森のかけら | 大五木材


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20111207 1本日は久し振りに『森の5かけら』のご紹介。このシリーズ、既に30アイテム以上出来上がっているのですが、ブログでのご紹介が遅くなっていてすみません。今回ご紹介するのは、『木彫りの5かけら』。木材の用途は多岐あれど、古来から伝統的に利用される木らしい使いかたという意味では、木彫り・木工クラフトという分野があります。木彫りにはいろいろな木が使われています。それこそ流通が未発達の昔は、里山の中から彫りやすい木を選んでいたことでしょう。

 

20111207 2そのうちたくさんの木の中からそれぞれの「彫り」に適した材が決まってきました。「彫り」にもいろいろなジャンルがあります。そのジャンルごとに最適だとされている木を1つずつピックアップしました。5つの木は、『山桜ヤマザクラ)』、『(ホオ)』、『木曽キソヒノキ)』、『カツラ』、『(クスノキ)』 の5種。まず日本の伝統的な「彫り」として思い浮かぶのモノに浮世絵の版木があります。美しい浮世絵を再現するために材が緻密である事は当然ですが、何度も刷りを重ねるために版木が磨耗性に強いという事が必要条件となります

20111207 3そこで浮世絵の版木として選ばれたのが『ヤマザクラ』です。滑らかで磨耗にも強い特質を生かして、サクラは和菓子の木型にも使われています。しかし最近は良質で大径木のサクラは貴重品で、そう簡単には入手できなくなっています。その良さは分かっていても値段もそれなりに高額で、素人が気軽には使える素材ではなくなりました。その代用として使われているのが『ホオ』と『カツラ』です。どちらもサクラに比べて軽軟で、材も均質なので初心者にも扱いやすい木です。

 

20111207 4また能面として利用されるのが『ヒノキ』ですが、これは当然年輪の詰まった素性の良い高齢木でなくてはなりません。例えば『キソヒノキ』のような上質な物でなければ、緻密な細工が出来ません。ヒノキでなければならないという訳ではありませんが、能面を彫られる方からはいつも『キソヒノキ』を指定されます。彫り慣れているという事もあるのでしょうが、顔に被った時にヒノキの凛とした香りも気持ちを高揚させるとか。モノによっては精緻な柾目が求められることもあります。

 

17最後にもっと大きな彫り、チェーンソーアートで使われるのが『クスノキ』です。日本の巨木ランキングの上位を占めるクスノキは大きく成長する木としても有名で、豪快なチェーソーアートの大作用の素材としては最適な材と言えます。サクラやキソヒノキなどに比べても割合廉価で入手出来るのも嬉しい事です。弊社では耐水性が高い性質を利用して水周りのカウンターなどに提案させていただいていますが、昔から彫材としても高い評価を受けています。以上、『彫りの5かけら』のご紹介でした。

 

木彫りの5かけら』 ¥2,625(¥2,500+消費税) 

 

配送につきましては、『エクスパック500』を使いますので全国一律¥500です。
一度に5セットまでは同封出来ますので、5セットまでは¥500とお考え下さい。6セット~10セットまでは送料¥1000。以後、5セット単位でプラス¥500とお考え下さい。

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