よ、知るべき海はまだ先だ・・・




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