森のかけら | 大五木材


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20110925 1昨日、大好きだったTV番組「飛び出せ!科学くん」の最終回スペシャルを感慨深い思いで観ました。この手の番組にありがちな説教臭さが微塵も無いのは、司会MCの田中直樹。さんとしょこたん事、中川翔子さんが真性の変な生き物マニアだからでしょう。時には悪ふざけにもほどがあると思わせるやり過ぎ感も、おふたりのマニアックな愛情が救ってくれていました。止めてしまうにはあ、まりにモッタイナイ・・・。国立博物館のくだりなどは大層オモシロかったのですが・・・残念!

 

20110925 2数年前に木青連の全国大会が福岡であった時の翌日に、数人の仲間と一緒に初めて九州国立博物館の扉をくぐりました。独立行政法人国立博物館が運営している博物館は、東京、京都、奈良、九州の4つがあるのですが、国立博物館なる巨大施設に入ったのは初めて。さすがは国の名を頭に冠するだけあって、そのボリューム感は圧倒的でした!大人の博物館が楽しめる歳になってきました。それにしても博物館は楽しい、夢やら希望がたくさん詰まっています。

20110925 3この番組が好きだった理由は、難しい科学の話のちょっと脇に逸れたスタンスが私好みだった事。そして実は不思議なご縁があるのです。実は1年以上前の話ですが、ある日事務所に東京のTVの製作関係会社の方から電話がありました。何の番組なのか番組名は明らかにされずにいきなり話をされたので、一体何の事かよく分からなかったのですが、詳しく訊いてみると、東京沖で引き揚げられた木片が何の木であるのかを鑑定して欲しいとの事。一体なぜ弊社に?!

 

20110925 4どうやら弊社ホームページを見て、世界中の240種もの木を商品化しているという事で、鑑定などの目利きも出来ると判断されて問い合わせいただいたようです。しかし、「引き揚げられた木片」というのは如何にも怪しい?しかもTV製作会社からの依頼という事であれば、迂闊な事を言うとそのまま報道されかねません。まさか弊社に気軽に問い合わせてくるくらいだから、学術的な依頼ではないとは思いながらも、珍しくふた言での返事は避けました。どういう番組で、どういう状況で引き揚げられているのか?現在どれぐらいのコンディションを保っていて、どこまで(例えば何科?学術名?商業名?)識別すればよいのか、等々詳しく尋ねてみると、どうやら駿河湾で偶然引き揚げられた木片で、それが「チーク」である事が分かればよいという旨の依頼でした。すると先方から、それを識別するのにどういう器具を使われるのかと尋ねられました。

 

20110925 5器具?一介の材木屋に「目視と経験」という道具以外に何があるというのでしょうか!研究機関じゃあるまいし、木を識別する設備を備えているはずがあるわけないじゃないですか。すると、電話の先からは「目視ですか・・・」という不安の声が。まさか見た目だけで判断されるとは思ってもなかったんでしょうね。チークかどうかという判断でよければ、多分分かるとは思ったのですが、科学的な根拠を求められたのでやんわりとお断りしました。この話はこれで終わりましたが、しばらくして意外な形でこの番組が何で、一体何を探していたのかを知る事となるのです。明日に続く・・・




20110924 1先日,「さらば異業種・異分野宣言」をしましたが、それだけさまざまな業種の皆さんとの邂逅が多いので、もはやわざわざ「異なる業種」という言葉にはこだわらないという意味です。先週もたくさんの「直接的には木に関係の無いお仕事」をされている方とたくさん話をさせていただきました。この出会いがいずれどういう形で結実するのか想像するだけでも笑みがこぼれます。目の前の形ある「木材」を売り買いする話ではありませんので、自然と話のスケールも大きくなるのが楽しいところでもあります。

20110924 2そしてそのご縁が(怖いぐらいに)続々に連動して繋がっていくのですが、小さな波紋がビッグウェンズデーとなって還ってきました。私の立ち位置からはまだ遠くに見える大波がこちらの株式会社グローブコンペティションさん。その活動範囲が多岐にわたっていて、うまく説明できませんが、総合的なブランディング計画、環境問題などの研究と開発、プロモーションのためのイベント、TV番組制作、海外ロケ、WEBデザイン、印刷出版などをされているようです。弊社とどういうご縁があったのかと言うと・・・。

 

20110924 3グローブコンペティションの代表取締役である山田徹さんは、モータースポーツなどの普及と啓発をサポートする『SSER ORGANISATION』というNPO団体を立ち上げられていて、世界をまたにかけて活躍されています。7月に久万高原町で開催された『久万高原ヒルクライムレース2011』も主催されました。森や自然環境の事についても考えてみようという事になり、盟友・井部健太郎君と繋がったようです。今は彼もNPO団体の理事を務めているのですが、彼の前職はヤマハのオートバイのメカニック。出会うべくして出あったご縁であったのでしょう。

 

20110924 4少しづつ私との距離感も見えてきました。井部君からの紹介で、一度山田さんやスタッフの皆さんとお会いしてみませんかというお誘いを受け(今までにも何度も声を掛けてもらっていたのですが都合が合わずようやく)、先週事務所にお邪魔させていただきました。生憎当日は台風が愛媛に最接近の時で、外は嵐のような凄まじさでしたが、そういうシチュエーションの時って結構後々語り継がれたりするものです。これも何か運命的な出会の前兆?私は【森のかけら】関連商品をお持ち込み。

 

20110924 5具体的に何かを作りあげるというよりは、それぞれの持ち味、得意技を使ってどういう化学反応を起こせるかという事で、まずは顔合わせ。最初は粛々とお話を伺っていましたが、自分の番になると一気に喋くりまくってしまいました!SSERの皆さんは、モンゴルなど国外でも活動されていて、世界進出を狙う【森のかけら】としては、まさに渡りに船!それはそうと、皆さんの森に対する認識も高くて驚きました。何か別の次元でコラボが出来そうです。

 

20110924 6私にとって、「これからの話」をさせていただくのはとても楽しい事なのです。口から出るそのひと言ひと言が大いなる喜びであるとともに大きなプレッシャーにもなるのですが、時に自分でも言い過ぎてしまったかなあと実感する事もしばしば・・・。しかし、あえて自分を奮い立たせる意味もあって、かけらで世界を目指すというような大言壮語を吐き続けているのです。おおむねこういう場面でのお話は、かなり長期的な展望が必要となるのですが、そのためにはこちらにも相応のスタミナが求められます。なので大いに喋る事で、体内の情熱生産工場のタービンを回して情熱のビタミン剤を生み出さねばなりません。作られたビタミン剤を補給して、また今日も私の口から夢が紡ぎだされていくのです。SSERの皆さん、素晴らしい出会いをありがとうございました。是非一緒に『森の出口』を探す旅にでましょう!




20110923 1本日は、地元のいよてつ高島屋さんで愛媛県宅地建物取引業協会主催の「不動産フェア」に参加。本日9月23日は、昭和59年に全国宅地建物取引業協会連合会が制定した「不動産の日」です。初秋のこの時期、不動産取引が活発になる時期であることと、「ふ(2)どう(十)さん(3」の語呂合せから「不動産の日」だとか。ちなみに10月8日は我が日本木材青壮年団体連合会が1977年に制定した「木の日」です。これは「十」と「八」を組み合わせると「木」になるから

 

20110923 2不動産フェアは、7階で不動産の無料相談や不動産ミニセミナーなどが行われるのですが、その関連イベントとして8階スカイドームで各種イベントが開催されました。不動産が土の上に立つ物であるという事から、土と同じ自然素材である「木」の木工広場、「土」のどろだんご教室紙」の手漉き紙の包装紙体験などが企画されています。弊社は木工を担当。昨年は、TV「建もの探訪」の渡辺篤史さんを招いて講演会も開催されたそうですが、今年は企画一新。

 

20110923 3本日家内は別のイベントに出展しているので、もうひとつの木の玉プールなどを積み込み会場へ。今日は物販の販売なしで、親子で自由に遊んでいただくスペースを運営させていただきます。おっ、本日の司会は「まっすん」こと桝形浩人さんではないですか!以前にラジオの「じんじん地獄時間」にお招きいただいたのがご縁で、主宰されている舞台も観に行かせていただきました。来月には、作・演出の「プラットホーム ハンモック」というお芝居が控えられています。是非また観に行かせていただきます。

 

20110923 4オープニングは地元の水軍太鼓の勇壮な演奏でスタート!センターには保育園の女の子の姿も。出雲の中四国大会懇親会の冒頭でも地元の太鼓の演奏がありましたが、こういう場には晴れやかで勇ましい太鼓の音がよく似合います。演奏前に少しお話しましたが、太鼓は『』、鉢は『赤樫』を使われてました。もっと大きなサイズの大太鼓となると、欅ではなかなか対応できなくなり、アフリカ産の『ブビンガ』が使われるようになっています。周囲を見渡せば我々の傍にはたくさんの『木のモノ』が溢れています。

 

20110923 5太鼓の演奏が終わったステージに『木の玉プール』をセッティング、木工コーナーには『かまぼこ板パズル』、京都の木工作家『Mtoysアトリエ』の松島洋一さんに作ってもらった「くねくねフィッシィング」などを並べました。両面テープを使って簡単に作れるます。釣竿も作って、魚を吊り上げる遊びです。釘や金槌も使わずに10分もあれば作れます。作った後はマジックで好みに色を塗ってマイ・フィッシュに仕上げてもらいます。さすがは松島さんです、魚のクネクネした動きが子供達に大人気!木の魚、よく泳ぎます!




20110922 1早くも「東京ギフトショー」は2週間の話・・・あれから、まだお会いした全ての方へのお礼状もままならないうちに次々とイベントやら行事が追いかけて来て、1つ1つの事象の整理が間に合っていません・・・。たくさんのお問い合わせもいただいているのですが、申し訳ありませんがもうしばらくお待ち下さい。毎年この季節はイベントが盛んなのですが、今年は通常の建築関係以のイベントに輪をかけて、異業種・異分野のイベントが目白押し。公民館分館の主事業者会の会長をしている関係もありますが。

 

20110922 2しかし、もうそろそろ「異業種・異分野」という言葉を使うのも憚(はばか)られるほど、業種の垣根はなくなっています。むしろそういう言葉を使うことの方が何だか時代錯誤のようにさえ感じられるようになってきた私自身の「変化」にもっとも驚いているのですが・・・。大海に投げた小さな石の波紋が次々にぶつかり合って大きな波を呼んでいます。9月に入って2、3日に1人のペースで新しい出会いがあって、そのどれもが新鮮で「森の出口」の可能性を秘めています。その職種のバラエティの豊かさは、私自身が何故?と思うほどに不思議で多岐にわたっているので、是非このブログでも触れたいところなのですが、そのペースの速さに頭の整理も咀嚼も間に合っていません。節操が無いと言われるかもしれませんが、勢いのある風はさまざまなものを一緒に運んできます。「ご縁の風」は自然現象ほど何度もやって来ないかもしれません。

 

20110922 3かつて、師と仰ぐ方に「商売は蚊取り線香のようなもので、答えは渦の真ん中にあるのだが、最初は一番外側からグルグル回って真ん中に辿り着く。そのうち商売の肝が分かると、その距離がドンドン短くなって最後は真ん中のすぐ傍からスタートして、入れ食い状態になる」と教えられました。そこがゴールかどうかは私にはまだ分かりませんが、20数年かけて進む道が明確になり、職種・世代・性別を越えて瞬時に打ち解ける図々しさと、「森の出口」を嗅ぎ分ける嗅覚は身に付けました。

 

20110922 4今まで結実する事が無かった多くの出会いが、このための捨て石であり何一つ無駄ではなかったのだと感じています。もし【森のかけら】を作っていなかったとしたら、決してお会いする事もなかった人との出会い、これも【森のかけら】のお導きかもしれません。ならばもうそれは出会うべきして出会った宿命で、異なる業種でも異なる分野でもなかったという事。先方さんにすれば私だって異業種・異分野。材木屋の範疇に入らない変わり者と映っていることだと思います。もうそろそろその「言葉」とは訣別せねばなりません。さらば異業種・異分野」宣言。もうお互い異業種・異分野ではありません。すべてが「森への入口、森からの出口」に繋がる仲間です。さあ明日は、地元の高島屋さんで、愛媛の宅地建物取引業協会主催の「不動産フェア」での木工イベントです。




20110921 1この出雲大社が如何に規格外のスケールであったかという事を伝える「雲太、和ニ、京三」という言葉があります。雲太(うんた)=出雲大社が1番、和ニ(わに)=大和の東大寺が二番、京三(きょうさん)=京都の平安京大極殿が三番であると、出雲大社の壮大さを謳(うた)ったものですが、日本人の大好きな三大比較の原点でしょうか。リズミカルな語呂といい、長い時間掛けて話し言葉として語り継がれてきたものは、無駄や無理が無くスッと心に届いてきます。現代のキャッチコピーとしても何ら遜色なく使えるところが素晴らしい!

20110921 2私も新商品開発の際にはネーミングやキャッチコピーには頭を悩ませます。昔から映画のチラシを収集するのが趣味で、今では全部で数千枚もありますが、そのコピーや宣伝文句を読み返すのが大好きでした。子供の頃は映画の無い街で育ちましたので、わざわざお気に入りのチラシは通販で買っていたほど。なので、コピーとか宣伝文章を考えるのは大好きなのです。本当はそういう関係の道に進もうと思い描いていたのですが、夢散って今は『適材適所』で楽しんでいます。

 

20110921 3映画の世界では、昔の言い方ですがそういう宣伝文やキャッチコピーの事を、「人を惹きつける言葉(句)」の意味で「惹句(じゃっく」と呼んでいました。それを作る人を「惹句師(じゃっくし)」。今で言うコピーライターの事ですね。恐らく映画界だけの造語でしょうが、銀幕の暗闇の怪しげで魅力的な雰囲気の伝わる粋な言葉だと思います。映画の世界に関わらず、昔からある事象を端的な言葉に置き換える惹句師のような方がたくさんいたのでしょう。

 

20110921 4そしてまた、それを粋なものとして愛でる文化もあったのだと思います。作る人と、語り継ぐ人。長い時間かけて広い場所で多くの人の口伝でもまれたものは洗練され、本質が明確になります。もとの言葉が転化したり付け加えられたりして、語り言葉としてドンドン磨かれていくのでしょう。そういうモノって強いです。軸がぶれません。宗教や文化にしても数百年、数千年と長い時間と格闘して生き抜いたものは、別格です。それだけで人を説得させる力があります。

 

20110921 520年後とに遷宮を繰り返すのは、木造建築文化の継承と、繰り返される生命を若返らせる日本スタイルの「永遠性の訴求」だと仰っていました。常に若々しくあれという「常若(とこわか」の思想。う~ん、知れば知るほどに深い・・・。終の棲家を構成する木を売る仕事をしていながら、こいいう根本的な事を今まで学んでいなかった事を大いに反省するとともに、木造りに対する大いなる追い風を感じました。簡素にして精緻な日本美の極致、嗚呼言葉が幾つあっても足らないとはこの事か・・・。前回の出雲の合同例会の時と同様に長い長い出雲ネタになりましたが、さすがは神話の国・出雲、何回行っても見所がたくさんあって飽きません。ちょうど道後温泉の「おもてなしプロジェクト」で、地域の観光資源の事を考えていたところでしたので、大いに学ぶべき点があり勉強になりました。「雲太、和ニ、京三」の心意気を目指して!




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