森のかけら | 大五木材


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能登ヒバ』については、以前に『今日のかけら』で6間日かけて全身全霊をかけて書き切りましたので、あまり付け足すことが無いのですが、その時に困ったのが、能登ヒバの原木の手持ち写真が少なかった事。思えば初めて能登に行った頃は、まだ周辺でもデジカメでパチパチ写真撮るって環境ではありませんでしたし、一応私も一眼レフのカメラは持って行ってものの、フィルムでしたからそうおいそれと連写もできなかったため、今と比べると写真そのものが圧倒的に少ない~。

 

 今はデジカメで連写も含め、日に何百枚も写真を撮ることもあって、整理が追い付かないほどに画像が溢れていますが、一ヶ月に数万円にも及ぶフィルム代+現像費を払っていた当時から考えるとまさに隔世の感があります。今は瞬時に画像の確認も出るため、バンバン写真を撮って大量の画像を保管していますが、あまりにもカメラに頼り過ぎて、ついファインダーを覗くことばかりに心を奪われて、実際にその場で木に触ったり、まじまじと観察出来ていなかったりと反省も多いです

 

まあそれでも目の前で木を見てしまうと、ついカメラに手が動いてしまうのです。特にそれが遠方での出会いとなると、次はいつ来れるか分からないからと、余計に撮影にのめり込んでしまうのです。いずれブログで取り上げる時に、こういう角度の写真は欲しいとか、違う画角の写真も欲しいとか、純粋な材木屋とは違う視点で見てしまう癖がすっかり身についてしまいました。ここは輪島の原木市場で、そのほとんどが能登ヒバで占められていましたが、その多くには「鳳至木材」の木札が。

 

日光に晒されて表面が銀灰色に日焼けしてしまっていますが、ひと皮剥けば能登ヒバの黄白色の艶やかな表情と香気が蘇ります。この写真でも分かるように能登ヒバにはねじれながれ成長するという特性があるため、丸太の表面にも深い溝が刻まれるものの能登ヒバは、大きく「クサアテ」(比較的軟らかく造作向き)、「マアテ」(堅くて構造材向き)、「カナアテ」(幻の高級品種)の3つの品種に大別されるそうで、それぞれ材の特徴に合わせて用途が使い分けられます。続く・・・




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