森のかけら | 大五木材


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Exif_JPEG_PICTUREブログで広葉樹のことばかり書いていると、サイトをご覧になった県外の方から「お宅では針葉樹は扱われてはないのでしょうか?」というお問い合わせを受ける事があります。弊社のわずかばかりの在庫でも、広葉樹と針葉樹の比率で言えば圧倒的に針葉樹が多いです。代表的なものとしては、ヒノキスギ始まり、モミベイマツ(ダグラス・ファー)ベイツガ(ウエスタン・ヘムロック)、ベイスギ(ウエスタン・レッドシーダー)などの構造材、羽柄材があります。

 

20140814 2構造材といっても梁や桁はほとんど在庫していませんし、柱や土台、母屋などもそれぞれ1~2梱包ある程度。羽柄材としては野縁や胴縁、根太、垂木、破風板、下地板などがありますが、1時間以内に引き取りに行ける製材所が周辺市町村に揃っていることから、大量の在庫負担をする必要がなくなってきています。それでも昔は、仕入れてきた材を自社の土場で自然乾燥させていましたし、大工さんも墨付けや刻みに来ていましたので、即対応出来るようそれなりの在庫もしていました。

 

Exif_JPEG_PICTURE大きく流れが変わったのは、プレカットの登場以後です。今でも一部、材質にこだわった工務店さんからは「材料持ち込み」というケースもありますが、ほとんどの場合はプレカット工場で手配するため、材木屋が基本部材である梁や桁、柱などの材を持つ必要がなくなりました。私が入社した頃は、弊社の狭い土場にでさえ、最大で4~5組の大工さんたちが刻みに来られていて、休憩時間になると大工さんたちの元気な声が響き渡っていてのも、もはや遠い遠い昔話・・・。

 

Exif_JPEG_PICTUREそれら構造材や羽柄材が針葉樹で占められる一方、フローリングなどの内装材や家具材などは大部分が広葉樹です。ほぼ出口(使用目的)が確定している構造材に比べて、広葉樹の場合はとりあえず耳付きで挽いておいてとか、とりあえず仕入れてみて置いておくというケースが多いので、長期在庫になる事も珍しくありません。そんな出口の定まらない材の方に関心が向いてしまうので、ついつい広葉樹を取り上げる事が多くなるのですが、針葉樹だって持ってる一般的な側面だってあるのです、エヘン。




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