森のかけら | 大五木材


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昨日の話の続きですが、私が乗り気にならない木というのは、面倒くさがりで複雑な話が苦手という私の個人的な感覚だけで、木には何の罪もありません。それについてはただ申し訳ないと思うばかりなのですが、何かのきっかけで急激に興味が湧くようになるかもしれないので、これもご縁。さて、今回取り上げた『ポプラ』という木が、私にとっていまひとつ乗り気になれない、関心薄き木のひとつなのです。ポプラとご縁が少ないというわけではなくて、今までにこのブログにも何度か登場してきました。

しかもブログを読み返してみれば、かなり早い時期に『ルイ・ヴィトン社の鞄の素材ビーバーの好物の木』としてポプラは登場してきています。しかしその際にもそこで『今日のかけら』として取り上げることは避け、先送りにしてきました。これはたまたまではなく意識的にそうしたのです。ポプラという木が大五木材に無かったからというわけではありません。森のかけらを作り始める際には、少量ですが既に数枚のポプラの耳付き板の在庫はありました。にも関わらずつれない態度をとってきた理由。1つは、やわらかい事。もう1つは生い立ちがややこしそう

まさにポプラにとっては全人格を否定されたような失礼な話で本当に申し訳ないのですが、こういうのって感覚的なものなので、前述したように何かの契機で劇的に好きになってのめり込むかもしれないので、その時にはよろしくねの心境です。まず、あまり軽い木というのは、出口がありそうで少ない。ポプラはかなり軽軟なのでその特徴を生かして(肌目が白いというのも利点)、マッチ棒の軸木爪楊枝などにも利用されてきました。しかしいずれも近年急激に生産量が減っているうえに、大五木材ではその加工をすることは出来ません。

ポプラには独特の『瘤杢(こぶもく)』が出るので、カウンターやテーブルなどの家具に使われますが、材質的には軟らかいので、オイル仕上げの場合にはそれなりの覚悟は必要になります。その点については弊社にはライトウッド・フェチさんも多数ご来店されますので、そういう場面で活躍してもらいます。しかし瘤杢はある程度の面積あってこそ。小さなノベルティ商品に加工するには、軽軟すぎる木は毛羽立ちが出やすく、瘤杢はあまり小さくなると魅力半減。とはいえ材としては出口はあるし、使い方次第では面白い木です。問題は・・・

 




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