森のかけら | 大五木材


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240種に及ぶような多樹種を扱っていてもっとも大切な事は何だと思われますか?それは、木が混ざらないようにするという事。もうこれに尽きます!プロのくせに樹種の見分けもつかないのかと呆れられるかもしれませんが、あくまでも私の場合。もう胸を張って言ってもいいぐらい(?)なんですが、見分けつきません!そりゃあ、スギヒノキサクラブナなんてメジャーな木ぐらいは見分けつきますが、【森のかけら】240種の中にはほとんど情報も知見もないようなマニアックな木がいくつもあります。

東南アジア圏やアフリカなどのマイナーは木になると、どうにか手にして数枚の木と専門書のわずかな情報だけが頼りで、仕入れ先の言葉を信じるしかないものだってあります。フタバガキ科なんてどれもこれも似たり寄ったりで、小さくなればなるほど見分けるポイントも少なくなって見極めるのは困難を極めます。仕入れる時はそこそこの大きさの板やら角材で購入するため、それなりに木目や木柄、色合い、重さなど特徴も分かるのですが、問題はそれを製材して割り返して小さくなってしまった場合。

【森のかけら】は35㎜角なので、およそ40~45㎜角の荒材で保管するのですが、そうなってしまった時が一番注意が必要なのです。一度に数十種類の木を製材するので、ここで名前をつけ忘れたりしたら大変な事になります。木に名前を書く場合に一般的に使われるのが、この『木材チョーク』。いろいろなメーカーが生産していますが、弊社では昔からこの寺西化学工業㈱のマーキングチョークを使っています。かなり使い込んでいますが・・・。油性タイプで濡れても消えずに折れにくい、材木屋の必需品

と、普通であればこの木材チョークで名前を書くのですが、【森のかけら】の場合は保管スペースの関係もあって、40~45㎜角に荒加工した角材を棚に積み上げていくため、平面ではなくて小口に書かないといけないのですが、木材チョークだと細かな文字が書きにくいので、仕方なく油性のマジックで書くことになります。経験したことのある人なら分かると思いますが、埃や木粉も付着していてガサガサで凸凹した木の小口に文字を書くというのはかなりストレスの溜まる作業なのです

マジックの先端にも木粉とかが付着してすぐに書きにくくなります。なので、うちでは一端小口をカットして滑らかにしてから名前を書くようにしています。そうやって名前を書くのですが、一度に沢山の種類の名前を何度も何度も書いていると、ゲシュタルト崩壊を起こして、これって漢字として合ってるのか分からなくなること多数。木編の名前がつく樹の場合が多いのですが、例えば「」とか「」、「」、「」など。あるいは「」と「」が混同したり。名前をつけたものの判読不可能という「今そこにある危機」!




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