森のかけら | 大五木材


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聖地・ビーバーハウスに向かうにあたって、まずは身を清めておく必要があるということで我ら3匹のビーバーが向かったのは三重県度会郡大紀町滝原にある瀧原宮(たきはらのみや)。恥ずかしながら私はここの存在をまったく知らなくて、武田さんに教えていただいたんですが、実は相当に格式のある由緒正しき場所。伊勢神宮の正宮である「内宮」「外宮」に次ぐ社格である「別宮」扱いで、14社ある「別宮」の中でも序列第一位。なにしろ、もともとはここが伊勢神宮で、天照皇大神の神意により今の伊勢市に移ったという元祖の地

今の伊勢市宇治館町に建てられた新宮がそのまま伊勢神宮となって、こちらは天照坐皇大御神御魂(あまてらしますすめおおみかみのみたま)を祀る別宮となったとされるということで、建物の造りなどはそっくりなのだそうです。そんな霊験あらたかな場所であるにも関わらず、いつも閑散としていて人影もまばらなので、このゴールデンウイークの最中でもゆっくり参拝出来るという穴場なのです。その理由は、遠いということ。正宮である伊勢神宮からだとおよそ40キロほど離れており、昔から「大神の遙宮(とおのみや)」と呼ばれるほど。

そのためわざわざここまで参拝に来る人は稀で、いつでもゆっくりと参拝できるのだそうです。松阪駅からだと、ちょうどビーバーハウスの方角にあたり、寄り道しても車で10数分程度の距離なので、武田さんがこちらを薦めてくださったのですが大正解でした。あえて正宮ではなく別宮に行くというのも、高速道路を降りてけもの道を進む我らビーバー隊ならでは。実際に参拝者も数えるほどしかいなくて、鳥の鳴き声や風に揺れる木々の音すらも聞こえるほどの静謐な空間の中で、身が引き締まるような参拝となりました。

ここ瀧原宮の宮域には立派な巨木が居並んでいて神々しさも半端ではないのですが、その量・質とも本宮を凌駕するとも言われているそうです。1959年(昭和34年)にこの地を襲った伊勢湾台風によって、本宮は多くの巨木が被害にあったのですが、内陸にあったこの地は被害が少なく、結果としてこちらに巨木が残ったということのようです。国を照らすような人になれとの願望を込めて命名してくれた親の望みには応えられませんが、もっと大きな天を照らす神、天照大神のご加護にあやかろうと、連れてきたブタマジロも一緒にご参拝。




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